ロック福田の腕時計魂!で、日々「時計沼」に引きずり込まれている、マルちゃんこと丸山です。2021年こそ、本格機械式腕時計が欲しいなぁと意気込んでいます!
Instagramで現在2.8万件近い投稿がある「#腕時計魂」で皆さまの愛用時計を拝見しながら、「こんな時計もいいなぁ、あんな時計もいいなぁ……」とヨダレが出そうになる日々。
世の中には素敵な時計がありすぎて、まだまだ運命の一本にたどり着くのには時間がかかりそうです(汗)。
今回も頼れるプロが助っ人に!
やっぱりプロからの頼れるアドバイスが欲しいなあ! ということで、腕時計魂!大阪編の取材でもおなじみ、正規輸入時計専門店[oomiya:オオミヤ]『@oomiya_pr』さんにまたご連絡しちゃいました!
今回はまさに昨年福田さんと取材してきたあの心斎橋店のスタッフさんがご協力してくださるとのこと!
本当はまた現地におじゃましたかったのですが、昨今のコロナの状況を鑑みて、リモート取材となりました。ですが、リモートでもバッチリ楽しくレポートしますので、最後までお付き合いくださいね!!
oomiya 心斎橋店はこんなお店
大阪ミナミのラグジュアリーブランド街、心斎橋の御堂筋から西に1本入った南船場エリアに位置し、大阪メトロ御堂筋線「心斎橋駅」の北改札3番出口より徒歩5分と、とってもアクセスが良いんです。
丸山も取材に伺ったことがあるお店なので、なんだかより親近感が。
「#腕時計魂」でもおなじみ、しょ~ごさんがインタビューにでてくれたあの回に登場するお店ですよ!
正規取り扱いのブランドは「A.ランゲ&ゾーネ」「ロジェ・デュブイ」「IWC」、それから「H.モーザー」「パネライ」「ジャガー・ルクルト」「タグ・ホイヤー」「エドックス」「クストス」「ベル&ロス」などもあります。
oomiya内では心斎橋店でしか取扱いがないブランドも多く、平常時であれば近県からこちらをめがけて大阪にいらっしゃるお客様もとても多いそうです。(はやくコロナがあけて欲しいですよね。)ご覧の通り、奥行きがとっても広くてゆったり!
今回時計について教えて下さるのはこちらの3名のスタッフの方々です。
左から 田井さん、西脇さん、長野さん
前回に引き続き丸山に一本選んでいただくのはもちろんですが、せっかくならご自身のお仕事のパートナーでもある愛用の腕時計についてもどんな視点で選んだか教えてくださいってお願いしちゃいました。時計愛溢れるコメントが満載です。
お待ちかね、プロの時計見せてください!
最初に登場してくださったのは、田井さん。入社してもう4年目の中堅的ポジションのはずなのですが、インタビューをしていると後ろから、ツッコミが入る入る(笑)
スタッフみんなに愛されるムードメーカー的な存在だなぁというのが、画面越しにも伝わってきました。
まずは、愛用時計を拝見しましょうか。
パネライ ルミノール サブマーシブル 1950 3デイズ オートマティック PAM00684
丸山:この時計を選ばれた理由を教えてください。
田井:クッションケースや、リューズガードなどが特徴的で、パネライだというのが、ひと目で見てわかるデザインが気に入っています。
またこのモデルのようにゴールドのケースを使用している品番というのはパネライの中では結構少ないので、特別感を感じられる時計なのかなっていうのは着けていて実感がありますね。パネライは44㎜が定番サイズなのですが、このサブマーシブルはひとまわり小ぶりな42㎜のケースが使いやすく、パネライの特徴でもあるベルトの付け替えが簡単にできるところも気に入っているポイントです。
丸山:パネライはベルトが豊富で付け替える楽しみがありますよね。周りからの評判はいかがですか。
田井:このモデルの存在を知らないお客様がいらっしゃると、私の時計を見て「それはどこのブランド?」というのをよく聞かれます。実はそこからサブマーシブルの魅力をお話してご購入に至っているケースがいくつかありまして、すごく嬉しいなと。でも、スタッフ内では時計負けしているって言われているんですよ(笑)
丸山:またまた(笑)。男性にとって時計は数少ない身に付けることのできるアクセサリーですし、やはり特別なものがありますよね。いい時計をしているとその時計に見合う仕事をしなければ!と思うと私の知人もよく言っています。
ところで、田井さんはoomiyaさんに今入社されてどのくらいになるのですか?
