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CAR Dr.ノリシゲの妄想ドライブ

レクサスへの期待値は2021年へと続く

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説明しよう! 妄想ドライブとはヴェテラン モータージャーナリスト・ノリシゲセイイチが「このクルマにのったら、こんなことをしたい。こんなところに行きたい。この街道でぶっ飛ばしてチャンネーとこんなことがしたい!」と妄想の世界に遊ぶ気絶コラムである!

電化と超熟。レクサスの買い頃はいつ?

先日、何かいい資料がないかと古書を物色していたら2020年の今年は『クロード・モネ生誕180周年(Oscar-Claude Monet:1840年11月14日-1926年12月5日)』なんだとか。あまりにも有名なフランスの画家の方ですが、代表作『印象・日の出』は印象派というカテゴリーを生んだそうな。

で、何かクルマ選びに活用できそうな名言を検索してみると、こんな一文に出会いました。

「人は私の作品について議論し、
まるで理解する必要があるかのように理解したふりをする。
私の作品はただ愛するだけでよいのに」

スバラシイ! またひとつお利口になっちゃったなぁ~。無論、原文はフランス語ですが、多数派の和訳は上記の通り。

コレをクルマ選びに当てはめると、見ているだけでホレボレするとか、ワクワクするとか、意味もなくドライブしたくなるクルマってことでしょうか。ちょっとハードルが高い気もしますが、個人の趣味嗜好があえば合格ラインに達するクルマもあるのかなと思います。

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さて、ココからは少しリアルな話題へ。自動車業界も徐々に景気が回復し人気メーカーは前年対比90%台まで業績が回復。車種別に見ると9月の新規登録で、なんとトヨタのミニバン『アルファード』が1万463台を記録し前年同月比160%を達成。前年の9月といえば消費税税率アップ前の駆け込み需要にあたるはず。なのに、その数字を増税&コロナ禍で6割上回るってハンパないですね。

一方、なかなかキビシイと思うのがレクサスです。国産ブランドBest50に辛くも留まったのはクロスオーバーの『UX250h』のみ。今年9月の販売台数は1,080台で前年同月比54.6%の達成率。売れ筋ミドルセダンの『ES』やSUVの『RX』は圏外に去りました。

で、カンフル剤となりそうな明るいニューモデル情報はあるのか? となりますが、前出のUXにBEVの『UX300e』と特別仕様車の『Urban Elegance』がアナウンスされています。しかし、イケてる40代にふさわしいモデルか? と問われれば、ワタシはお若い30代にオススメかなと思います。

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少し格上げしてレクサスのラインナップを見渡すと、40代にふさわしいSUVなら『RX』や『NX』となりますが、ココはちょっと話題性が薄い感じ。それぞれのデビュー年度を考慮すれば完成度は高いものの、レクサスのような若いブランドは老舗を蹴散らす勢いが重要です。

では、あえてのSUV外しでセダンはどうよ? となりますが、アンダー1000万円で考えれば『LS』は圏外。一つ下の『ES』となれば、お値段の関係からメルセデスやBMW、アウディなど歴史あるプレミアム御三家の誘惑に負けてしまうユーザーも。コレまたキビシイ現状となります。

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ミドルクラスのセダン、『GS』はその役目をまっとうし終売。現状ではひとつサイズダウンしたコンパクトセダンの『IS』となります。デビュー当初から評価が高いモデルですが、そろそろモデル末期。それでもレクサスはこの『IS』をテコ入れし大掛かりなマイナーチェンジを行い発表しました。

サクッと紹介しておきましょう。ボディサイズは全長4,710(+30)×全幅1,840(+30)×全高1,435(+5)mmで、( )の数字分だけサイズアップしています。コレってほぼボディパネルの変更を意味します。また、先進安全技術である『Lexus Safety System +』は各種センサーの精度アップしより正確に。また、追加機能として緊急時の操舵支援を盛り込み最新版となっています。

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パワートレーンはお馴染みの3.5リッターV型6気筒搭載車を走りの頂点に置き、主力となる2.5リッター直列4気筒ハイブリッドシステム搭載車と、お値打ちな2.0リッター 直列4気筒ターボ搭載車を設定。モデル名は順に『IS350』、『IS300h』、『IS300』となります。

【新型レクサスISシリーズの消費税込み車両価格】
IS350(F SPORT):650万円
IS300h:526万円~642万円
IS300:480万円~555万円
IS350 特別仕様車F SPORT Mode Black:700万円
IS300 特別仕様車F SPORT Mode Black:585万円

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上記ラインナップのなかから推奨モデルを検証しました。ISシリーズの車両重量は1,640~1,790kg。最軽量は直4ターボ搭載車ですので、ピュアFRスポーツって意味で『IS300』がよろしいかと個人的には思います。

V6搭載車はフィーリング的にプレミア感があっていいのですが、V6ツインターボを搭載したスカイライン400R(562万5,400円)の存在を考慮すると、いかがなものかと思ってしまいます。この先は価格的にも個人の趣味嗜好次第ですね。

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レクサスのランナップのなかで、この『IS』をあえてハバノスのシガー(キューバ産)に好意的に例えるなら、メーカー自身が熟成させ芳醇な香りが楽しめる“レゼルバ”シリーズのようなもの。セダンなので販売数は見込めないでしょうが、サスペンションも一新されツウな1台であってほしいと思います。

Text:Seiichi Norishige

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