FASHION 恥をかかない、身だしなみの教養。

シェーバーよりカミソリが肌にいい理由。 失敗しないシェービングのコツ、教えます。

プラダやヒューゴ・ボスのマーケティングなどを担当。長年NYの第一線で活躍してきた首藤眞一氏が教える「ビジネス現場で身につけた紳士の身だしなみ」。

清潔感を左右するのは「ヒゲ」!

毎日必要にかられて行う髭剃り。ただ、髭剃りの方法についてきちんと学んだことがない方も多いのでは?

非常に多くの方が間違った自己流の髭剃りをして、肌に負担をかけています。ヒゲを剃った部分がカサカサする、粉が吹く、ニキビができるといった人は、この機会に正しいヒゲの剃り方をマスターしましょう。

正しい髭剃りの仕方を覚えれば、肌表面の古い角質をなくして顔を爽やかに若々しく見せることや、顔の大きさや頰のたるみをカバーすることもできます。

今回は、肌に負担をかけることなく清潔感をアップさせる、正しいヒゲの剃り方をご紹介します。

【1】ウエットシェービングとドライシェービング

実は、髭剃りには、ウエットとドライという二つの剃り方があります。

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【ウエットシェービング】

・ヒゲを剃る前に水や温水で肌を濡らし、ヒゲに水分を与えてやわらかくする。
・T字カミソリを使って剃る。
・フォームやジェルなどのシェービング剤を使用する。
・ドライに比べ、剃り味が滑らかで深剃りしやすく、スベスベとした仕上がり。

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【ドライシェービング】

・主に電気シェイバーを使って、肌が乾燥した状態のままでヒゲを剃る方法。
・手軽で便利なため、時間に追われ、利便性を求めるモダンなライフスタイルの人に好まれる。
・一方、ウエットに比べて深剃りがしにくく、仕上がりのスベスベ感が劣る。
・日本人の約半数がドライシェービングをしている。

日本人のドライシェービング利用率が高い最大の理由は、朝時間がなく、簡単に髭剃りを済ます人が多いから。寝坊して時間があまりない時には、電気シェイバーがとっても便利ですよね。

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しかし、滑らかな剃り味と深剃り、ヒゲを剃った後の肌のすべすべ感を求めるなら、ウエットシェービングがオススメです。濡れたヒゲは乾いたヒゲに比べて70%も剃りやすくなり、肌を髭剃りのダメージから守るのはもちろん、爽快な深剃りができるのです。

最近の電気シェイバーには深剃りができ、シェービングフォームを使って濡らして剃る防水機能つきのものもあります。しかし、ヒゲを蒸らし、柔らかくしてからT字カミソリで剃る古典的なウエットシェービングには敵いません。微妙に残ったヒゲがあるようでは、「内面的にもどこかだらしないのでは」という印象を与えてしまいます。

朝15分だけ早起きして、慌てず、じっくりとウェットシェービングでヒゲを剃れば、清潔感あふれるすべすべ肌で、心に余裕のある爽快な一日のスタートを切ることが出来ますよ。

【2】T字カミソリの選び方

正しいやり方で剃れば、電動シェーバーよりも、T字カミソリのほうが肌への負担が少ないです。しかもT字カミソリは、部分的に残したり形をつけてデザイニングをする人や、ヒゲが硬い&濃い人にもピッタリ。

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とはいえ、T字カミソリは選び方に迷いますよね。今は3枚刃から5枚刃が主流ですが、ヒゲをすべて剃る人におすすめなのは、横滑りから肌を守る機能が搭載された5枚刃のカミソリです。

刃の枚数が増えるほど、肌への負担が大きくなるイメージがありますが、実はその逆。1枚の刃にかかる圧力が分散され、剃り心地がなめらかに。ストローク回数も減り、肌への負担が減ります。

3枚刃と比べると値段もやや高めですが、カミソリにおいては"いいモノを使えば、肌にやさしい"は確かです。その一方、刃の枚数が増えるほど、T字カミソリは小回りが利かなくなります。デザイニングをするなら、ヘッドが小さい3枚刃のものがベストです。

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そして、シェービングの手段や刃の枚数にかかわらず、大切なのは絶対に力を入れて剃らないこと。肌にぐっと押し当てて剃ると、高い確率でカミソリ負けを起こします。

「そうしないと深く剃れない」という人は、定期的に刃の交換をしていないか(刃の寿命は平均2週間)、数年前から同じ種類のシェービングアイテムを使っているのかもしれません。カミソリや電気シェーバーの進化はとても早いので、ドラッグストアや家電量販店で最新のものをチェックしてみてください。