田井:2017年からなので4年になります。
丸山:最近はどんな感じですか?もう田井さんの顔なじみのお客様もたくさんいらっしゃるんじゃないかなと思いますけど。
田井:私は前職では携帯ショップで働いていて、業界も社風も全然違うところからきたので、入社時はドキドキすることも多かったです。最近はお顔なじみのお客様もたくさん増えてきた中で、もっとoomiyaのファンを増やしたいと考えるようになったので、視点の切り替えができるようになったかなと思いますね。
丸山:ちなみに「あ、ちょっと慣れてきたかも」と感じだしたのってどのくらいのタイミングでしたか??
田井:1年でようやく全体の流れがわかって……2~3年ぐらいですかねぇ。
(後ろからまだ、慣れてないんじゃないの! というツッコミが入って大笑い)
丸山:田井さんがお店のことで自慢に思っている所を教えていただけますか。
田井:あの~上司はそれぞれとても素晴らしい方が揃ってまして。あ、ヨイショはこのぐらいでいいかな(笑)。常にお客様を最優先に出迎える姿勢が僕は魅力だと思っています。おひとりおひとりをしっかりとおもてなししたいですから。
丸山:一番大切なことですよね。田井さんが次に欲しいなと思っている時計を教えていただけますか。
田井:「ロジェ・デュブイ」の『エクスカリバー ウラカン』です。ランボルギーニ社とのコラボレーションで設計されたデザインはウラカンの特徴的なパーツを要所に取り入れていて、とにかくかっこいい。機械も自社製造で、そういった点でもこだわりが感じられます。
ロジェ・デュブイ エクスカリバー ウラカン
ロジェ・デュブイは1995年に創立した割と新しいブランドで、生産方法が限られている為、年間2000本ぐらいしか作られません。アバンギャルドでかなり独特なデザインが好きな人にはたまらないですね。
丸山:いい意味で派手な時計ですよね。では私にも一本腕時計を見立てていただけないでしょうか。
田井:「H.モーザー」の『ベンチャー・コンセプト ベンタブラック』をおすすめしたいですね。2針のモデルがお似合いだと思います。
H.モーザー ベンチャー・コンセプト ベンタブラック
丸山:なぜこのモデルをおすすめしてくださったんですか。
田井:丸山さんご自身の魅力を邪魔しない、無垢なモデルが良いなと思って選びました。ミニマルで針も2本、このシンプルで力強いデザインはきっとお似合いになるはずです。メンズファッションをご専門にされているということもあって、メンズライクなサイズ感の39mmで、かつ女性の手元にも違和感のないスリムな厚みのこの時計がいいと思います。
丸山:私、H.モーザーは大好きなブランドのひとつです。私の職業のことまで考えていただいてとても嬉しいですね。
2人目のプロはアクティブだけど、とっても癒し系の西脇さん
わぁ、綺麗な方♥ 丸山の目も思わずハートになりました。しかもお綺麗なだけでなくて、サンディエゴとシアトルに留学経験あり、ウエディングプランナーや、銀行で秘書のお仕事をされていたんですよ。完璧ですね! もちろん、あとで好みの男性のタイプをお聞きしたいと思います。
丸山:ご愛用の腕時計は「ジャガー・ルクルト」の『ランデヴー・ナイト&デイ・ミディアム』なんですね。華やかでとっても綺麗なこの時計は西脇さんにピッタリ!!
西脇:ありがとうございます。ジャガー・ルクルトと言えばやはりレベルソと思われる方が多いと思うので、私はあえてランデヴーを選びたいなと思いまして。
丸山:このモデルはダイヤモンドがすごく綺麗で見る度にうっとりしますね。
ジャガー・ルクルト ランデヴー・ナイト&デイ・ミディアム
西脇:腕元やネイルが華やかになるとそれだけでテンションが上がります。日に焼けた肌とも、上品なピンクゴールドは肌馴染みがよくて、とても気に入っています。あっ、焼けてるのは海釣りじゃないですよ!(笑)
丸山:そんなわきゃない(笑)。周りからの評判はいかがですか?
西脇:そうですね、やはりジャガー・ルクルトはレベルソのイメージが強いので、こんなにダイヤが入っているモデルもあるんだと驚かれることも多いです。最近購入したばかりなので、革ベルトも徐々に増やしていきたいなと思っています。
丸山:oomiyaさんにいらしてからは長いんですか?
