CAR ― Dr.ノリシゲの妄想ドライブ

妄想は続くよ、どこまでも!

【スズキ・ジムニー】愛され続けて50周年。人気軽自動車の秘密に迫る!

2020.12.27 2020.12.27
2020.12.27
説明しよう! 妄想ドライブとはヴェテラン モータージャーナリスト・ノリシゲセイイチが「このクルマにのったら、こんなことをしたい。こんなところに行きたい。この街道でぶっ飛ばしてチャンネーとこんなことがしたい!」と妄想の世界に遊ぶ気絶コラムである!

英レンジローバーと同じ誕生50周年を迎えたスズキ・ジムニー

2020年の当コラムも本稿を含め残すところあと2回。なんぞ書き忘れはないかと思案したところ、そういえば偉大な趣味車スズキ・ジムニーが50周年であることを思い出しました。というワケで、今回はそのジムニーです。

半世紀の歴史をもつジムニーですが、おっとその前に、スズキ自体も2020年は創業100周年という記念すべき節目を迎えました。創業は1920年。当初から自動車を作っていたわけではなく、織機を生産する鈴木式織機株式会社として誕生しました。

スタートはトヨタと似ていますが、スズキが一味違うのは小型車を生産したこと。織機から二輪車、四輪車、そしてマリーン事業では船外機を主に生産し、そのマルチな事業展開はホンダに近いかもしれません。

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1955年 スズライトSS 拡大画像表示

さて、ジムニーです。スズキは当初、小型4輪駆動車開発のプランを持ち合わせていませんでした。スズキ製自動車のファーストモデルは1955年の『スズライト』といういま見ると小粋なクーペの小型車です。そこへハナシを持ち込んだのが、いまは亡きホープ自動車でした。

1970年。初代ジムニーであるLJ10型が誕生。なりは小さくても本格的なラダーフレームをもつまるでジープを小さくしたような4WDのオフロード車でした。パワーユニットは359ccの排気量をもつ空冷2気筒2サイクルエンジン。最高出力は25psと非力と思われるでしょうが、車重は600kg程度でしたから、思いのほか走りがよく高く評価されました。

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1972年 ジムニー(LJ20) 拡大画像表示

ジムニーの歴史は軽自動車規格の緩和とともにあり、モデル毎に自動車としての基本性能を高めていきます。1976年には排気量を539ccに拡大。シリンダーもひとつ増えて3気筒エンジンとなりパワーと質感を増していきます。

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1982年 ジムニー1000(SJ40) 拡大画像表示

1981年にフルモデルチェンジで2代目へ。ボディサイズが緩和されトレッドが100mm拡大され飛躍的に運動性能が高まります。翌1982年には輸出仕様であった970cc直4の4サイクルエンジン搭載車を国内に向け『ジムニー1000』の名で追加投入。このモデルは軽自動車規格ではありませんが、いうなれば現在のジムニー・シエラの起源となるモデルでした。

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1986年 ジムニー ハイルーフ(JA71) 拡大画像表示

軽自動車規格のジムニーに4サイクルエンジンが採用されたのは1986年です。排気量は534ccでしたが同時にターボが採用されたパワフルなエンジン(3気筒)となり、オンロード性能を獲得。途中、インタークーラーが採用され、また、1990年には軽自動車規格の緩和から660ccへエンジン排気量を拡大。ボディサイズも全長が100mm伸びます。このモデルからトランスミッションに初めて3速ATを追加したことと相まって、さらにファンを獲得します。ハイルーフのボディが追加されたのはこの頃。

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2010年 ジムニー誕生40年記念車 X-Adventure 拡大画像表示

先代にあたる3代目の登場は1998年です。エンジン出力は軽自動車規格最大の64ps。バブル期に企画開発された恩恵は細部の質感を見ればわかるほど乗用車ライクなモノへと発展させます。ATも3速から4速となり、ロングドライブに貢献。2010年にはデビュー40周年を迎え、『X-Adventure』という記念車が発売されています。

超ザックリとジムニーの歴史を振り返りましたが、世代ごとに2~3回マイナーチェンジが行われましたので、探求心に目覚めた方は引き籠り生活の箸休めにお役立てください。

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2018年 現行型ジムニー(JB64) 拡大画像表示

4代目に当たる現行型ジムニーは2018年に登場。グレードにもよりますが納車まで1年待ちのハナシがあるほど大人気モデルとなっています。ロングスパンモデルだけに、代替需要とリターン組(昔ジムニーに乗っていたユーザー)に応えるだけでも大変なようです。

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強靭なラダーフレーム 拡大画像表示

ジムニーは世界的にも人気ですが、その信頼を獲得できたのはやはり本格的なSUVとしてのポテンシャルです。いまなお継続採用されるラダーフレーム、悪路の走破性を確保するリジッドアクスル式サスペンションなど、ボディサイズは小さくてもサバイバル性能に長けたジムニーに手抜きはありません。

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リジッドアクスル式サスペンション 拡大画像表示

思い出に浸れば可倒式のフロントガラスを倒しワイルドに走りたいところですが、モダンに洗練された現行型はいまの時代にフィットします。コレだけ趣味性が高くてエントリー価格148万5,000円(税込)。

軽自動車といえども装備面は変わりません。オプションも多彩であり、多くを望めば200万円オーバーとなりますが、ソコはグッと抑えてオートバイも買って、大人になってからの6輪生活もやぶさかではありませんよね。アナタも1台いかがでしょうか?

Text:Seiichi Norishige

スズキ

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教重 誠一
教重 誠一
Norishige Seiichi

自動車雑誌の編集者を経てモータージャーナリストへ。駆け出しの頃からサラリーマンの限界に挑戦し数々の輸入車を乗りまわす。印象深かった愛車はポルシェ911(930)、Ruf CRo
コンバージョン(964)、メルセデス・ベンツ500E、フェラーリ412、BMW6シリーズ、RG500Γ(バイク)。趣味はシガーとパイプとすし屋巡り。ジャンルを問わず酒好きだが、一定以上飲むと睡魔が襲い銘柄を失念する。1964年、北海道生まれ。

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