レザーなのにガシガシ使える気絶級の万能バッグです!
第299回は、ファーロのトートバッグです。
スポーティなスタイルが人気を博し、機能性に特化したアイテムが重宝される昨今。ここ最近は悪天候も多く、防水機能は必須でしょう。とりわけ、たくさんの荷物や貴重品が入るバッグは、レザーグッズでクールにキメたいけど、雨とわかれば劣化を恐れいつもの防水のナイロン系を手に取ってしまうかと。つまり、実用性がカッコ良さを凌駕している時代なんです。そんな現代のファッション事情にぴったりな、使えてお洒落な革小物を日本ブランド「ファーロ」で発見。しかも、単に濡れないだけで終わらせません。
2005年に創業したファーロは、より多くのニーズに応えるべく今年の秋冬よりリブランディングを敢行。従来のレザーへのこだわりやクラフツマンシップはそのままに、豊富な機能を搭載したミニマルなプロダクトを展開。年齢やシーンを選ばずに幅広い世代がこなせる、ライフスタイルブランドに。その象徴的な鉄板アイテムがこちらのトートです。
ハンギングとショルダーの2WAYトートは、国産のステアレザーを採用。シボ感のあるレザーは傷つきにくく防汚性にも優れており、組織の奥まで防水材を浸透させたオリジナルレザーゆえ、急な雨にも難なく対応できます。ハンドル下のスリットにスマホポケットを配する他、室内はメインの収納に加えPCパッドやドリンクホルダーなど、様々な用途に合わせた計9つのポケットを配備。これだけでも実用性は文句なしですが、シンプルなルックスがカジュアルからビジネスまで幅広く活躍します。
レザーと言えば、上質な素材ほど取り扱いもデリケートになり、雨の日の使用なんてもっての他。そんな常識を覆し、タフに使える本作は、ありそうでなかった逸品。加えて、この収納力とコーデを選ばないオン・オフ兼用の面構えですから、費用対効果はトップクラス。ご紹介するアイテムだけでなく、ブリーフケースやミニ財布など、豊富な展開も嬉しいポイントです。
同時展開のバックパックは、肩への負担を軽減するため曲線テープをオリジナル開発し、抜群のフィット感を実現。大容量のスペースはもちろん、PCケースや充電器、邪魔になりがちなコードも綺麗に収まる収納を揃え、現代に欠かせないデジタルデバイスも綺麗に仕分けができます。
スモールレザーグッズも充実のラインナップ。表面は手に馴染みやすく形崩れしにくいゴートレザーを、内装は柔らかく上品なシープレザーを採用し、長く愛用できるシンプル顔です。こちらにも防水加工を施しており、二つ重ねても厚さ1.2cmですから邪魔になりません。
Photo:Naoto Otsubo
Styling:Takahiro Takashio
Text:Hayato Hosoya
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