CAR Dr.ノリシゲの妄想ドライブ

トヨタのEV戦略、徐々に明らかに

説明しよう! 妄想ドライブとはヴェテラン モータージャーナリスト・ノリシゲセイイチが「このクルマにのったら、こんなことをしたい。こんなところに行きたい。この街道でぶっ飛ばしてチャンネーとこんなことがしたい!」と妄想の世界に遊ぶ気絶コラムである!

アライアンス各社が名を連ねるトヨタの新EV『bZ』シリーズ

今週の自動車業界のニュースは、第一四半期の結果発表と上海モーターショーでのワールドプレミアが中心。今後を占うには例の流行り病の状況から第2四半期を待つべきだと思いますが、自動車産業は政治とは裏腹に各社出展に余念がありません(関係者は皆一様にオシリをグリグリされていると仮定すれば同情します)。

さて、そんな大陸の見本市会場に目を凝らせば、やはり注目せざるを得ないのがトヨタの新EV戦略です。時系列を考えれば豊田社長が2021年のバレンタインデーに官邸に呼び出された(?)件とは無関係でしょうが、自動車メーカーとしてEVをやらざるを得ないのが実情。

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EVについてある開発関係者によれば、「エンジンなら原価30万円で造れるが、EVだとバッテリーを外部から70~80万円だして買ってこなきゃいけない。どうやって生き残れというのか!」でございます。ひょっとしてグローバルリセットって、自動車メーカーを沙汰するのが目的なんじゃないかと思ってしまいます。

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気を取り直してトヨタのプレスリリースに目を凝らせば(お題目は別として)、今回発表したコンセプトモデルのEV『TOYOTA bZ4X Concept』は2025年までにリリースするフツウのEV15車種のなかの1台ではなく、新EVシリーズ『TOYOTA bZ』(トヨタ ビーズィー)7車種のうちの1台だといいます(要するにプレミアムEVってことなんだと思います)。

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また、同プレスリリース内では同社の過去実績についても触れられていたので原文を記載すると……

・電動車販売累計は1700万台超(1997年~2021年2月末現在)
・CO2排出抑制効果は累計約1億4000万トン(1997年~2020年末現在)
・2020年電動車のグローバル販売実績は、約195万台(トヨタ販売全体の23%、約4台に1台が電動車)
・2010年~2019年の間で、約22%のCO2を削減(グローバル新車平均)
・乗用車・商用車合わせHV45車種・PHV4車種・EV4車種・FCV2車種の計55車種の電動車をラインアップ(2020年末現在)

 という感じになります。ココまで、「EV化に後れを取っている」なんて記事も目にしますが、トヨタから見れば「やはり既存メディアってそういう書き方になるのね。寂しいです」となります。

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トヨタのEV戦略、製品化については、少人数&短距離用に超小型EV(先行発売されたC+podなど)を。再エネを主体とする市場については今回発表した『TOYOTA bZ4X Concept』などbZシリーズを投入することをアナウンスしています。

パワーユニットの議論は別として、ミドルサイズのプレミアムEVとしてこの『TOYOTA bZ4X Concept』を査定すれば、皆さんの評価はいかがでしょうか?

1. スグにでも欲しい。辛抱タマらんです!
2. まったく愚息が反応しません。次の処方箋を!
3. GRでモデル化したら考えましょう!

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あくまでコンセプトカーなのでハンドルが飛行機風だとか、プレスラインも多少のギミック込みかなとも思いますが、個人的にはスグ売りましょう! と具申いたします。少し前にレクサスのEVコンセプトカー『LF-Z Electrified』が発表されましたが、あのデザインもいま売れば「さすがレクサス、カッコイイですね!」となりますが、1年先ならフツウのSUVになりかねません。

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ちなみにこのbZシリーズ、ダイハツ、スバル、スズキ、中国のBYD(比亜迪)がパートナー企業として名を連ね今後も開発が進められていくといいます。また、搭載するAWD技術はスバルとの共同開発なのだそうで、今回のプレスリリース内でも強調されていました。

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コンセプトモデルとはいえ、その完成度は市販直前(?)レベルだと感じます。今後の推移を見守りましょう!

Text:Seiichi Norishige

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