永久不変のGジャンが懐古的な昨今のトレンドにランクイン!
第305回は、ラングラーのGジャンです。
いつの時代も色褪せない、男の永世定番ことデニム。90年代のアメカジブームで大流行したGジャンは、FORZA世代の皆様ならこれまでに何十着と袖を通していることでしょう。昨今のリバイバルトレンドで、MA-1をはじめビッグロゴやワイドパンツが再加熱し、Gジャンも注目されています。特にデニム三大ブランドはFORZA世代の大人には欠かせないでしょう! というわけでご紹介するのは「ラングラー」のデニムジャケットです。
ラングラーとしての歴史は1943年からですが、その出自を辿ると1904年まで遡ります。ポケットの「W」ステッチを巡ってかの「エドウィン」と争ったことは、ツウの間では有名な話。「リーバイス」や「リー」に比べ後発でありながらも、両者と並び称されるまでに至ったのは、革新的な感性にあり。今や当たり前となったカラーデニムを早くに展開するなど、ワーカーの制服だったデニムにいち早くファッション性を取り入れたブランドなのです。
緩いシルエットを構築するデニムジャケット「24MJZ」ですが、抜群のフィット感とコンフォートな着心地を堪能できます。その秘密は、ライニングの脇部分に配したゴムアジャスターにあり。これにより可動性を向上し、ノンストレスな着心地を実現。シルエットで旬な着こなしを表現しながらも体にフィットする感覚は病みつき必至です。前4つポケットの機能性も見どころに。
懐古的なトレンドが後押しして、今また注目を集めるデニムジャケット。中でもラングラーはフィット感まで計算し、男らしさと機能性を両立。オーバーサイズが苦手な人でも旬な装いを取り入れられる好例です。
Gジャンには珍しいフルジップアップ仕立ても魅力のひとつです。こちらは50年代から60年代に普及した、グリッパーズ社のジッパー。ヴィンテージ好きも唸る往年のディテールが、男心をくすぐります。
ジョン・レノンが愛用したことでも知られる、鉄板定番の「11MJ」ジャケット。ジーンズメーカーとしては初の試みとなる、デザイナーを起用したモデルとしても知られています。程良く落ち感のあるデザインが、デニム特有の男クサさとともに今どきな雰囲気を演出。
Photo:Naoto Otsubo
Styling:Takahiro Takashio
Text:Hayato Hosoya
【問い合わせ】
リー・ジャパン カスタマーサービス 0120-026-101