定番人気スニーカーが進化して登場!
このスニーカーが初めて登場したのは2019年8月。「WH(ダブルエイチ)」のレザーシューズを愛用するファンから、同じようにラグジュアリーな雰囲気で、大人にふさわしいスニーカーをつくって欲しい、という声が多く寄せられるようになったのがきっかけでした。

サイドのラインは、WHを手がける坪内(浩)さんの「H」と干場の「H」を重ねたデザイン。アッパーには現代的なネオプレーンと柔らかなフレンチキップ素材(キップとは、生後6ヵ月〜2年未満の子牛と成牛の中間にあたる牛の革。フランス産は、牛革では最高峰とされる)を使い、つま先にはスエード、サイドにはラバーコーティングを施すなど、異素材を組み合わせて 表情豊かに仕上げています。

以来、定番としてご好評いただいておりますが、僕がこだわっているのは、同じように見えてもシーズンごとに改良を重ねていくこと。これはこのスニーカーに限ったことではありませんが、リリース後にも周りの意見に耳を傾け、もっと良くするにはどうしたらいいのかを考えます。それが、長く愛される秘訣だと思うんですよね。

今回のWHの公式サイトとMINIMAL WORDROBEの2店舗限定モデルでは、アッパーのフレンチキップレザーを防水レザーに変更し、機能面がさらに充実。
ソールの底辺部分は、通常のブラックに加えてホワイトとレッドが登場しました。また、レディースサイズの追加もニュースです。

ビブラム製の超軽量ソールは、WHのレザーシューズ同様に厚みがあり、さらにインソールとの相乗効果でスタイルアップが狙えるもの(ヒール部分は約4センチの厚さで、脚長効果も!)。

ジャケットやトラベルスタイルにも似合いますが、僕自身はここ1年、コロナ禍のなかで かなりのヘビーローテーションで履いていました。
ご近所へのちょっとの外出なら、ほとんど家着のまま、足下はこのスニーカーで、というのがお約束です(苦笑)。

暑い時期なら短パンに、いまの時期だとブラックやグレーのジャージーといったスポーティな格好に合わせることが多いのですが、そんなスタイルにはレッドソールがいいアクセントになってくれると思いますよ。

各3万8000円(税抜)/WH(オリエンタルシューズ)
【問い合わせ】
オリエンタルシューズ
03-6804-3280
WH HIROSHI TSUBOUCHI
Photo:Ikuo Kubota(OWL)
Text:Toshiaki Ishii