LIFESTYLE 愛と悲鳴の婚活道場

バツ3のシングルママは、コーナー初の「おばあちゃん」。壮絶人生を経て、それでもまた結婚したい理由。

ライフスタイルは十人十色。おひとりさまもおふたりさまも大いに結構ですが、結婚というゴールをめがけて不幸なひしめき合いをしている男女のなんと多いことか。

さて、今回の相談者は、婚活道場始まって以来の、最上位の恋愛の達人だ。川崎貴子をして「学ぶべきところが多い」と言わしめた彼女の恋愛遍歴と望む未来とは……?

恋愛・結婚に迷える諸君、刮目してごろうじろ!

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【川崎貴子】
2度の結婚を経験し、現在の夫は8歳年下のイケメンの元ダンサー。二女の母。乳がんの闘病経験も持つ。経営者、結婚コンサルタント、コラムニストとして多ジャンルで活躍中。

今回の相談者は、河村美和子さん(仮名・46歳)

美和子さんのスペックはこちら!
年齢:46歳
職業:美容関連の専門職
恋人:なし
交際人数:15人以上(数えきれない)
結婚暦:3回
結婚願望:「ご縁があれば」
顔:小悪魔系の美女、30代前半にしか見えない

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――今回の相談者は、19歳と9歳の娘がいるシングルマザーだ。美容関連の会社を経営し、母娘3人で生活している。

「今のままでも幸せですが、ご縁があれば結婚したいんです」と言うが、彼女に求婚する男性は多いという。でもその中に運命の夫はいない。どうしてそう思うのか、その原因を探っていく。

川崎:見るからに、「私、お呼びじゃないよね?」というモテモテの雰囲気。確固たる軸があり、その安定感におそらく多くの男性が求婚するでしょう。美和子さん、あなたはどうしてこの道場に来たの?

美和子:びっくり(笑)。そうなんですよ、私、結婚に困ったことはないんです。ハイスぺといわれる男性から「結婚してほしい」と言われ続け、結局、3回も結婚してしまいました。今日は、このイマイチな男運を何とかし、ご縁があれば結婚するのもアリかな……いや、結婚したいかもしれないな……と思い、川崎さんに分析していただこうかと思いました。

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川崎:3回も結婚できるというのは、逆にとてもすごいことよ。まず、最初の結婚からひもといていったほうがよさそうね。話してもいい範囲で教えてくれる? もちろん、言いたくないことは言わなくていいからね。

美和子:私、全然NG事項ないんですよ。なんでも話しますよ!

川崎:すごいわね。過去の自分を受け入れているのね。前からそうだったの?

美和子:はい。よく、驚かれるのですが、自分のことについて、隠しごとみたいなことは、若いころからしていませんね。言わなくてもいいことは言いませんが、あえて隠しはしません。先に言っておきますが、私、今、19歳と9歳の娘2人と暮らしていますが、最初の結婚でもう一人娘を産んでいて、この子は今22歳。さらには孫も1人いるんですよ。

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川崎:婚活道場始まって以来、初めて「祖母」という肩書を持つ人に出会ったわ。

美和子:といっても、ほとんど会っていないんです。孫は1歳です。最初の娘が2歳の時に離婚して、義母に「子供を置いて行ってください」と言われたんですよね。置いていかざるを得ない状況だったこともあり、義母も元夫も娘に愛情をかけて育てた。だから、お互いに「生き別れの母娘」というようなウェットな感情はないかも。

川崎:人間は、置かれた状況で、自分の道を歩いていく。そのことがわかっていたのね。

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美和子:そうなんですよ。ざっくりと私の結婚遍歴を話すと、20歳の時に結婚、22歳で出産し、23歳の時に離婚しました。この結婚の相手は、超有名企業に勤務する5歳年上のエリート。旧華族の血を引く人で、逗子・葉山に家を買ってもらい、私は専業主婦をしていたんです。海と寺と山しかなくて、めちゃくちゃ退屈でした。

川崎:なぜ、専業主婦になったの?

美和子:家族に対する強い憧れがあったからです。私の母というのが、母親業に向いていない人で、私が生まれると、私を親戚の家に預けて、どこかに行っていたんです。4歳の時に一緒に住んだのですが、母と住んでいる間の記憶がとぎれとぎれになっているほどの、激しい虐待を受けていました。

川崎:それは大変だったわね……。

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美和子:母の激しい性格に耐えかねて、父は別居していたのですが、見かねた父が私を引き取り、10歳から父と二人暮らしが始まりました。父は会社を経営しており忙しい。ほとんど構われなかったのですが、母の暴力から解放されたことが、うれしくてたまりませんでした。

川崎:なんとなく、予想ができるんだけど、その後はいわゆる昭和的な「不良の道」?

