2021年4月9日から11日の三日間にかけ、幕張メッセで開催されたオートモビルカウンシルへ行ってきた。その後編です。
まず訪れたのは、ガレージ伊太利屋。こちらでは以前、マセラティのイタリア本国限定車プリマティストを取材させていただきました。
今回もイタリア車祭りそのもので、1969年型のランチアフルビアザガートデイトナ、さらに隣には同じオレンジカラーのフルビアザガート1.35が鎮座。
どちらも1500万円のプライスタグが掲げられていました。
走行8000kmのアルファロメオRZも! こちらも年々価格高騰していますから、あの時に買っておけば……と数年後、思うことでしょう涙。
さて、会場内をざわつかせた車両がこちら。ホワイトハウス/DBが出展したDavid Brown Automotive MINI REMASTERED。つまり、みんな大好きなミニをフルオーダーできる、というプログラム。
価格は1400万円からで、内外装はじめ、エアコンやカーナビなどさまざまなパーツをお好みのようにオーダーができ、現代的な走りが可能になっている、といいます。果たして、ミニに1400万円。どんな方が買われるのか、おおいに気になります。ヴァンプラならほしいかも……。
ここオートモビルカウンシルは車両だけでなく、車にまつわるグッズコーナーも充実しているのです。この秋公開予定の007でボンドが着用したニットなどアパレルも。
さらに、車好き中年を魅了したのが書籍コーナー。希少な車両関連本を扱う三樹書房にて、『メルセデス・ベンツ 歴史に残るレーシング活動の軌跡 1884-1955』、『FAIRLADY Z STORY DATSUN SP/SR&Z』、『ポルシェ911 1965-1986 メンテナンス&リペア・マニュアル』の3冊を購入。
さらに、もうひとりの中年は、今年40周年を迎えた六本木のLE GARAGE(ル・ガラージュ)にて、これまた本国ドイツにあるポルシェミュージアムのスーベニア『タイプ64』のミニカーをゲット!
最後に訪れたのは、大阪に拠点を置くBECK JAPAN。かつてポルシェのレプリカで一世を風靡した550(正式名称ベックスパイダー)と356(同ベックスピードスター)が並べられていました。レプリカといって嘲笑うのは浅はか。なんとも緻密に再現されていて、歴史的価値のある車両を新車で味わえるのは希少。ポルシェ550は7000万円くらいしますから、それを800万円ほどで楽しめる世界を素直に喜びたい。
今回も大収穫祭のオートモビルカウンシルでした。さまざまな出会いがありましたので、また個別に取材で訪れたいと思います。
コロナ禍のなか、少しでも楽しい生活が送れるよう、車趣味をもつ、というのはいかがでしょうか?
動画もチェック!
Video:Yoshihide Shoshima
Video Edit::Airi Miharu
Text:Takashi Ogiyama