ハンバーガーメニューボタン
FORZA STYLE - 粋なダンナのLuxuaryWebMagazine
LIFESTYLE 愛と悲鳴の婚活道場

【婚活道場】父の顔を知らない……激モテ美女が結婚できない「長女の呪い」

無料会員をしていただくと、
記事をクリップできます

新規会員登録

20年以上の経営者人生で、多くの女性を“解放”してきた、川崎先生。「どこからの“解放”かは、個人差があるけれど、依存、自己犠牲、自己卑下、献身……まあ、元をたどれば“親”かな」と語る。

そう、女性は親からの支配を受けているケースが多いのだ。特に、長女はその傾向が強いという。

今回登場するのは、その典型的な女性。彼女は、男尊女卑で知られる九州地方からコロナ禍を機に上京。「10年前から、川崎先生から警策をいただきたいと夢見ていました」と、婚活道場の門を叩いた。

Yahoo! 配信用パラグラフ分割

【川崎貴子】
2度の結婚を経験し、現在の夫は8歳年下のイケメンの元ダンサー。二女の母。乳がんの闘病経験も持つ。経営者、結婚コンサルタント、コラムニストとして多ジャンルで活躍中。

今回の相談者は、川原裕美さん(仮名・36歳)

地元・九州の県立高校を卒業後、地元運送会社に勤務し17年目に、退職。家族には何も告げずに上京。現在は都心のシェアハウスに住み、IT関連会社の事務方の正社員として勤務している。

裕美さんのプロフィールはこちら!
年齢:36歳
職業:IT関連会社勤務(事務職)
恋人:なし
交際人数:2人
結婚暦:なし
結婚願望:よくわからない
顔:色白でほっそりしている清楚な美女

Yahoo! 配信用パラグラフ分割

今回の相談者・裕美さんは、昨年、35歳で上京するまで、ほぼ生まれ育った県から出たことがないという。なぜ、35歳にして上京したのか。

裕美:今日はホントに感激で。私なんかが川崎さんに会えるというのが、ホントに夢みたいで。これは、お菓子です。お嬢様と召し上がっていただきたくて、お持ちしました。

川崎:これ、1時間以上並ぶ人気のお菓子じゃない! 気を使わなくていいのに!

裕美:でも、申し訳なくて。ホントに今日は、私のことを存分に叱ってください。

川崎:ねえ、そんなにへりくだらないで。それに、私は、叱ったことなどないわよ(ちょっと嘘)。人間、どんなことも自分で気付いて、行動しないと変わらないの。

あなたは、35歳でコロナ禍の中、住み慣れた九州から上京した。ホントにチャレンジャーだと思うし、なかなかできないことなのよ。

Yahoo! 配信用パラグラフ分割

裕美:ありがとうございます。自然に涙が……そんなことを言われたことがなかったので。

川崎:あなた、抱えているものが重そうね。もしかして、お母さんとの間に、何かあった?

裕美:………(驚きの余り絶句し、その後、涙が止まらない)。

川崎:性格の合わない母親との終わりなき戦いからは、逃げるしかない。あなたはよく逃げた。立派よ。

裕美:はい……ずっと母を捨てたんじゃないかと思っていましたが、今、すごく救われました。

Yahoo! 配信用パラグラフ分割

川崎:よかったら、話してくれるかな? 辛かったら話すのをやめていいからね。

裕美:ありがとうございます。母は教師の家庭で厳しく育てられた人で、私にもしつけなどがとても厳しかったんです。生活に独自のルールと規律があり、私の父は私が3歳の時に、別の女性と駆け落ちし、私も2歳年下の妹も、父の顔も名前も知りません。

川崎:お母さんが徹底的に隠したのね。

裕美:そうなんです。アルバムも父の部分だけ、人型にくりぬかれていて、母の執念を感じました。

川崎:そうなると、長女であるあなたに、お母さんの愛情と依存心と、父親への怒りがドーンといくわね。『宇宙戦艦ヤマト』の波動砲みたいに……。

裕美:なんですか?それ(笑)。

川崎:悟空のかめはめ波? まあいいわ。毒母の愛憎うずまくエネルギーがすべてあなたに行くってこと。パーフェクトを求められて、何につけダメだしされる。あなたに冷たくして、妹を猫かわいがりする……。

Yahoo! 配信用パラグラフ分割

裕美:え、川崎先生、私の子供時代が見えるんですか? 霊能者?