美和子:ハイ、ビンゴ! 川崎さんってやっぱりすごいですね! そうなんです。仲間同士の居心地の良さと連帯感ってあるじゃないですか。それに引っ張られて、中学校に入るころには、ガチンコの地元ヤンキーになってました。

まあ、いろいろあって、児童養護施設のようなところに中3まで1年間入ったのですが、ここがホントに地獄。毎晩、反省日記を欠かされて、男子と目が合ったら正座をさせられたりして、ホントに辛かった。

それで、母が面会に来た時に、土下座して「家に引き取ってください」とお願いしたら「いやよ」と断られた。父は借金地獄でクビが回らずに、面会にすら来られませんでした。だったら自分の力で生き、私が私を愛して、育てていかなければと思ったんです。

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川崎:自分が自分を受け入れて立つしかない。中学生でそんな状況に立っていたのね。ちなみに、こういうにっちもさっちもいかないという状況は、大人ですら耐えられないことが多いわ。誰かのせいにしたり、逃げたり、言い訳したり……。でも美和子さんは、それを15歳の若さで乗り越えてしまった。

美和子:私の人生が人よりも15年早く進んでいるのは、このせいかもしれませんね。その後は、勉強に打ち込み、いいとこの公立高校に進学。成績優秀だったから、大手企業に就職しました。そこで知り合ったのが最初の夫です。私の出自が釣り合わないと猛反発する親族を説得し、「家族になろう」と言ってくれたのです。

川崎:それだけあなたと一緒に生きていきたかったのかもしれない。でも、「いい所の出」「親が過干渉」「エリート」と言われる男性に多いのだけれど、自分の考える「幸せの型」にあなたをスポイルしたくてプロポーズした、というのもあるわね。

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美和子:そうなんです! もうその通り! 自然豊かな海辺の街での新婚生活ですよ。私は仕事をしたいのに、「専業主婦こそが女の幸せだよ」とか「我が子にはたっぷりの愛情を降り注がないと」などと言う。そして衣食住のアレコレを指図して、今でいうナチュラルでていねいな暮らしを押し付けてきた。私は化学調味料が鬼のように入った中華が好きなのにね。

あと元夫が「本物を与えないと」と高いおもちゃや食器を買ってきたんですけど、無意識の権威へのすり寄りみたいな感じがキモくて、2年我慢しましたが離婚しました。

川崎:離婚、大変だったでしょ。

美和子:はい。離婚したくないの一点張りでした。その結果、「ここにいたら、私の人生はこいつの“いい家族ごっこ”に付き合わされて終わる」と思い、娘を置いて離婚。無一文に近い状態で叩き出されたので、離婚してからは、寮がついている夜の仕事から始めました。

川崎:ああ、夜の仕事でも成功しそうね。今話していても、同性の私でも楽しいもの。

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美和子:よくお分かりで(笑)。一晩でン十万とか……まあ、ホントに稼ぎましたよ。チップもすごい額で、クルマやマンションを買ってあげたいというお客さんもいました。

川崎:叩き上げのお金持ちって、何も求めない人に何かを与えたくなるのよねぇ。そして、その人の「フォース」を見抜く。あなたは生きる力がとても強い。

美和子:それは自覚しています。1週間もしないうちに寮を出て、半年間と期間を区切って夜の仕事をしました。毎日働いて、今の仕事である、美容関連の専門学校の費用をつくった。そして、複数の資格を取得して、卒業しました。

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川崎:そして、再び結婚したんじゃないかしら。美和子さんの場合は、人生がちょっと落ち着くと、そこに男性がやってきて隣に座られてしまう。

美和子:そうなんです! なんでわかるんですか?

川崎:あなたは、何かを達成するまで周りが見えない。鬼気迫る努力を重ねたんだと思う。でも、達成した気が緩んだ瞬間を、ある種の男は見逃さないのよ。

美和子:おっしゃる通りです。24歳のときに、飲み友達だったエリート男子にプロポーズされた。元夫と真逆のタイプだったから結婚し、25歳で2人目の娘を出産。2番目の夫が「娘より俺をかまって」というタイプで嫌気がさし、27歳で離婚。このときは、DVもあったので、しっかり慰謝料をもらいました。そのお金で、自分のビジネスを立ち上げたのです。

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川崎:1歳の乳飲み子を抱えての離婚、大変じゃなかった?

美和子:当座の生活費があり、汎用性が高いスキルを身に付けていたので大丈夫でした。それに、生きていく自信があったからです。一緒にいても意味がない男と時間を過ごすなら、サッサと離婚した方がいい。私、未練という感情がもともとないんです。

川崎:そこがあなたの強さだわ。「未練がない」というのは、私の学びにもなったわ。相手にも自分にも素質がないと思ったら、サッサと切って未来に行く。

美和子:そうですよ。恋愛に復縁はないし、消えた愛情は元に戻らない。その人の本質って変わらないんですよ。

川崎:そう思い切るには、経験が必要なのよね。あなたはそれを15歳の時にしてしまった。本当に辛い経験だったと思う。でも、それが魅力と強さの源なのよ。

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美和子:あのときは、泣きましたね。この世に私一人しかいないんだ、という感覚は、何とも言えないものがあります。離婚してから立ち上げたビジネスが軌道に乗ってきたころに……