【3】シェービング剤は清潔感のために必須

次に押さえていただきたいのは、シェービング剤を使うことです。

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洗顔料やボディソープの泡でヒゲを剃る人が多いですが、それは絶対にNG。カミソリの滑りをよくする点では問題ありませんが、シェービング剤にはヒゲを柔らかくして剃りやすくするという、洗顔料にはない効果があるのです。

シェービング剤はカミソリ負け予防にも有効で、ヒゲが濃い人でも青く残りにくくなります。シェービング剤を使うか否かで清潔感や肌の状態が大きく変わるので、必ず使うようにしてください。

シェービング剤には、ジェル・ミルク・オイルなど、さまざまな形状がありますが、おすすめは「フォームタイプ」

濃密な泡がクッションのように肌を保護し、シェービングによる肌への負担を大きく減らしてくれるので、カミソリでのシェービングには最適です。泡のキメが細かく、弾力性の高いものを選ぶと良いでしょう。

【4】カミソリを滑らせる方向

それでは次に、剃り方の基本をお伝えします。

まず押さえていただきたいのは、カミソリを滑らせる方向です。ヒゲの濃さや硬さによって、上から下へ滑らせる「順剃り」と、下から上へ滑らせる「逆剃り」のふたつに大きく分けられます。

順剃りでも逆剃りでも、片方の手で肌を持ち上げてシワがないフラットな肌の状態にしてから剃りましょう。

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【順剃り】
毛流れに沿っているので肌に負担が少ない。剃った毛の断面は広いので剃り残しに見えてしまうことも。

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【逆剃り】
深く剃ること(いわゆる深剃り)ができ、剃った毛の断面も小さいためキレイに見え、生えてくるのも遅らせます。ただし毛を起こして剃るので肌への負担が大きい。

基本的には肌の負担が少ない順剃りをするよう心がけましょう。しかし、逆剃りもうまく使えば、より清潔感を出すうえで有効です。次の章で詳しく解説します。

【5】正しいヒゲの剃り方ステップ

STEP1 シェービング剤をつける
シェービングは、洗顔の前に行います。乾燥した肌やヒゲは硬く、カミソリ負けを起こしがち。ぬるま湯で肌とヒゲを湿らせてから、剃りたい部分にシェービング剤をつけます。

ヒゲが硬い人はバスルームで体を温めるか、もしくは蒸しタオルをヒゲに当てると、さらにヒゲが柔らかくなり、肌への負担が少なくキレイに剃れるようになります。

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STEP2 頰やもみあげから剃る
剃り始めるのは、頰やもみあげなど、面積が広い部分から。この部分のヒゲは比較的柔らかいので、片方の手でカミソリを動かす方向とは逆に肌を引っぱりながら「順剃り」をします。

STEP3 あごや口周りの硬い毛は順剃り
あごや口周りは、硬いヒゲが生えやすい部位。シェービング剤や水分が浸透してヒゲが柔らかくなってから、「順剃り」で剃りましょう。

STEP4 剃り残しは逆剃り
手で触ってザラつく部分のみ、「逆剃り」をします。逆剃りは毛を起こして剃るため皮膚の抵抗が強く、肌への負担が大きい剃り方なので、絶対に力を入れず、最小限の範囲で行いましょう。

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STEP5 シェービング剤をキレイに洗い流す
シェービング剤の洗い残しがあると、かゆみや肌荒れの原因になります。しっかりと流しましょう。

そして流した後には必ず、剃り残しがないかチェックしましょう。顔の正面はもちろん、側面やあごの裏側、首筋までくまなく確認してください。

ここまで行って、"シェービング終了"です。しかし、ここでおしまいではありません。

シェービングは肌の表面を削る行為。目には見えなくても、毎日多くの細かい傷をつけています。そこで大事なのはアフターケア

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STEP6 化粧水・アフターシェーブローションを塗る

化粧水かアフターシェーブローションを手に取って、両手で顔全体を包み込むようにして肌になじませます。ゴシゴシこするのではなく、トントンと優しくパッティングするのが浸透させるポイントです。

男性の肌は女性の肌と比較しても水分量が基本的に少なく、肌あれしやすい性質。剃っておしまいにするのではなく、きちんと保湿するだけでグッと美肌に近づきますよ。

いかがでしたでしょうか? 毎日行う髭剃りだからこそ、積み重ねがものを言います。今回お伝えした基本を押さえてしまえば、肌トラブルもグッと少なくなって、清潔感がアップすること間違いなし。ぜひ試してみてください!

Text:Shinichi Shuto



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