川崎:違うわ。いつも言ってるけど「パターン」なの。

夫婦不仲な家庭では、長女が集中砲火を受けがちなのよ。長女って、なぜか察して献身してしまうの。幼いころから母を助け、子供時代がなくなり、感情を殺して生きていくようになる。そして妹は天真爛漫、もしくは自由奔放になるの。

裕美:まさに自分の家庭の姿を言い当てられているようです。妹は18歳の時にデキ婚して、すぐ離婚。今は別の男性とデキ婚して、子供3人と優しい夫に囲まれて、ママ業しています。

川崎:妹はさっさと母親から離れたのね。妹が巣立つと、あなたに対する支配も強くなったんじゃない? 例えば「今までお前を育てるのにかかった金を返せ」と言われたりね。

裕美:はい。言われました。だから私は、高校時代からバイトをして、母から請求された1500万円を返したのです。勉強はできたのですが、大学進学も考えられなかったし、将来の夢なども一切考えたことがありませんでした。

Yahoo! 配信用パラグラフ分割

川崎:ううう……。そこまで母親に依存されて、期待に応え続けて、振り切るのは本当に大変だったと思うわ。やっと自分の人生を手に入れたのね! ホントにすごいことよ!

裕美:はい。夜逃げ同然でした。密かに貯めた30万円、クルマを売った30万円、事情を知る勤務先の社長の奥さんから餞別でいただいた10万円と、身の周りのものだけ持って上京。東京に来て最初にしたことは、スマホの契約変更です。番号を変えて、機種も変えたら、新しい自分になった気がしました。

川崎:たったひとりでそこまでできれば、後はあなたの人生よ。ところで、恋愛について聞いてもいい?

裕美:今まで2人と交際し、そのうちのひとりからプロポーズもされたのですが、男性と一緒に暮らすイメージがなく、母親から「男という人種は、すべてクズでバカ」と聞いて育ったので、ポジティブなイメージが持てずにいたら、フラれていました。

川崎:その男性は、裕美さんから好きになったの?

裕美:いえ、向こうから言われました。私から男性を好きになったことはありません。

川崎:清楚な雰囲気と美貌、小動物っぽい雰囲気……間違いなくモテる。あなたの容姿と雰囲気は、女性から敵視されることもあるかもしれないわね。

Yahoo! 配信用パラグラフ分割

裕美:はい。現在、上京してから2社目なのですが、最初の会社では、みんなが狙ってたハイスぺ男子が私のことを好きになってしまい、居づらくなって辞めました。

川崎:そのハイスぺ男子はどうだったの?

裕美:待ち伏せしたり、「オマエ」呼ばわりしてきたりして、顔はいいかもしれませんが不快でした。今まで交際した2人の男性と、タイプが似ています。でも、私なんかを好きになってくれるから、断りにくくて……。

川崎:なるほど。わかったわ。まずは「わたしなんか」をやめて、自分を好きになろう。

裕美:自分を好きになる??

川崎:そうよ。あなたは大変な苦労を乗り越えた。よく頑張った。そんな自分に自信を持とう。

裕美:でも、そんなこと考えたことがなかった。

Yahoo! 配信用パラグラフ分割

川崎:口癖ってね、とても大切なの。これは私からの提案なんだけれど、「でも」「だって」「私なんて」の3つの言葉を絶対に使わないと心して。

裕美:私、そんなこと言っていました?

