LIFESTYLE ― 純喫茶ペペ

女性は昇進もできず、“ガラスの天井“に気づかされて失望しています【大人の純喫茶】

2020.12.1 2020.12.1
2020.12.1

自分の足で歩いた道筋が、やがて貴女の花道になる

★★★

ようこそ お越しくださいました
ここは繁華街にひっそりと佇む

 『純喫茶ぺぺ』


昭和レトロでどこか懐かしさを感じる

恋に迷える大人達のユートピア


ここは純喫茶の雰囲気を大切にしており
一風変わった店主が
お客様をイメージした珈琲カップの代わりに
お悩みにぴったりの「恋のナンバー」を

硬派にお出ししております


刺さりすぎて気絶なさらないよう

お気をつけくださいませ

どうぞ 最後までおくつろぎの上

ゆるりとおたのしみください

純喫茶 ぺぺ

★★★

本日のお客様からのお悩みは、

私の不満を聞いて頂けますでしょうか。
私の勤めている会社は男性が多い一般企業で、部長クラスは全員男性なのは勿論のこと、仕事のできない男性の同僚を見ると「なぜ私はこんな人よりも給料が低いのか」と怒りが込み上げてきて、いつもイライラ。この現状に失望し、男性に対して嫌悪感を感じるようになりました。
やはり、女性というだけで、いろんな差別を受ける世の中なのでしょうか。


──ガラスの地下室さん 会社員(30)

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ガラスの地下室さん、大人のユートピアへ、ようこそいらっしゃいました。



今や6割を越える世帯が共働きという世の中で、このお店も素敵なキャリアウーマンのお客様が増えたんですよ。そして、今回のお悩みは、働く女性達には身につまされるお話ですね(気絶)。



職種や会社の風潮によっても随分と話は変わってくると思いますが、今回は男性が多い一般企業で働く女性として考えさせてください。


【
女の花道とは】

会社組織の中で、女性の一定以上の昇進を阻むのが「ガラスの天井」と云われておりますが、この女性差別のようにも感じる現状に失望して、どうか「可愛げ」だけは失わないでくださいというのが、ぺぺからのお願い事です。

私もジャズ歌手として活動しながら、実は男性が多い企業の会社員としても長くお勤めさせて頂いておりますので、今回のご相談内容というのも一度は通った道。歯痒さもよく分かります。





女という生きづらさ

そんな我々女達は、会社では役職やお給料での評価基準があったとしても、ライフステージの変化に伴う離職を懸念されている為、男性より昇進がしにくく評価も曖昧なのが現実。

そして、いざ家庭に入っても「名もなき家事」に追われ、年中無休で誰にも褒められることなく、淡々とこなしていく地味な仕事をする訳です。

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そんな女達の承認欲求の矛先というのは、近年のSNSの発信に異様に見受けられることがありますね。



夫婦やカップルの場合、女という裏番長の存在が表に出過ぎてしまうと、何故か男が小物に見えてしまい、気絶しそうになる光景をお見かけします(逆気絶)。その度に、何でもほどほどにしようと反面教師として思うのです。




黒衣(くろご)の存在


では、女の花道というのは、職場やSNSの中にも無くて、一体何処にあるのよ?という話ですが、皆様は歌舞伎や人形浄瑠璃の立役者の存在はご存知ですか?

舞台には主役の影でスポットライトも当たらず、人目にもつかない暗闇の中で懸命にサポートをされる「黒衣(くろご)」という存在がいます。



黒い衣装を纏い、観客からは見えないという暗黙のお約束のもとに舞台上に現われ、演技や舞台進行の介添えに徹し、その存在がいるお陰で、主役の演者は安心して芝居が出来るのです。



いわば、サポート役のプロ。このサポートのプロこそが、男性社会で求められている女性像の様に思えてきます。

女が歴史をつくる



秀吉と「ねね」も良い例ですが、歴史を通じてみると、表に出ているのは男性ですが、実権は女性が握っていたという事も多くあります。

男性は女性の賢さをきちんと理解し、女性は男性がそう思ってくれているのも伝わっていたから、すんなり裏に退き、多くを男性に譲ってきたというのです。



女の美しさというのは、強さを秘めているもの。慎ましく隠されたところに幻想や神秘性が宿るのだと思います。

女は独りで生きていける術を持ちながら、女の強さは内へしまって、自分の生きる道をいくのが丁度いいと思うのです。

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表舞台を歩かずとも、裏街道の小径を自分の足で歩いた道筋が、やがて貴女の花道になるでしょう。

独りで歩いて得た経験というのは、知恵になり財産となる。確固たる歩みで地味でいい、その努力を見てくれている男がきっと何処かにいる筈です。



そして、自分の機嫌は自分で取ること。女は綺麗にただ咲いていればいい。それが女の花道だと思うのです。


******


【お答え】
表舞台を歩かずとも、裏方でもいい。
自分の足で歩いた人生の道筋が
あなたの花道になるでしょう。

******

そんな、貴方にぴったりのナンバーは天下の歌姫 美空ひばりさんの『女の花道』です。

言わずと知れた昭和の歌姫ひばり様ですが、どんな苦境も乗り越え、成長の糧にしてしまう反骨精神が育てた歌舞伎の様なナンバーです。どうぞ、女の旅のお供に携えてください。

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“
こんなきびしい 人の世だけど

晴れの出番が かならず来るさ

今日の苦労は 忍んで耐えて

みごと花道
越えてやろ”


「女の花道」
歌:美空ひばり. 作詞:横井弘. 作曲:船村徹
参照:『Uta_Net動画+』

 

 

お客様、選曲はお口に合いましたでしょうか?
またのご来店、心よりお待ち申し上げております。

純喫茶 ぺぺ

Photo:Yuta Takamatsu, Shuhei Kato
Text:RIKAPEPE(ペペ)
Illustration:Eri Sakai

Author profile

RIKAPEPE
RIKAPEPE
リカペペ

ジャズ歌手

大阪府出身。京都女子大学 家政学部卒業後、ジャズクラブで修行をし上京。音楽活動を軸に、自己の恋愛遍歴を活かしたユニークな執筆活動をおこなう。講談社FORZA STYLE『悪用禁止! 媚薬JAZZの聴かせ方』『大人の純喫茶ぺぺ』を連載。著書『恋に聴くJAZZ』(2018)を出版。好きなもの:「銭湯、喫茶、中華」

●HP
 rikapepe.jp
●instagram
 https://www.instagram.com/rikapepe/

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