西脇:よく言われますが、実はまだ半年です。ウエディングプランナーという全くの異業種から昨年の9月に転職して入社しました。腕時計の販売は目の前にあるものを販売する仕事、ウエディングプランナーは形の無い物を一緒に形づくっていくといった違いはありますが、どちらもお客様のご希望を引きだして最良の形にする点では一緒かなと思っています。
丸山:たしかに、共通していますね。このお仕事がいいなと思った決め手は何かありましたか。
西脇:前職の仕事でも実感していたのですが、人生の節目節目はとても大切なものなのだと感じます。お子様が生まれた時や、ご昇進等のタイミングで腕時計を購入されるお客様も多いというお話を聞いて、私もそういった大切なお買いもののお手伝いができればと思ったのがきっかけです。
先日も産休あけで、職場復帰するタイミングでIWCの腕時計を購入された方がいらっしゃいました。ダ・ヴィンチを選ばれたんですけど、すごくかっこいいチョイスだなと。
丸山:ちなみに次に西脇さんが欲しいモデルはもう決まっているんですか。
西脇:まだ、いつになるかわからないんですが、「A.ランゲ&ゾーネ」の『リトル・ランゲ1』のムーンフェイズがついたタイプのものです。昔はみんなと同じものを持っていると安心感がありましたけれど、年を重ねるとやっぱり人とは被らないというか「それなぁに?」と興味を持ってもらえるようなものを着けたいと思うようになりました。
A.ランゲ&ゾーネ リトル・ランゲ1・ムーンフェイズ
丸山:わぁー、こんな時計をつけている女性シビれるなぁ。そうだ、西脇さんの好きな男性のタイプを教えてもらってもいいですか?
西脇:芸能人で言うと、長瀬智也さんとか竹野内豊さんとかが好きですね。男らしい雰囲気のお顔が好きです。
丸山:西脇さんとは男性の趣味が合いそうです♥(笑)
心斎橋店に入った印象はどうですか?
西脇:今まではほぼ女性ばかりの職場だったので、男性がこんなに身近で働いているというのがすごく不思議な感じです。皆さん本当に気遣い上手な方ばかりで、見習いたいなと思います。みんながなんでもないことで笑い合える楽しい職場なんですよ。
丸山:和気藹々の様子が伝わってきます! では最後に、私にもオススメの一本を選んでいただけますでしょうか。
西脇:ロジェ・デュブイの『ベルベット』というモデルです。ブリリアントカットダイヤを贅沢に使っていて輝きがすごく綺麗なんです。華やかな丸山さんにとてもお似合いになるんじゃないかなと思って選びました。
ロジェ・デュブイ ベルベット シークレット ハート
丸山:最近私はちょっとこう控えめにというかコンサバにしがちなのですが、やっぱりこういうキラキラしたものを見るとときめくなぁと改めて実感しますね!
西脇:ぜひ着けて色々なところにお出かけしてみてください。きっと気分が上がりますよ!
3人目のプロは服飾業界出身の長野さん。
柔らかい物腰に、きめ細やかな心配りがホッとするお人柄です。
丸山:ラウンドカラーのシャツ、可愛いですね。
長野:ありがとうございます。前職がスーツのパターンオーダーだったこともあって、とにかく洋服が好きなんですよね。
丸山:そうだったんですか! 手元だけでなく全身のコーディネートが分かる方が時計の業界に来ると、時計をうまくコーディネートの引き締めとして使えるような気がしますが、お客様にアドバイスする時っていかがですか?
長野:この職場にきて5か月とまだ色々と研究しているところなのですが、クローゼットにはどんなお洋服が多いですか、どういったイメージで腕時計をつけたいですか、といった切り口からの提案をすることも多いかなと思います。
丸山:なるほどなるほど! ご自身の腕時計もそのように選ばれたんですか。
タグ・ホイヤー カレラ キャリバー ホイヤー02 スポーツクロノグラフ
長野:はい、オンでもオフでも使える時計がいいなと思って選びました。クロノグラフは男らしいイメージがあるのもポイントでした。何よりこのブルーが本当に綺麗で一目惚れですね。
丸山:スポーツクロノグラフってそのエレガントさとスポーティーさのバランスがすごくいいですよね。
長野:見た目はスポーティーですが、色使いや、仕上げ方はすごくエレガントなのでそこに特に惹かれますね。
丸山:お客様からも結構ご自身が身につけていると腕時計について質問されたりしますか。
長野:はい、実際につけていてどうかという感想を聞かれることも多いですね。そういった時は自分の体験をもとに正直にお伝えすることにしています。
丸山:今、お客様の間で最近特にこれが来ているなぁというブランドはありますか。
長野:まんべんなくどのブランドも人気があるのですが、例えば「ジャガー・ルクルト」であれば『レベルソ』、「パネライ」であれば『ルミノール』ですとか。一目でわかるようなそのブランドを代表するモデルがやはり人気がありますね。
丸山:なるほど! 興味深いですね。今までお仕事をする中で、課題に感じていることはありますか。
