ライター國見:今回は私が気になっているキングジムのデジタルノート「フリーノ」をアネキに試してほしいんです。普段、取材や打ち合わせのときは、ノートパソコンで打つのではなく紙のノートに手書きしていて。でも、手書きのノートってすぐにいっぱいになるし、何より整理整頓が苦手。せっかく書き留めたメモもどこかにいっちゃったー!? ってこともよくあるから困っていて。
アネキ:それは、真面目に批評しないとね! これがキングジムから出ているデジタルノートだね。うわっ軽っ! iPadなどのタブレットには手書きメモのアプリもあるけれど、それよりもずっと軽いし使いやすそう。デジタル機器なのに手に馴染むような柔らかい質感なのもいいね。
編集タッチー:重さは240gです。iPadは500g弱、ミニでも約300gなので、それに比べるとかなり軽いですよね。
ライター國見:ん……アネキ、もしかして厚みを表現しているんですか?
アネキ:これで薄さがわかるでしょ。
カメラマン恩田:単に〝犯人〟をやりたかっただけでは……(笑)。
編集タッチー:こちらのフリーノ1台で、紙にして約87000ページ、A6サイズのノートに換算すると約2400冊分の情報量を保存できるんです。①ノート機能、②ドキュメント機能、③カレンダー機能と、3つの機能があり、ノート機能では無地や横罫のノートはもちろん、ダイヤリーやマンスリーなどの手帳やTO DOリストまで、24種類のフォーマットが揃っています。また書いた文字を検索することもできるので便利。フリーノとパソコンを接続してPDFの書類を読み込んで、上から手書きで書き込むこともできるんです。
ライター國見:手書きのノートに付箋貼って管理していたけど、どこに書いたかわからなくなることも多かったから、フリーノの検索機能はかなり嬉しい♡
アネキ:ここから充電するんだ。USB Type-Cポートだね。micro SDカードを入れるところもあるね。
編集タッチー:本体メモリは32GBですが、micro SDカード最大容量2GB、micro SDHCカード最大容量32GBまでメモリを増やすことも可能。充電時間140分で、約10日間使えるんですって。(ノートの記入:1日15分間/PDFの閲覧:1日60分間で使用した場合)
アネキ:さっそくフリーノに書いてみようっと。うわー滑らかな書き心地で紙のノートに書いているみたい。太い線も細い線も筆圧の違いでちゃんと出ているね。ビジネスマンは、会議中にキーボードをパチパチやる人も多いと思うけど、これは静かでスタイリッシュ。手書きだとその場で図やイラストを書き込めるのもいいね。それにタブレット端末よりも目に優しい感じがする。
編集タッチー:フリーノの画面は、液晶画面ではなく、Kindleなどの電子書籍端末に使われている電子ペーパーディスプレイなんです。紙の印刷物のように表示でき、液晶のバックライトではなく、自然の光によって見えるため目が疲れないのも特徴です。スリープモードでも画面に表示された内容をそのままにしておくことができるんですよ。
アネキ:これはマンスリーカレンダーだね。スケジュールはスマホでも管理できるけど、その場でいちいち打ち込むのも面倒だし、手帳を持っていてもパッと取り出せなくて、結局身近な紙にスケジュールをメモしたりしがち。フリーノにパパッとメモすれば、スケジュール管理も簡単になりそう。
アネキ:ほらこんな感じでささっと書けばいいんだよね。
編集タッチー:アネキ、TO DOリストに「呑む」って!それもスタート16時!
アネキ:大丈夫。ちゃんとウィークリーのスケジュールにも書き込み済み♡
ライター國見:アネキー!呑み会の予定ばかりじゃないですかー(笑)。
アネキ:このカバーも軽くて使いやすそう。この紙っぽい質感は文具メーカーならではのこだわりかな。
編集タッチー:ハイ。デジタル機器でありながら、文房具らしい親しみを持たせるために、あえてノートっぽくしたそうです。こちらは別売り(オープン価格)で、色はブラック、ブラウン、アイボリーの3色展開になります。
アネキ:へー、こんなふうに立てて使うこともできるんだ。書いたもの見るときに便利だね。
アネキ:立てた状態でちょっと書きこもうと思ったら、あれ、ひっくり返っちゃった。見る専用なら問題ないかもだけど、もう少し安定感がほしいかも。
アネキ:このペンはすごく書きやすい!
編集タッチー:付属のデジタルペンですね。なんと4096段階の筆圧に対応するんですって。筆圧ってそんなに人によって違うんでしょうか……。ペンの上部には消しゴム機能もついています。
アネキ:すごっ。それにしても、フリーノのようなデジタルノートって、アイディア勝負のクリエイティブな職業の人にぴったりだよね。
アネキ:あ、ひらめいた!!!
アネキ:ポケットにはフリーノが。
アネキ:忘れないうちにメモしておこうー、みたいな感じで。
ライター國見:確かに。いいアイデアが浮かんでも書き込んでおかないとすぐ忘れちゃいますからね。思い立ってぱぱっと書き込めるのはいいかも。
編集タッチー:個人的には、キーボードを打って記録するより、手で書いたほうが不思議と記憶に残るんだよねぇ。昭和世代だからかな(笑)?
ライター國見:わかる……。
アネキ:いいアイディアが思いついたらエレベーターの中でも。
アネキ:階段のドアの前でも。
アネキ:ソファに寝っころがっていても書けて、即、共有できる!
ライター國見:紙のノートだとさすがに寝ながらは書けないですもんね。
アネキ:ライターなら、取材中、机がないところでも書き込みができるよ。
ライター國見:アネキー! 記者みたいなポーズで、真面目な顔して、書いていたものは落書きー(笑)。なんすかこれー。
アネキ:小学生のときからずっと描き続けている謎の男。こんな落書きもすぐに消せるから便利でしょ。
編集タッチー:アネキはどんなときに使えそうですか?
アネキ:それは……、やっぱり居酒屋でお酒の「おかわり〜」のとき! 賑やかな店内でも筆談でお願いできちゃう(笑)
編集タッチー:コロナ禍にもぴったりじゃないですかー。
今回ご紹介した家電はこちら
A6、36Pの紙のノート(1冊36g)で約2400冊分、重さに換算すると85kg分相当のデータを、わずか240gのデジタルノートで保存可能。手書きで書き込んだデータを保存、閲覧するだけでなくPCやスマートフォンなどの手持ちのデバイスと連携が可能。
【問い合わせ先】
キングジム
TEL:0120-79-8107
Photo:Ryouichi Onda
Text:Kaori Kunimi
Edit:Yukari Tachihara