見た目はそのままにエコで履きやすくなったんです!
第313回目は、ティンバーランドのブーツです。
イエローブーツの愛称でも知られる「ティンバーランド」の6インチブーツ。80年代、90年代において一世を風靡した名作は、ここ数年のリバイバルトレンドで再加熱。さらに人気ブランドとも様々なコラボを実施しており、今シーズン展開された「ジミー チュウ」とのコラボがさらに人気を後押ししています。
およそ50年にわたって人気を博すのは、こうした目を引くコラボや、時代に合わせた取り組みがあってこそ。上のイエローブーツもその一つ。一見すると変化がないように思いますが、近年注目されるサステナブルに特化しアップデートされた一足なんです。
1952年に創業し、73年に世界初の完全防水ブーツとしてローンチした「6インチ プレミアムウォータープルーフブーツ」。写真のブーツは、同じヌバックレザーではあるものの、ベター レザーという環境に配慮したタンナーで生産されたものを採用。ライニングも60%以上のリサイクルプラスチックを使用した超軽量で保温性の高いプリマロフト® エコ インシュレーションに変え、サステナブルな一足に仕上げています。環境への配慮を行いながらも、その質感は変わらず。慣れ親しんだルックスをキープし、むしろ履きやすさや長時間の歩行にも耐えるクッション性はさらに上がっています。
FORZA世代なら、シュークロークに今もあるという方も多いはず。自分色に染まった当時から履き続けているイエローブーツを楽しむのももちろんありですが、敢えてキレイめなスタイルで履くのが、旬な大人の着こなし方。それが環境保全にも役立つとあれば、これを機に買い替えて、今どきな装いを楽しむのもアリですよ。
1978年に誕生した定番モカシン「スリーアイ クラシック ラグ」。手縫いで丁寧に作り上げており、アッパーは上のイエローブーツ同様ベター レザーを採用。タフでグリップに優れたラグソールが存在感大。スニーカー好きにもイチ押ししたい、履きやすくクッションも高い名作です。
ブーツや革靴だけでなく、今季はボリュームスニーカーもラインナップ。ティンバーランドらしいウィートカラーが印象的なアッパーは、リサイクルプラスチックを50%以上含む独自開発の『ReBOTL™(リボトル)』素材を使用しています。足にフィットするカップソールやEVAを衝撃吸収性抜群のミッドソールなど、足に優しい機能性も、実に魅力的。
Photo:Naoto Otsubo
Styling:Takahiro Takashio
Text:Hayato Hosoya
【問い合わせ】
ティンバーランド/VFジャパン 0120-953-844