はぁ~やっぱりポルシェ 空冷911は最高です!
金庫と比喩される硬質なボディ、空気を震わすエンジン音、蹴り出しのダイレクトな加速感など、そのすべてが魅力的です。
誤解のないように申し上げておくと、水冷911がイマイチという気は毛頭ございません。
空冷911の魅力がデビューから50年以上経過してもなお、色褪せないということなんです。
考えてみれば、中年はお小遣いがキビシイ。
つまり、お金をかけただけ治ってくれるクルマじゃないとダメなんです。
その点、空冷911は大変優秀です。フラット6はその気になればシリンダーをひとつずつリペアや交換ができます。その点、水冷はキビシイ……。
今回ご覧いただく空冷911は、1967年式901型から、Gボディと呼ばれる930型、そしてリアルな選択となりそうな964型まで。
これで993型があればカンペキですが、993型は最終型の空冷911ということで、ちょっとお高い。
いつお会いしてもカッコいいヴィンテージ湘南の湯山さん。
アイリちゃんがクラッとしないか中年オジサンは心配です。でもね、さすがジェントルマンです。女性に対してもフラットな解説で大変勉強になりました。
空冷911は高嶺の花と思いつつ、最新相場をうかがうと「極端な値上がりも寝落ちもありませんが、やはりコンディションのしっかりした個体は相応の価格を維持しています」といいます。
中年Bは、1974年式911Eスポルトマチック、1989年式911カレラ、1992年式964ティプトロニック(ルーフCRo)に乗ってきました。
仕事柄993も随分と乗りましたが、もう一度空冷911に乗るなら、現実的選択として964にします(予算があえば930も捨てがたいです)。
あらためて試乗すると、空冷911のATは最高だと再認識。
また、コンディションのいい個体が多いのもオートマ911の特徴です。そして速さも十分。
補足すると、ATはMTに換装できます。964の3.6はターボ化しても問題ないくらい耐久性があります。
今回は撮影前の天候が影響し時間的都合で930の試乗が叶いませんでした。
でもね、空冷911はまだまだやりますよ。おっとその前に、水冷911も中年が研究すべき対象でしたね。今後にご期待ください!
Text by Seiichi Norishige(中年B)
Video by Yoshihide Shoshima
Model by Airi
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