川崎:言っているわよ。何回も言っている。これを使わないようにすることで、憑依霊のような、母親を除霊できるのよ。

裕美:でも……、あ、私「でも」って言いましたね。

川崎:すばらしい! よく気付きました。それでいいのよ。

裕美:そんな褒められたことなかったです。私なんかを褒め……あ! 「私なんか」って言ってる(笑)。

川崎:そうそう、その調子! 笑顔が出ればもう十分ね。次に、これから理想の人生をイメージしてみよう。

裕美:穏やかな毎日で、好きなことをできて、誰からも叱られず、好きなことができる。

川崎:好きなことって、なに?

裕美:ボーッとすること? わからないです。趣味も特に持っていないので。

川崎:じゃ、そこから始めよう。今のあなたは、読書も映画鑑賞も、誰にも邪魔されずできるのよ。自分のために、時間とお金を使って、好きなことを見つけよう。そのうえで、恋愛について考えても遅くないんじゃないかな。

「私はこれが好き、私はこうしたい」という意思があれば、オラオラ系男子は不思議と寄ってこなくなるから。

Yahoo! 配信用パラグラフ分割

裕美:わかりました。でも……ここはあえての「でも」なのですが、私、自信がないんです。

川崎:とっておきの秘策を教えるわね。これは、毎日してほしいのだけれど、朝、鏡を見て、自分のことをほめちぎるの。「今日も肌がキレイ」「今日も賢そうね」「笑顔がかわいいわね」などと、自分のことを褒めちぎるの。「今日も生きている私っていいわね」でもいいわ。なんでもいいのよ、最初は照れ臭いかもしれないけれど、続けてね!

裕美:はい、頑張ります!

川崎:頑張ってはだめよ。裕美さんは、もう十分、頑張ったのだから。これからは、自分を心地よくするために、楽しい人生を歩むために、生きて行こうね! 結果的に、結婚するにしても、しないにしても!

 

記事へのコメントもドシドシよろしくお願いします。川崎先生が答えてくれるかも?

Yahoo! 配信用パラグラフ分割

Text:Aki Maekawa

Photo:Yuji Hirose

▶︎川崎先生が運営される婚活サイト「キャリ婚」はコチラ!

▶︎川崎先生が教える婚活オンラインオープンセミナー開催!

婚活道場では、川崎貴子先生にご相談なさりたい男女を募集しております。

また、家族の不和、夫婦間の不協和音などに関する「家族再生工場」という新企画も準備中。プライバシーには十分配慮しますので、お気軽に下記編集部のメールにご連絡ください。

forzastyle.web@gmail.com

→【婚活道場】上司を左遷させた篠原涼子似のバリキャリ美女。父親の呪縛でお相手が見つからない?

→【婚活道場】ヤバい女子にモテまくる年収1000万円男子の憂鬱。


【川崎貴子 プロフィール】
女性に特化した人材コンサルティング会社、リントス株式会社代表取締役。経営者歴23年。女性の裏と表を知り尽くし、人生相談にのりフォローしてきた女性は2万人以上。婚活結社「魔女のサバト」働く女性の為の婚活サイト「キャリ婚」主宰。「女のプロ」「黒魔女」の異名を取る。15歳と8歳の娘を持つワーキングマザーでもある。著書に、著書に、『結婚したい女子のための ハンティング・レッスン』(総合法令出版)、『愛は技術 何度失敗しても女は幸せになれる。』(KKベストセラーズ)『私たちが仕事を辞めてはいけない57の理由』(大和書房)『上司の頭はまる見え。』(サン マーク出版)『モテと非モテの境界線』(講談社)など。

▶︎最新著書『我がおっぱいに未練なし』(大和書房)
▶︎結婚したい独身男性の皆さまへ、キャリコンのご案内


RANKING

1
2
3
4
5
1
2
3
4
5