川崎:3回目の結婚。

美和子:ハイそうです! 阿吽の呼吸が合ってきましたね。

川崎:あなた、ホントにポジティブで気持ちのいい人ね。会話のテンポがいい! これは多くの男性があなたのことを好きになるはずだわ。

美和子:3回目の結婚は、33歳の時です。超大手広告代理店の社員で、結婚2年目、35歳の時にまた娘が生まれます。そしたら、義母が本格的に干渉してきたんです。

川崎:ほんとにエリートばっかりね。それに必ずやっかいな義母もいるという。

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美和子:まあ、家事の仕方がどうのこうのとかだったらいいんですけど、精神に食い込んできたんです。まず、娘の名前を「画数がいいから」と勝手につけようとした。出生届を私に断りもなく、夫と義母で出そうとしたんです。そして、家族旅行に行こうと計画を立てたら、方角が悪いからこっちにしなさいと言われました。

そして、私と2人の娘に、ある宗教に入信させようとしたり、スキを見ては娘たちにそこの教義を仕込んでいたりしたんですよ。さらに何かをしようとするといちいち、教祖にお伺いを立てようとする。そんなところに本気で嫌気がさして37歳のときに離婚しました。

川崎:それはかなりの介入ねえ。聞いてきた中でもトップクラスにハードな義実家だわ。

美和子:私は目の前の事だけに取り組んで生きていたい。人の人生にそこまで干渉したり、わかっていない未来を悪い方に想像して、自分で自分の可能性を潰していくのが考えられないんです。

川崎:わかるわ。でも、その男性と、なぜ結婚したの?

美和子:家庭への憧れです。3回目の夫は、穏やかな人なんですよ。彼とだったら、夫婦になって、「気が付けば25年経っていた」というような、しみじみとした親愛の関係が築けると思ったんです。この穏やかな夫婦関係に憧れるんです。理想はテレビ番組『笑点』に出ていた、落語家の桂歌丸師匠と奥さんとの関係。

川崎:すごい例が来たわね(笑)。確かに公共の電波で、恐妻ネタを披露していても、揺るぎない夫婦関係が感じられたわね。

美和子:それは時間をかけて育てていくことだとはわかっているんですけどね。家族が欲しいんです。だから、これから婚活しようかと思っているんです。

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川崎:ねえ、あなた家族が欲しいのよね。

美和子:はい。私の家族が欲しいんです。

川崎:いるじゃない。

美和子:は?

川崎:あなたの娘たちよ。お姉ちゃんはあと1年もすれば成人だし、お酒だって飲める。妹も現在9歳で、誰かに子育てを助けてもらう必要もない。彼女たちといい関係を築いているんだから、それでいいじゃない。

美和子:言われてみればそうですね。今、男が要らないくらい、毎日が楽しいです。家庭は幸福に満たされ、光り輝いています。

川崎:美和子さんが結婚するということは、その世界に男性が入ってきて、バランスが崩れるということでもあるのよ。

美和子:それはムリ! 受け入れがたい!

川崎:わかるわ。私もシンプルじゃない家族経営してきたからね。成長した娘と何かを楽しむって、すごく幸せなことよね。

美和子:わかります。そうか、今の幸せを享受しつつ、楽しんで生きて行けばいいのか。

川崎:そうよ。まあ、男友達と楽しく飲んで、家に入れない「外飲み」でいいのでは?子供が巣立って行ったら、夫婦になるかどうか考えるのもいいんじゃない? 

美和子:ホントにそうですね。自分ではそのことがわからなかった。家族って夫婦と子供で構成するものだと思っていたけれど、そうではなかった。

川崎:そうよ。それぞれの家族の形があり、幸せがあるの。だから問題ないわ! このまま、毎日を楽しんで!

 

記事へのコメントもドシドシよろしくお願いします。川崎先生が答えてくれるかも?

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Text:Aki Maekawa

Photo:Yuji Hirose

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【川崎貴子 プロフィール】
女性に特化した人材コンサルティング会社、リントス株式会社代表取締役。経営者歴23年。女性の裏と表を知り尽くし、人生相談にのりフォローしてきた女性は2万人以上。婚活結社「魔女のサバト」働く女性の為の婚活サイト「キャリ婚」主宰。「女のプロ」「黒魔女」の異名を取る。15歳と8歳の娘を持つワーキングマザーでもある。著書に、著書に、『結婚したい女子のための ハンティング・レッスン』(総合法令出版)、『愛は技術 何度失敗しても女は幸せになれる。』(KKベストセラーズ)『私たちが仕事を辞めてはいけない57の理由』(大和書房)『上司の頭はまる見え。』(サン マーク出版)『モテと非モテの境界線』(講談社)など。

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