暑すぎて長いパンツが穿けません…
さて、177回目は「ラルフローレン パープル レーベル」のショートパンツ。言わずと知れた、ラルフローレンの最上位に位置するメンズラインです。
1994年に登場したときは衝撃的で、アメリカで成功を収めたヒップホップのアーティストが こぞって着用し、当時18歳だった自分もモロ影響受けまくって、いつかパープル レーベルを買いまくってやろうと野心を燃やしていました。

時は過ぎ、アメリカを訪れた際は各所でパープル レーベルを安く買えないかと探したのですが、アメリカの成功者のための服なので、まぁサイズがデカい…。それでもOKそうなアイテムを少しずつ買って帰り、日本でもアウトレットができてからは こまめにチェックして アイテムを増やしていきました。
確か、初めの頃はイギリス製が多く、スーツなんかはチェスターバリー、靴はエドワードグリーンが生産を手掛けていましたが、いまは靴以外ほとんどが イタリア製。もちろん生地も極上のものを使っていますし、縫製なんかも丁寧です。

2019年夏のミラノ、ラルフローレンのショールームにてパープル レーベルのプレゼンテーションを拝見して、その素晴らしい空間を体感してから 人生何度目かのラルフ熱が再燃! そこから結構 清水ダイブする機会も増え、そのひとつがコレなわけです。
パッと見は、なんてことはない ただのネイビーのショートパンツなんですが、穿くと違いがわかる! 着てる人間にしか分からないんですが、この歳になったら、それで十分。

これ見よがしなデザインもディテールも必要ないんです。
プロパーの価格がアレなんで、アウトレット価格でも まぁそれなりにしましたが、使い勝手も良さそうでしたし、僕らの仕事はショーパンでもOK。正直、ここまで暑い日が続くと、長い丈のパンツを穿く気も起こらないので、ショーパンはあればあるだけ助かるわけです。
汗を掻いたらジャブジャブ洗濯したいので、やっぱりコットン製がイイ。サマーウールのショーパンも涼しいから買ってはいるんですが、本気で暑い日に穿いたら洗いたくなるので、どうしても着用頻度は落ちます。
真夏の少年丸出しにならないよう、なるべく上品に着こなすよう心掛けてはいますが、大好きなボルサリーノのパナマハットを合わせた途端、虫取りに行く小僧に早変わりしているのは、思ってもそっとしておいてください。

シンプルで合わせやすい。けど 高い…



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Photo:Shimpei Suzuki
Text:Ryutaro Yanaka