CAR ― 中年Bのスーパーカー回顧録

【スーパーカー回顧録】ポルシェ930と仮面ライダーは「ターボ」が共通点? 

2020.12.7 2020.12.7
2020.12.7

皆さんこんにちは。中年B、ノリシゲセイイチ(56)です。

スーパーカーの定義って人それぞれだと思うのですが、少年時代のワタシの定義は“最高速度300km/h”を謳えるかどうかであります。

当時、漫画上ではBBが302km/hで、カウンタックがジャスト300km/h。

つまりワタシにとって、スーパーカーとはこの2台しかないワケです。

そして、コレ以外はすべてスーパーカーらしきモノか、あるいは、前回のミウラのように神聖なる1台という区分けを脳内で行っていました。

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しかし! こんな定義を覆す可能性を秘めた、ただならぬオーラを放つ1台が登場します。

それがこの『ポルシェ930ターボ』であります。

後にわかることですが、930とはコードネームであり、今風にいうと930型の911ターボということに。

ちなみに最新の現行型は992型の911ターボという具合。

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サクッとこの元祖911ターボのスペックです。

1975-1977年モデルが排気量3.0リッターで最高出力260ps、1978-1989年モデルが排気量3.3リッターで最高出力300ps。

最高速度は順に250km/h、260km/hとなります。トランスミションは4速(1989年式のみ5速)。

エンジン型式は言わずもがなの水平対向6気筒、いわゆるフラット6です。

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ワタシが初めてポルシェ911に遭遇したのはご近所にあった緑色の911でした。

第一印象はまさにカエルちゃん。なんせ自転車こいで10分とかからない距離にあるのですから日課のように詣でた思い出があります。

時々このカエルちゃんを拝めないと悲しい気持ちになるのですが、もっとも身近なスーパーカーらしきモノが911であります。

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さて、そんなカワイイキャラの911が930となるとどうでしょうか。

フロントバンパーの下側が黒くなってまるでアゴヒゲ(ベローズ付きバンパー)。

リヤフェンダーが物々しい迫力で幅広く(スタンダードより全幅で約120mm大きい)、後部にはデカいスポイラーが備え付けられた魔改造状態の毒カエル。

なんじゃこりゃあああ~であります。

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特異なスタイリングと同時に興味を誘ったのがその車名です。

キュー・イチ・イチがキュー・サン・マルになってもそう違和感はなかったのですが、『Turbo』の5文字が異様に気になります。ターボって一体なんやねん?

当時はネットなんかありませんから、知りたい情報は自動車雑誌が頼りです。

アレコレ読んでみると“ターボパワーが炸裂!”とあります。

そのターボの仕組みとは、排気ガスの力で風車を回し、同軸上の反対側にある風車で空気を機械的にエンジンに押し込む……らしい。

そういえば仮面ライダーのベルトもモーレツに風車が回転していましたね。

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スーパーカー少年は所詮ガキですから、ココで思いつくのは掃除機と扇風機です。

吸入口を掌に充てて吸わせたり、回転する扇風機の前で「わあああああ~」と叫んでみますがどうにもピンときません。

しかし、強制的に空気を送り込むことだけは、なんとなく理解できます。どうやらパワーを得るにはこの空気の量が関係するらしい(画像はあくまでイメージです)。

それにしてもこの“ターボ”という言葉の響き。まるで“魔法の呪文”のようでもあります。

「ターボ!」と念じると、不思議と力が沸き上がるような気持ちになります。

その後なんでもかんでもターボと名の付いた様々な商品が登場したような不確かな記憶があるのですが、“ターボ=パワー”として言葉と意味が根付いていったことだけは確かです。

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スーパーカーブームはやがて去っていくのですが、と同時にスーパーカー少年はバイクの免許を意識する年齢に達します。

そしてクルマの免許もリアルなターゲットに。

ココまで来ると、ポルシェがレースで培ったターボ技術を市販車にフィードバックしたことがわかってきます。

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930型のポルシェ911ターボは1975年のデビューから1989年の最終モデルまで2万台以上が生産されたといいます。

よって、数的にもワタシの認定はスーパーカーではなくスゴイクルマの1台。

「ポルシェ930ターボこそ至福のスーパーカー」とお考えの方には大変申し訳ない……。

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最高速度300km/h・12気筒エンジン・ペッタンコのスタイリング。

コレこそワタシにとってのスーパーカー。

外国人・青い瞳・金髪じゃありませんが、その彼女たちの多くがブロンドに髪を染めているというリアルな現実に包まれた今でも、この3要素は絶対に譲れない夢なのです。

Text:Seiichi Norishige

Author profile

教重 誠一
教重 誠一
Norishige Seiichi

自動車雑誌の編集者を経てモータージャーナリストへ。駆け出しの頃からサラリーマンの限界に挑戦し数々の輸入車を乗りまわす。印象深かった愛車はポルシェ911(930)、Ruf CRo
コンバージョン(964)、メルセデス・ベンツ500E、フェラーリ412、BMW6シリーズ、RG500Γ(バイク)。趣味はシガーとパイプとすし屋巡り。ジャンルを問わず酒好きだが、一定以上飲むと睡魔が襲い銘柄を失念する。1964年、北海道生まれ。

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