【惜しいよオトコ・その54】できる男に見せているつもりが逆効果!? リモート・ベッツジーン氏
近頃、業種によってはリモートワークがかなり定着してきた模様ですが、家で仕事をしている=家族やパートナーが近くにいたりするわけで……。
同じ部屋で、それぞれが仕事をしている。よくありますね。近くに子どもがいる、なんてことも多いでしょう。
でも、会議に参加している貴方の言葉遣いや態度に、内心びっくりしているかもしれませんよ。子どもが「パパ、なんだかコワイ……」って感じていたら!?
会議している相手との関係性や、会話の流れがわからないだけに、聞いている側はあれこれ妄想してしまいますし、
コロコロ変わるその態度にご家族は、そこはかとない不安を感じているかもしれません……。
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一つ屋根の下で一緒に仲良くリモートワークができるご夫婦って、素敵ですよね。コロナがきっかけで、今まで知らなかった、テキパキと仕事をこなす凜々しい夫の姿に惚れ直す、なんていう女性もいるそうです。ところがその一方で、リモートワーク中の夫の姿を見て幻滅という方も少なからずいらっしゃるようでして……。
ということで今回は、リモート・ベッツジーン氏をご紹介いたします。
穏やかな旦那さまだと思っていたら、社内会議ではなんだかやたらと偉そうに威張っていたり……。ビートたけしさんみたいに、江戸っ子の口調で部下と愛情をもって接しているつもりかもしれませんが、残念ながらたけしさんになりきれていない方も。それに、今の若い子にその愛情は伝わりにくそうです。端から見ていると、ただの威張りん坊に感じられるかもしれません。
一方、頼りがいのある男性だと思っていたら、実は単なるゴマすり男だった!? というのも残念ですね。人によって態度がコロコロ変わるゴマすり男は、出世できるのかしらと不安にさせられます。でも……、一流のゴマすりは相手に不快感を与えませんので、夫婦一緒に“気絶のゴマすり”を競い合い、切磋琢磨できたら素晴らしいですね♡
もう一つ、ご注意いただきたいのが、キャラの切り替え。オフィスと家庭でキャラを使い分けていたパーフェクトなだんなさまが、慣れないリモートワークで、キャラがごっちゃになっていることもあるようです。大切な奥さまに “仕事モード” で、うっかり偉そうな態度を取ってしまうなどして、嫌われないようにしたいものですね。もし失敗してしまったら、手遅れにならないうちに早めのケアを! たとえば奥さまがWeb会議の時に、ライティングチェックをしてあげながら「今日もきれいだね」って言ってさしあげるのはいかがでしょうか?
理想の男性は、誰に対しても同じ態度で誠実で、言葉のセンスがある方。面白くて尊敬できる方と一緒に気絶のリモートワークを体験してみたいです♡
Illustrations: Akiko Hiramatsu
Edit : Yukari Tachihara
平松昭子 Akiko Hiramatsu
イラストレーター/ブロガー 雑誌やWEBサイトをメインに、ファニーでエレガントなイラストやエッセイを執筆する。一方そのファッションセンスが注目され、女性誌のファッションスナップページなどに多数登場。着物を愛好し、Masshivanのメンバーとしてアート活動にも力を入れている。著書に『平松昭子の着物事件簿』(宝島社)『マンガで読む絶望名人カフカの人生論』(飛鳥新社)『平松昭子のファッションホリック道』(KKベストセラーズ)などがある。かつて原宿のアンティークショップでバイトをしていたこともあり、FORZA STYLEでは「アニ散歩」に大注目。いまの夢は「カウンターでアニキと飲むこと!」。
オシャレでキュートなイラスト満載のHPはこちら! http://akikohiramatsu.com