実はこんなに快適! バスローブの着方教えます
洋画を観ていると、登場人物がシャワーを浴びた後にバスローブを羽織っているシーンをよく目にします。バスローブはもともと日本ではあまり馴染みがありませんでしたが、近年では高級ホテルに泊まれば必ず置いてあるといっても過言ではありません。
また、百貨店だけではなくユニクロや無印良品などでも販売され、日本人にとってもぐんと身近な存在になってきています。
しかし、「バスローブっていつどうやって着るの?」といった疑問を持つ方がまだまだ多いのも事実。そこで今回は、バスローブに関する2つの質問にお答えします。
【バスローブの疑問その1】着る前に体を拭くべき?

まず最初に悩むのが、シャワーを浴びた後やお風呂に入った後、濡れた体のままバスローブを着るのか、それとも体を拭いてから着るのかということ。
答えは「濡れた体にじかに羽織るのが正解」です。
バスローブはシルク素材のものもありますが、たいてい厚手のタオル地でできています。つまり、バスローブ自体がタオルの役割をするために作られたもので、タオルの代替品として使用してよいものなのです。

夏になると、シャワーで汗を流した後も暑くてまたすぐに汗をかいてしまいますよね。そんな時、バスローブを着ていれば、汗を吸収してくれるので心地よく体を乾かしてくれます。
また、冬には温まった体から熱を逃がさず、湯冷めを防ぐ役割をします。
ここでひとつ注意点を。足元はバスローブで覆えないため、拭かないまま着ると床が濡れて大変なことになります。足元だけはタオルやバスマットでしっかり拭いてくださいね。
【バスローブの疑問その2】リビングで着ていい? ガウンとの違いは?

次にバスローブを着たまま、リビングでテレビを見たり、ビールを飲んだりしてくつろいでもよいものなのか?という疑問。
先ほども申し上げた通り、バスローブはあくまで「バスタオルの代わり」なのです。というわけで答えは「風呂上がりからパジャマを着るまでの間だけ着るのが正解」です。
風呂上がりにバスローブをずっと着て過ごす人もいるようですが、そんな人はおそらくバスローブをガウンと勘違いしているのかもしれません。

浴室から出てバスローブを羽織り、体を乾かす。そして寝室で下着を履きパジャマを着て、ガウンを羽織る。その後、リビングに行ってくつろぐというのが本来のマナー。下着も身につけず、バスローブだけを羽織って、リビングでゆったりリラックスなんてことは本来あり得ないのです。
いかがでしたか?
風呂上がりにバスローブを着るのは少しハードルが高いと思っていた皆さんも、これで疑問が解けたはず。ぜひ快適なバスローブライフを送ってくださいね。
Photo:GettyImages
Text:Shinichi Shuto