【絶世の美女】風と共に去りぬ　主演女優の色あせない美貌

みなさん、ヴィヴィアン・リー（1913~1967）をご存知でしょうか？

あの『風と共に去りぬ』の主役であるスカーレット・オハラを演じ切り、かのシェイクスピア俳優ローレンス・オリヴィエとも恋仲にあったという超大物女優です。

当時の英領インド帝国で生まれ、26歳で『風と共に去りぬ』の主役を射止めるまでは、舞台などで地道にキャリアを重ねていました。

その中で共演したローレンス・オリヴィエと恋に落ちたリー。リーはハッとしてしまうほど美しく、演技を正当に評価されないという独特の悩みがあったそう。オリヴィエはこう語っています。「彼女が持つあまりの美しさのせいで批評家たちの判断はすっかり歪められてしまっている」

劇作家ガーソン・ケニンも「あまりに美しく魅力的な女性は、女優として圧倒的な成果を挙げたとしても目立たなくなってしまう。とてつもない美貌を持つ女優が役者として大成することは滅多にない。美しい女優はそれだけで売り物になるからだ」と彼女の苦悩を嘆きつつも、「だがヴィヴィアンは違う。意欲があって不屈の精神をもち、真剣に演技に取り組んでいる。見事なまでに素晴らしい」と大絶賛。

こちらは1940年に公開されたローレンス・オリヴィエ共演のイギリス映画 『21日間』 のリー。その演技力を認められたリーは、３月にアカデミー賞で主演女優賞を受賞します。アーモンド型で澄んだリーの瞳に魅了されてしまう人もきっと多かったのではないでしょうか。

その後はブロードウェイの舞台 『ロミオとジュリエット』で、再びローレンス・オリヴィエと共演。２人は８月に結婚します。こちらは結婚後に撮影されたイギリス映画 『美女ありき』。ここでもローレンスと共演します。あまりに可愛らしい衣装に身を包んだリーと、その陶器のような肌にうっとりしてしまいますね。

第二次世界大戦中はイギリスや北アフリカ各地を回って舞台に立ち、兵士を元気づけたそう。こちらはイギリス映画 『シーザーとクレオパトラ』 (1945年） のリー。あまりの美しさに神々しさすら感じてしまいます。

往年のリーとローレンス。1960年に２人は離婚してしまうのですが、別れた後も二人は精力的に活動をしたそう。 歳を取っても若々しいのは夢中で打ち込めるものがあったからかもしれませんね。

いかがでしたでしょうか？　歴史に名を残す女優になるまでには苦労も絶えなかったでしょうが、リーの生き様を見ているとこちらも背筋が伸びる思いがします。人の目を惹く美しさは常に高みを目指す内面から溢れているのかもしれません。

それでは次回のセレブもお楽しみに♡

Text：celebrity watchers☆MK