脱スーツが進む今こそ、上質なブリーフケースが必携です
カジュアル化が止まらない昨今のビジネススタイルですが、とはいえあくまでビジネスな以上、緊張度の高いシーンは必ずあります。そんな時に着るのは、当然スーツ。ならば、バッグもブリーフケースが必要になります。
昨今はトートバッグやリュックなど、ビジネスバッグにおいてもカジュアル化が顕著。しかし、きっちりタイドアップしたスーツには、やっぱりブリーフケースがよく似合う。選びの基準は、まずダークカラーであること。ブラックでもネイビーでもブラウンでも、主張を抑えたダークカラーはビジネスブリーフの常識です。
ここで、もうひとつ選びのポイントが。ラグジュアリーブランドを選ぶこと。ブリーフケースを必要とするシーンが確実に減る中とあって、つい手頃価格のものを選びがち。でも、スーツに袖を通しブリーフケースを持つというシーンは、いわばキメ時。となれば、クラス感のあるものを選ぶ方が賢明です。
登板回数が少ないということは、傷みが少なく長く使えるということ。確かなブランドなら、より長く愛用できますしね。
DIOR ディオール
飽きがこない無駄を省いたミニマルデザイン

ダークスーツにダークタイ。シリアスなビジネススタイルに、カジュアルなトートバッグはやはり似合わず。上質なグレインドカーフスキンを採用したブリーフケースで、ビジネスらしい端然さを演出したいものです。ロゴさえもミニマルに徹したこんなブリーフケースなら、スーツの色柄を選ばず長く愛用できます。
Saint Laurent サンローラン
クラス感を楽しめつつ、実用性もバッチリです

形こそビジネス然としたスクエアながら、使用するシボ入りのカーフが柔らかく、過度に堅苦しさを感じさせません。フロントには大きなジップポケット、さらに背面側の上部にはスマホなどを収納するのに便利なオープンポケットが配されるなど、実用的な作りになっています。
Berluti ベルルッティ
異例なようで、ここなら総柄も許されます

いわゆる総柄も、ここのスクリットならビジネスにおいても馴染んでくれます。パティーヌ(色を幾重にも重ねて色彩を表現する伝統的な革の染色技法)を駆使したヴェネチアカーフは、新品状態で既に貫禄あり。自立するほど構築的な作りは、ビシッとキメたスーツ姿にマッチします。パティーヌが可能なので、長く使い込んでも安心です。
FENDI フェンディ
オンもオフも使える、ユニークブリーフ

シボの入った柔らかな質感のクオイオ ローマ無くして、この遊び心は実現出来ません。ご存知ピーカブーは、フロントポケットをクタッとさせるとバッグバグズがお目見え。オールブラックなのに加えて、フロントフックの留め外しによって表情を一変させるので、オンオフ兼用が可能です。

バッグ[W38×H27.5×D6.5cm]34万円、スーツ42万円、シャツ6万6000円、ネクタイ2万2000円(すべて税抜)/すべてディオール(クリスチャン ディオール)





Photo:Naoto Otsubo
Styling:Takahiro Takashio
Model : Isao Takahashi(FORZAR)
Text:Masafumi Yasuoka
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