ジジ・ハディッド、デミ・ムーアらが登場!
FENDI(フェンディ)のウィメンズに、アーティスティック・ディレクターとしてキム・ジョーンズが就任した、というニュースが飛び込んできたのが2020年9月のこと。それから4ヵ月を経て、彼がはじめて手掛けるコレクションとなる、フェンディ2021春夏オートクチュールが開催されました。
パリのオートクチュール期間中に撮影されたショーの会場は、なんとパリの旧証券取引所。キム・ジョーンズといえば、メンズファッション界を牽引するデザイナーでもあります。これまでルイ・ヴィトンやディオールのメンズコレクションを数々手掛けてきましたが、ウィメンズに加入したのは今回のフェンディが初とあって、今まで以上の注目が集まりました。
コレクションのテーマとなったのは、ヴァージニア・ウルフの小説『オーランドー』。この作品が発表されたのがフェンディ創立の3年後ということもあり、キムがインスパイアを受けたようです。
『オーランドー』は主人公が男性から女性に変わるという場面があり、今回のコレクションでも男性モデルが起用されています。そんなところからもキムの解釈がうかがえますね!
もうひとつのテーマは、創業家一族が代々受け継いできたフェンディそのものを象徴しているともいえる「家族」。3代目シルヴィア・フェンディの娘、デルフィナ・デレトレズ・フェンディとレオネッタ・ルチアーノ・フェンディをモデルに起用し、話題となりました。他にもケイト・モスと娘、クリスティー・ターリントンと甥、アジョワ・アボアーと妹を一緒に起用し、「家族」を感じさせるコレクションに。
さらにはファーストルックにデミ・ムーア、ラストルックにナオミ・キャンベルが登場し、とても豪華なお披露目となったオートクチュール。そんなそうそうたるモデルの中に、なんと日本人モデルも起用されていたんです!
樋口可弥子さんは、神奈川県出身の22歳。182cmという長身で、都内のスターバックスでスカウトされて単身スペインへ渡り、ロンドンで行われたバーバリーの2021春夏コレクションのファーストルックに選ばれた、日本が誇る期待の新人です! 同じ日本人として、日本の女性が世界で活躍しているのはとてもうれしいですね。
それでは次回のセレブ美女もお楽しみに!
Text:celebrity watchers☆NA-1