自動車雑誌の編集者を経てモータージャーナリストへ。駆け出しの頃からサラリーマンの限界に挑戦し数々の輸入車を乗りまわす。印象深かった愛車はポルシェ911(930)、Ruf CRo
コンバージョン(964)、メルセデス・ベンツ500E、フェラーリ412、BMW6シリーズ、RG500Γ(バイク)。趣味はシガーとパイプとすし屋巡り。ジャンルを問わず酒好きだが、一定以上飲むと睡魔が襲い銘柄を失念する。1964年、北海道生まれ。
SUVの代名詞イケてるJeepは間もなく80周年
このところ輸入車の価格改定が続いています。12月ともなれば新年度モデルが投入される時期ですが、欧米では夏を境に年次改良モデルとなりますので、安全装備の標準化などコストアップが主たる理由かなと思います。
今回取り上げるのは『Jeep』ブランドです。1941年に軍用車として誕生し、戦後は民生モデルを生産。そんなジープも2021年は80周年を迎えます。数字的にキリがいいので来年は見逃せない動きがあるかもしれません。
ブランドの象徴的な人気モデルである本格的オフローダーのラングラーは、2021年のカタログモデルで若干の値上げ。ただし、全グレード装備内容を見直し、内容的には十分に納得できるのではないでしょうか。
【Jeep Wrangler / 新標準装備の内容】
●Sport(スポーツ / 2ドア)、Unlimited Sport(アンリミテッド スポーツ / 4ドア)
・LEDヘッドライト、フロントLEDフォグランプ、LEDテールランプ
・ブラインドスポットモニター/リアクロスパスディテクション
・ParkSenseフロントパークアシスト
・セレクスピードTM コントロール(ヒルディセントコントロールに加えてヒルアセントコントロールも追加)
・Sports:513万円 / Unlimited Sports:534万円
●Unlimited Sahara(アンリミテッド サハラ/ 4ドア)
・オートハイビームヘッドライト
・セレクスピードTM コントロール(ヒルディセントコントロールに加えてヒルアセントコントロールも追加)
・Unlimited Sahara 2.0L:606万円 / Unlimited Sahara 3.6L:592万円
●Unlimited Rubicon(アンリミテッド ルビコン/ 4ドア / 3.6L)
・OffRoad+ボタン(スロットル、トランスミッションのシフトポイントやトラクションコントロールを調整し、砂丘での高速走行や低速のロック走行時に最高のパフォーマンスを発揮)
・オートハイビームヘッドライト
・セレクスピードTM コントロール(ヒルディセントコントロールに加えてヒルアセントコントロールも追加)
・Unlimited Rubicon 3.6L:628万円
ラングラーはジープ・ブランドのDNAそのものを反映したタフさが魅力のモデルですが、GTのようなオンロード性能を望まれる方にはグランドチェロキーがあります。価格的にはラングラーより若干お高めのエントリープライス524万円。
エンジンは3.6リッターV6ですが、最上級グレードに6.4リッターV8エンジンを搭載したSRT8があります。コチラは885万円と値は張りますが、この手のモンスター級モデルは今後作れなくなるでしょう。お好きな方にはたまらない1台。
本格的オフロードモデルの頂点にラングラー。そして、欧州勢に負けないオンロードパフォーマンスをもつグランドチェロキーがブランドの双璧ですが、この両モデルの特徴を上手くバランスさせ、価格的にも乗りやすいのが次にご紹介するチェロキーになります。
このチェロキー、以前はもう少しオフロード寄りのスタイルでしたが現行モデルはグランドチェロキーにテイストが似たモダンなデザインを採用します。エントリープライスは459万円。搭載するエンジンは2.
クロスオーバー的SUVの先駆けとなったコンパスは、フツウ乗用車感覚で乗れる魅力の1台。エントリープライスは336万円となりますが、この最廉価グレードは受注生産車。実質的にはコミコミ400万円といった感じ。搭載するエンジンは2.4リッター直4で2WD(前輪駆動)とオンデマンド4WD(必要な時だけ後輪も駆動)の2タイプの駆動方式があります。
ジープの特徴的な丸形ヘッドライトを採用したレネゲードは、もっともカジュアルに乗れる1台かもしれません。搭載するエンジンは1.3リッター直4ターボ。駆動方式はコンパス同様の2タイプ。エントリープライスは305万円と最安値。
最新トピックはPHEV(プラグインハイブリッド)の4xeが追加されたこと。コチラは2グレードあり、リミテッドが498万円、エンジン出力を高めたトレイルホークが503万円となります。購入時の補助金は各自治体にお尋ねください。
最後にお伝えするのは2021年登場予定のラグジュアリーモデル、グランドワゴニアの情報です。画像はコンセプトモデル(PHEV)ですが、見るからに完成度の高さを感じさせるデザインでブツヨクをそそります。
このグランドワゴニアは1990年代初頭を最後に消えてしまった最上級モデル。現状ではほぼ確実に販売されるとのハナシですが、復活すればおよそ30年振り。詳細が気になります。
SUV一筋に80年。その歴史はダテじゃなく、ジープと聞いたら少なくとも誰もがクルマであることくらいはわかるはず。ソレすなわちブランド力。アレコレ迷わずジープ一択という選択もありかと思います。
※本文中の車両価格はすべて消費税を含みます。
Text:Seiichi Norishige



























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