FASHION 干場の「エロサバ」

【ロロ・ピアーナの最上級カシミヤ】このネイビースーツ、極上の光沢と手触りにメロメロ!

上質なネイビースーツに、こだわり抜いたアイテムを

緊急事態宣言が解除されてひと息ついたと思ったら、まん延防止等重点措置の実施。そして3度目の緊急事態宣言……。はああああ(深いため息)。しかも、東京ではゴールデンウィーク明けまでそれが続くとは、いつになったら自由に旅することができるのやら。

こうなったら、ほかの楽しみを見つけるしかありません。それが僕にとっては、こんな時期でもあえてドレスアップすること。今回は、ネイビースーツの究極となるスタイルを考えてみました!

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アイテム

スーツ/ブリッラ ペル イル グスト
シャツ/アルコディオ
ネクタイ/アルコディオ
ポケットチーフ/ムンガイ
時計/クエルボ・イ・ソブリノス
ベルト/ジョンロブ
ウォレットチェーン/エム・フラテッリ
ソックス/グレンクライド
靴/ジョージクレバリー

本格的な自粛生活に突入して、すでに1年以上が経過しました。僕も、コロナ禍でテレワークが増えたおかげで、スーツを着る機会がめっきり減ってしまい、最近、買ったものといえば、Tシャツやカジュアルなセットアップ、スニーカーといったものばかり。そのほとんどがルームウェアの延長のようなアイテムで、あらためて愕然としてしまいました。

とはいえ、こんな状況下でも、たまにはクライアントとの対面での打ち合わせや、そこの社長さんにお会いすることもあるわけでして……。そんなときはビシッと決めたいじゃないですか。ドレスアップする回数が減ったからこそ、仕事で外出する際にはスーツの着こなしを楽しむようにしています。

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ここ数年は、グレースーツを極めたいと思い、グレーばかり着ていましたが、今回は久しぶりにネイビースーツの登場となります。

こちらは昨年、僕のおしゃれの師匠のひとり、ビームスのディレクターを務める無藤和彦さんからすすめられてオーダーしたブリッラ ペル イル グストの一着。3ボタン段返りに2パッチポケットのジャケットに、1プリーツ入りのスラックスの組み合わせです。

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ネイビースーツの着こなしは、実は難しくて、一歩間違えるとリクルートスタイルのようになってしまうので注意が必要です。一見、白シャツにネイビーのソリッドタイを合わせたフツーのスタイルですが、よく見ると……さまざまなギミックをまぶしているんですよ。

スーツは、ロロ・ピアーナ社の「SPUN CASHMERA(スパンカシミア)」という、カシミヤの中でも最上級の原毛でしか生産できない生地を使ったもの。ネクタイもロロ・ピアーナ社のスーパー150’sのウール地でつくられています。このふたつは、近くで見ると圧倒的に光沢が違います。手触りも極上で、そこから匂い立つ色気がとにかくハンパありません(笑)。

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あと、シャツはタブカラーだし、ネクタイは大剣幅5.5センチのナロータイ。足元には、つま先までシャープにつながって見えるように、ジョージクレバリーのサイドゴアブーツを選びました。このブーツがまた、ラストのかたちがカッコいいんですよ。色合わせが王道のため、見た目の派手さはありませんが、ちょいちょいアイテム選びにひねりを加えています。

さらに、さらに! 小物使いにも工夫しているので、細部をじっくり見ているうちにボディブローのようにじんわり効いてくるのも特殊ワザといえるでしょう。そう、待ち構えているのは、エロスの沼(笑)。

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クエルボ・イ・ソブリノスの時計は、珍しいキューバ発祥のブランド。しかも約40年にわたって表舞台から姿を消していたのを復活させた、というロマンティックなストーリーが秘められています。ウォレットチェーンは普段は見えないものの、スラックスのポケットに手を入れたときにチラッ。なぜ、スーツなのにチェーンなの?となるわけです。

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若干、玄人好みの選択ではありますが、「究極のフツー」に見えるのがエロサバの肝。フツーなのにフツーじゃないというか……。女性でこの着こなしがわかる人がいたら、良質なものになれている証拠でしょう。控えめで、教養があって……僕の理想とする女性はまさにそんなタイプ(妄想)。僕の沼にハマってほしい、と思いながら、今日もせっせと着こなしテクニックに磨きをかけています(苦笑)。


今回のスタイルのキモは……。

●ベーシックなスーツだからこそ、素材選びで差をつける。
●色使いはスーツにネイビーを主役に、白と黒を加えるだけで十分。
●王道のスタイルに見せかけながら、アイテム選びにひとひねり。
●小物使いは、エロスの沼。獲物を誘き寄せるワナと心得よ。
●新しい生活様式は、無理せず、油断せず、続けることが大切。


Photo: Ikuo Kubota (OWL)
Styling&Model:Yoshimasa Hoshiba


 

最新刊となる7冊目は、いわゆる”ファッションの本”ではありません。性別問わず、誰しもが気になる人を惹きつける内面の魅力である色気の重要性。ファッション以前の人間的な、大事な部分について迫りました。色気があるとないとでは、仕事だけでなく、遊びや恋愛など、人生でのさまざまな局面が変わってきます。とはいえ、これと言った正解、とらえどころがないのが色気です。

 

異性を惹きつける性的な魅力が色気なのか? 髪型や体型、メイク、香り、ファッションなど外見をセクシーにすれば色気は出るのか? 肌の露出を高めボディタッチをすれば色気は出るのか? 逆に隠せば色気は出るのか? 雰囲気や仕草、目の表情、声に色気は宿るのか? はたまたダメ男やダメ女に色気はもたらされるのか? 上品な色気と下品な色気の違いとは? 男性が思う女性の色気とは? 女性が感じる男性の色気とは? 「色気力」とはいったい?

いろいろな経験をしてきたけど、まだまだ辿り着けない「色気力」。本書では、過去の失敗やコンプレックスを乗り越えながら学んだ「色気力」の正体に迫ります。巻末には、和文化総合プロデューサーであり、上品な佇まいからそこはかとなく「色気力」が溢れる美人エッセイストでもある森 荷葉さんとの対談「男と女の色気」もあります。お楽しみに!

あなたの基本を作り、周囲の人を心地良くさせるコツを紹介します。急速に変化する対人関係の在り方のヒントが満載の一冊です。ありがたいことに発売前から全国からたくさんの問い合わせをいただいております。ぜひ読んでいただけると幸いです。

「色気力」
(集英社文庫)

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【エロサバ】-Hoshipedia

「エロサバ」とは、エロいコンサバの略で、干場の哲学により生まれた造語。シンプルでベーシック、コンサバティブな洋服を着ているのに、なぜかエロく見えるスタイルのこと。例えば喪服の女性。成熟した大人の女性が喪服を着ていて、メイクもナチュラルで抑制しているのに、不思議と色っぽく見えるスタイル。例えば、普通の白いシャツを着ているのにも関わらず、胸元のボタンの開け方や袖口のまくり方でSEXYに見えるスタイル。粗悪な素材でデザインが変わっているシャツでは駄目。上質な素材でベーシックなシャツだからこそ、崩して着こなしても上品さが保てるのです。男性で例えるなら、仕立てられたグレーの無地のスーツを着て、上質な白シャツに黒の無地のネクタイのような極めてコンサバティブなスタイルをしているのに、内側から大人の色気が香るスタイルのこと。



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