FASHION 大人のためのポロシャツ塾

エルメスのヴィンテージを掘れ! 長年苦手だった長袖ポロが ある日良く思えた話

ビッグシルエットの復活で 思わぬ方向へ舵が切られました

さて、こじラグ204回目も「エルメス」。自分にとってエポックメイキングだった、長袖ポロシャツです。

まず、長袖ポロって ダサいイメージありませんか? 僕にはありました。オジさん臭いし、着てるのって 襟が必要だからってなゴルファーが 半袖ポロじゃ肌寒いって日に着てるくらい。

とにかく避けていたアイテムだったんです。

ところが、ビッグシルエットが復活してきたあたりか…。大きめの長袖ポロを全部ボタンを留めて着るのって もしかしてアリ? ってな変化が起きました。

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90年代初頭にアメリカ東海岸のヒップホッパー、とくにネイティブ・タン(Native Tongues)周辺の人たちが やたらデカいポロシャツやラガーシャツを着てたのを真似て ラルフ ローレンのビッグポロを着てた日々が懐かしくなったのか…、引っ張り出してみたり。

 

 

ア・トライブ・コールド・クエスト(A Tribe Called Quest)の動画なんか 掘ってみると、『Jazz (We've Got) Buggin' Out』のPVでは Q-Tipがダウンの下に着てんの おそらく長袖ポロだなとか、残念ながら亡くなってしまったファイフがデカい長袖ポロシャツ着てんの、なかなかイイじゃんとか。

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©Gettyimages

ときが流れて、着こなし方はだいぶ変化してるけど、やっぱりポロのラガーシャツとか着ちゃうよねって思ったりとか。

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©Gettyimages

だいぶ前置き長くなりましたが、長袖ポロという存在が なんだか気になり、面白くなってきて大きくアリの方に傾きました。

とは言え、あの当時のまま掘り起こすのは違うし、ボーダーのラガーシャツって気分でもない。

自分も充分オジさんだから、上質でシックな一枚を探してみようと動き出すわけです。

しかし、現行では なかなかイケてるのは見つからない。ジョンスメにはあったけど イマイチ面白みに欠ける。いろいろなルートを辿っていくと、好きだと想いは伝わるのか? エルメスのヴィンテージ、しかもデッドストックで見つかったりするんです。

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人気のないアイテムだから 手付かずで残っていたんでしょうね(笑)。しかも、昔のエルメスのLって かなり大きめで、動かなそうなアイテムだったから かなりお手頃。

僕にとっては まさに探し求めていたアイテムだったので、即清水ダイブ。安かったんだけど、一応通例なので。

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素材は さすがのエルメス、しかも それなりに前のものなので、かなり贅沢に作られてる。よく見ないと分かりませんが、織りでストライプ柄になってたりします。

色は あまり着ない黒なんですが、これまた織りの関係か? 深いネイビーに見えてイイ感じ。歳を重ねたオジさんが、あの当時の空気感だけ取り入れて、上質なものにアップデートしてシックに着てる雰囲気になります。

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あと、細かいところなんですが、袖がリブになっていないので 上に重ねても 下に着ても まったくもたつかない! 時計やブレスレットに干渉することもなくて快適です。

春先はシャツ1枚で過ごすことが多かったんですが、これに出逢ってからはバリエーションが増えました。一番上まできっちりボタンを閉めて着るか、開けるときはネックのつまった白いTシャツをのぞかせてます。

こんな背景について説明できる機会もないし、したところで……。ただのゴルフ帰りのオジさんくらいにしか見えないだろうから、立ち飲み屋なんかでも女子ウケはしないんだろうな。ぷはっ。

Photo:Shimpei Suzuki(ITEM)
Edit:Ryutaro Yanaka



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