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CAR Dr.ノリシゲの妄想ドライブ

ゴルフかSUVか? ゴキゲン ワーゲンは、いつ何を買うとゴキゲンになれるの?

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説明しよう! 妄想ドライブとはヴェテラン モータージャーナリスト・ノリシゲセイイチが「このクルマにのったら、こんなことをしたい。こんなところに行きたい。この街道でぶっ飛ばしてチャンネーとこんなことがしたい!」と妄想の世界に遊ぶ気絶コラムである!

新車派は本国発表をチェックして最新モデルを買うべし!

過去を振り返れば日本でイチバン売れている輸入車だった時期もある独フォルクスワーゲン(以下、VW)。ところが、プレミアム御三家と呼ばれるメルセデス、BMW、アウディがラインナップを拡充すると、そのポジションは万年3番手へ。しかしいまはBMWと2番手を競うだけ回復しています。

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VW再浮上の原動力となったのは販売努力に加え、『T-Cross / T-Roc』といった新規車種であるSUVの投入です。既に日本上陸を果たしていますのでこの2車種は今回割愛しますが、コロナの影響が惜しまれるのはローンチが遅れている第8世代の『Golf』です。

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このケースのように、輸入車では本国は最新モデル、海外は旧モデルを販売中という事態が発生します。とくにVWのように親しみ深いブランドでは知ると知らないでは大違い。新しければいいというものでもありませんが、買ってスグ古くなったのでは気分も急降下。というワケで、今回はVWのラインナップをザックリとチェックしてみましょう。

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【Golf】
欧州では概にスポーティグレードの『GTI』まで発売中の新型ゴルフ。ラインナップを整理すると、エントリーモデルがガソリンのマイルドハイブリッド仕様である1.5リッター直列4気筒+BSGを搭載した『eTSI』。プラグインハイブリッドの『GTE』。そして、ディーゼルの『GTD』まで揃います。現状と比較すればスペシャルな『R』シリーズがないだけという感じ。価格的には最安値が2万ユーロ切り。日本価格も期待がもてます。

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ハッチバッグ以外では、ステーションワゴンの『Variant』、そのヴァリアントをクロスオーバーに仕立て駆動系にAWDを採用した『Alltrack』まで揃います。日本ではハッチバッグがポピュラーですが、乗るとこの2車種もいい仕上がりなのでツウな自動車趣味人は注目しておいて損はないと思います。

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【Tiguan】
基本骨格はポルシェ・マカン、アウディQ5と共有するVWのミドルSUVがティグアンです。このモデルも欧州と比較すれば、日本で販売中のモデルは旧型となります。400万円オーバーの買い物ですし、マイナーチェンジ程度でも安全装備やインフォテインメントシステムはドンドン進化しますのでご注意を。

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【Arteon】
VWのラインナップのなかではフラッグシップサルーンとなるアルテオン。洗練されたデザインとプレミアムなオーラはVW随一。そんな魅力に惹かれるのか、同社のパサートよりおよそ2倍は売れているとか。中古車相場が想定外に高いのも納得です。

そんなアルテオンですが、欧州ではこの夏にマイナーチェンジを敢行。日本の公式Webサイト上では“New”と掲載されていますが、コレはMCモデルではないのでご注意ください。

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で、このMCモデルがいつ上陸するかというと、2021年になるとのこと。また、追加モデルとして『Shooting Brake』が登場します。Bピラー(横から見て前席と後席を隔てる部分)以降から専用デザインとなっているので画像をよく観察してみてください。

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【ID.3 / 4】
VWのBEVであるID.シリーズ。コチラは新規車種としてまず『ID.3』を2021年に先行発売。SUVパッケージの『ID.4』は2022年発売となる見込みです。

基本的メカニズムは共通で駆動輪が後輪。個人的にはこのプラットフォームを利用してなんとかビートルを復活させてほしいと願います(VWバスもね!)。

一時期は世間を騒がせたものの、クルマ自体は乗れば乗るほど味わい深く、クルマの何たるかを教えてくれるVW。ワタシにとっては乾物のスルメイカのような存在です。とはいえ、欧州ブランドは排出ガス規制に合わせラインナップをアップグレード中。ボーナス商戦目前ですが、いまのこの時期は海外情報も併せてブツヨク成就にお役立てください。

Text:Seiichi Norishige

フォルクスワーゲン



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