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「ベントレーコンチネンタルGT V8」にコンバーチブル登場! 寒い季節もほかほか快適!

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絵に描いたような贅沢な空間を持ちながら 実用性も兼ね揃えたウルトラスペシャルなGTカー

2020年9月に鎌倉でのレポートをお届けした「ベントレーコンチネンタルGT V8」にコンバーチブルが追加されました。日本的に言うところの“オープンカー”です。そんな英語ありませんが。発表はすでに行われていましたが、日本上陸は年末の12月。そこで、すぐさま借り出しオープントップでのテストドライブを行いました。師走の奈良へ。ちょっと寒いですけどね。ホットな時間です。

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屋根はソフトトップが採用されます。そりゃそう、ハードトップじゃクーペと区別できませんし、走行性能も落ちてしまいます。重量が増えるばかりか重心が上がってしまいますから。それに屋根を開けた時の収納スペースもそれなりに確保しなければなりません。トランクの使い勝手をどこまでキープできるのかもコンバーチブル開発のキモになります。

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採用されたファブリックの屋根は4層から出来上がっています。その隙間に遮音材を入れ静粛性を保ちます。これは閉めて走っている時の大事な要素。キャビンが静かなのは高級車のイロハです。

起動はスイッチひとつ。まずは窓が少し下がって次にトランク前方の収納カバーが開きます。この動きはちょっとしたショータイムですね。稼働装置は油圧式なのでモーター音がほとんどしないのもグッド。そちらもハイクラスの常識。お行儀の良さを感じます。

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屋根が収納されるまでの所要時間は約19秒。2シーターカーであれば10秒前後のモデルもありますが、こちらは4シーターなので立派な数字です。しかも、時速50キロ以下であれば走行中も一連の動作は止まりませんから気苦労ありません。

駐車場に入る手前から動かせば駐車と同時に屋根を元に戻すことができるでしょう。バレー式のパーキングでしたら逆も可能。高級ホテルのエントランスの手前から開ければ、かなり目立つこと間違いなし。映画のシーンのようです。

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冬のドライブについては、エアコンはもちろんですが、シートヒーターの他にステアリングヒーターとネックヒーターが機能を発揮してくれます。正直、師走に決行した今回のテストドライブではそれがかなり役立ちました。さすがに高速道路は厳しかったですが、ちょっとしたワインディングや街中では余裕です。この辺は体験してみないとわかりづらいですが、傍から見るほど寒くはありません。本当に。日中気温が10度もあれば十分ですね。

クルマ自体のパフォーマンスは今さら言うまでもないでしょう。4リッターV8ツインターボは最高出力550ps、最大トルク770Nmを発生させます。ド級のスーパーカークラスです。それでいてGTカーらしく安定した走りを見せます。ACCを使えば、そこは“走るリビング”と言ったところ。今回はコンバーチブルですから“走るオープンテラス”ですかね。

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醍醐味は他にもあります。ドライブモードを“スポーツ”にして走らせればエキゾーストノートは唸りだし、レーシングカー張りのサウンドを奏でます。気分が高まる瞬間です。このクルマは屋根を開ければ直接的に耳にできるのですからこんな贅沢はないでしょう。思わず意味もなくパドルシフトを操作してしまうはず。ブリッピングがホントーに気持ちいいんです。今回はそれを奈良手前のやまなみロードで試しました。ワインディングの軽快な身のこなしとともに楽しい時間が過ごせます。

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ベントレーコンチネンタルGTシリーズはクーペでも十二分に贅沢なクルマです。ですが、屋根を開ければさらにそれは高まります。アンダーステートメントな日本人気質には少々トゥーマッチかもしれませんが、人知れず山中を走る時などは最高の気分になります。それでいて実用的なのも見逃せません。GTカーとしてトランクに荷物を積んで旅に出かけられます。機内持ち込み用トロリー2個とコートくらい余裕です。これぞクルマ好きにとっての万能アイテム。このクラスが似合う大人にオススメしたい一台です。

text:Tatsuya Kushima



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