長野:私共は20以上のブランドを取り扱っており、店頭には600〜700本の時計があります。そんな中で、何も気に入ったものを見つけられたご様子がなくお帰りになられるお客様がいらっしゃると、自分の知識不足や、ご案内不足だったかなと申し訳なく思います。そんな時はもっと頑張らなくちゃと気を引き締めるようにしています。お客様の方が時計に詳しい事もあったりするので……。
丸山:すごい量が店頭にあるんですね! 入社して一番嬉しかったことはなんですか。
長野:やはりこの仕事について初めて時計が売れた時ですね。それから、まだ欲しい時計やブランドが決まっていないお客様に、自分の知識をフル動員して色々ご案内する中でご満足頂けて、この時計にしてよかったですと言っていただけた時は、本当に嬉しかったですね。
丸山:いきいきと働いていらっしゃるのがわかりますね。長野さんが次に欲しい時計についても教えてください。
H.モーザー ストリームライナー・センターセコンド
長野:H.モーザーの昨年発売になったグリーン文字盤のストリームライナーですね。他のブランドにはない、このグリーンに惹かれました。文字盤の美しさもさることながら、滑らかな作りのベルトもかっこいいなと思いました。H.モーザーは、知名度が上がってきているのをすごく感じますね。H.モーザーを、とブランドを指名してご来店される方も増えてきました。限定品が多いので、人気のモデルはすぐ店頭からなくなってしまいます。
丸山:ブランドコンセプトが「VERY RARE」ですものね(笑)。何か私にも一本腕時計をお勧めしていただけますか。
長野:丸山さんにはぜひジャガー・ルクルトの『レベルソ・ワン・デュエット・ムーン』をおすすめしたいですね。
ジャガー・ルクルト レベルソ・ワン・デュエット・ムーン
文字盤を裏側にひっくり返すとグリッターが入ったミッドナイトブルーで、ケースの上下にダイヤが入っているのがポイントです。
丸山:実は結構前から良いなぁと思っているモデルでした! 長野さんからみてこの時計はどんな時計ですか?
長野:時計好きな方から見ても間違いがない時計ですよね。他の時計にはないこの特殊な反転機構は皆さんに共感していただける部分だと思います。
シックな表面はお仕事でキリッとさせたいシーンで楽しんでいただいて、ファッション業界にいらっしゃると夜イベントに出かけたりすることも多いかと思うので、そういった華やかなシーンではクルッとひっくり返していただくと良いかなと。こうして一本で二通り楽しんで頂けるのは丸山さんのお仕事にぴったりだと思いますよ。
丸山:素敵なオススメをありがとうございます。では最後にみなさんからお客様にひとことずついただいてもいいですか。
田井:今年の新作発表についてもご興味のある方が多いと思います。ご来店いただければ新作情報をお話しできますので、ぜひお越しください。
西脇:心斎橋店のinstagram[@oomiya_osaka]を担当しているのですが、機械式時計の良さや、時計の楽しさ、深さを知っていただければなと思っていろいろ試行錯誤しながらほぼ毎日投稿しています! ぜひのぞきにきて、いいね!をしていただければ励みになるので、嬉しいです。
長野:最近は新しいスタッフが増えてきているので、心斎橋店にお越しになったことがある方もまた新鮮な雰囲気を味わっていただけると思います。ぜひご挨拶させていただきたいと思っておりますのでどうぞよろしくお願いいたします。感染予防策もしっかりとしており、心置きなく腕時計選びに集中していただける空間づくりを心掛けています。ぜひ安心してご来店ください。
丸山:みなさんありがとうございました。
丸山尚弓(まるやま なおみ)
もっと日本に素敵な男性が増えたらいいな♥との願いからメンズファッションライターとして活動中。
ロック福田の腕時計魂!では、取材する度にどんどん欲しい腕時計が増えて困っています(嬉しい悲鳴)。
取材の様子や、楽しいオフショットをたくさん載せています。
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【提供元】
oomiya
oomiya 心斎橋店
〒542-0081
大阪市中央区南船場4-7-6
06-6251-0077
営業時間 11:00 ~ 19:30
定休日 水曜日
大阪メトロ御堂筋線「心斎橋駅」北改札 3番出口より徒歩5分
ちょっと耳より、3人の心斎橋店近くのオススメなお店♪
田井さん
「一夢庵」というカレー屋さんが僕のオススメです。当店のスタッフにも大人気で、味は1種類なんですが、トッピングでいろいろな楽しみ方ができます。心斎橋店の目と鼻の先ですのでお越しの際はぜひ!
西脇さん
「マチルダ」というお花屋さんをご紹介します。とにかくお店の方のセンスが素晴らしいです! 私もプライベートでちょっとしたブーケをリクエストした事があるのですが、毎回想像以上に素敵に仕上げてくださって感動します。
長野さん
「Wad(ワド)」というカフェで、日本茶を点ててくれるお店。夏場はかき氷も有名です。店内に器の展示があるのも素敵です。心斎橋店から歩いて5分ぐらいのところにあります。飲み物食べ物が美味しいだけじゃなくて、器や空間も楽しめますよ。