トレンドの巾着は、夏こそ使い時なんです
休日のお出かけが軽装になるのはうれしい限り。特にこんな猛暑続きだと、手荷物も極力減らしたくなりますよね。折しも、昨今はスマホアプリの進化やキャッシュレス化によって、休日における男の手荷物は激減。コンパクトバッグが人気を集めているのも納得です。しかし、ひとくちにコンパクトバッグといっても、ベルトバッグやサコッシュ、ミニショルダーとスタイルは様々。そんな中、筆頭人気は巾着です。
口紐で絞るシンプルな作りが特徴の巾着。ここ数シーズン人気を集めているのですが、実は夏こそ巾着がオススメなんです。軽装になる夏においては、体にバッグが密着するショルダーやサコッシュなどではなく、手持ちする巾着の方が断然身軽で爽快。
ただし、軽快過ぎても大人には難あり。レザーを選ぶのが鉄則です。そもそも和装でお馴染みのバッグとあって、コンパクトでもスポーティさやチープ感がなく、しっとりとした大人の雰囲気を漂わせることが出来ますけどね。財布やスマホの取り出しもクイック&スムーズとあって、一度使うと結構ハマりますよ。
JIL SANDER ジル サンダー
軽快さと上質感のグッドバランスが、レザー巾着の魅力
バッグ［W15×H20×D9cm］6万6000円（税抜）／ジル サンダー バイ ルーシー アンド ルーク・メイヤー(ジルサンダージャパン)
シャツ9万4000円、スニーカー8万3000円（ともに税抜）／すべてジル サンダー バイ ルーシー アンド ルーク・メイヤー、デニムパンツ7万5000円/ ジル サンダー＋ バイ ルーシー アンド ルーク・メイヤー(以上ジルサンダージャパン)
バンドカラーのシャツに、ターンアップしたデニム。大人の休日らしいクリーンさとラフさが入り混じるコーデに、レザー巾着は実にマッチします。コンパクトなサイズ感が軽快さを示しつつ、レザーが適度な重みを演出。とはいえ、柔らかなカウレザーなのでレザー×メタルモチーフという組み合わせも重苦しい印象はありません。手に口紐を持ちぶらりと下げて持つ感じが、休日にぴったりな抜け感を演出してくれますしね。
HERGOPOCH エルゴポック
重さを感じさせない、柔らかレザーがオススメ
［W26×H27×D7cm］3万6000円（税抜）／エルゴポック（キヨモト NC事業部）
日本伝統の袋物巾着とショルダーバッグを融合させたハイブリッドなデザイン。柔らかなソフトシュリンクレザーを採用したボディは、引き紐の締め具合により自在にシルエットを変えます。ショルダーストラップは着脱可能なので、口紐をキュッと締めればシンプルな巾着に。
IL MICIO イルミーチョ
レザーはレザーでも、こんなデザインなら爽快
［W18×H21×D4cm］6万9000円（税抜）／イルミーチョ（ストラスブルゴ）
小さなレザーパーツを連結させて袋状にする独特のデザインは、オールハンドメイドだからこそ可能に。イタリア製ですが手がけるのは日本人の職人とあって、細かな部分まで実に緻密に作り込まれています。中身が透ける作りは、レザーながら夏に持つのに相応しい涼しさがあります。
CULTIVATE カルティベイト
シンプルな中にも内ポケ付きなのがうれしい
［W17×H22.5×D5cm］1万7000円（税抜）／カルティベイト（カルティベイトインダストリー）
2018年にスタートしたばかりの、日本生産に拘りを持つバッグブランド。シボの入ったソフトなレザーは、カウレザー。口紐を通すループも同レザーと聞けば、その柔らかさが伝わるかと。外観は極々シンプルですが、内側にはオープンポケットを2つ配するなど、休日には十分な実用性です。
バッグ［W15×H20×D9cm］6万6000円、シャツ9万4000円、スニーカー8万3000円（すべて税抜）／すべてジル サンダー バイ ルーシー アンド ルーク・メイヤー(ジルサンダージャパン)、
Photo：Naoto Otsubo
Styling：Takahiro Takashio
Model : Isao Takahashi(FORZAR)
Text：Masafumi Yasuoka
【問い合わせ】
ジルサンダージャパン 0120-919-256
キヨモト NC事業部 03-5843-9011
https://www.hergopoch.com/
ストラスブルゴ 0120-383-563
カルティベイトインダストリー 078-882-7718
