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FASHION 干場の「エロサバ」

【タフでハードなアメカジが気分】男らしさを突き詰めた、ラグジュアリーなブラックミリタリー

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ミリタリーにラグジュアリーさをプラスして、大人にふさわしいスタイルへ

都道府県を跨いだ移動の緩和からもうすぐ1ヵ月。自粛生活から徐々に「新しい生活様式」に移行しようと思っていた矢先、ここにきて東京都内の感染者数が急増する事態に……。どうなっちゃうんでしょうね? Go Toキャンペーンも始まってしまうし、自分の身は自分で守るしかないんでしょうかね。

そんなわけで、今回はちょっと(かなり)早いけれど、秋冬シーズンに向けた自衛のためのスタイル。どうにも最近、10代のころに影響を受けたアメカジや渋カジが気になっているんですよね。

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アイテム

コート/1PIU1UGUALE3 × BLACK MILITARY BY YOSHIMASA HOSHIBA
Tシャツ/クロスクローゼット
ジーンズ/マインデニム
サングラス/レイバン
ウォレットチェーン/クロムハーツ
時計/ベル&ロス
バングル/フィクサー
リング/フィクサー
靴/レッド・ウィング

振り返ると、レッド・ウィングのブーツやバンソンの革ジャンなど、だいたい10年ごとにタフでハードなものがマイブームになっていて……。今はまさにそんな時期、というか、気分なんですよね。

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で、最近ブラックデニムを穿く機会が多くなったことから、新型コロナウイルスが流行する少し前にレッド・ウィングの「アイアンレンジブーツ」を2足買い足したんです。そこで今回は、本命の黒のついでに新調したベージュをどう履くかをテーマにしてみました。

「N-3B」型のコートは、1PIU1UGUALE3(ウノピゥウノウグァーレトレ)というブランドからこの秋登場するカプセルコレクション「BLACK MILITARY BY YOSHIMASA HOSHIBA」の一着です。

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1PIU1UGUALE3とは、以前も僕がプロデュースするペッレ モルビダとコラボレーションしたことがあったのですが、今回は僕個人での参戦。近ごろ、気になっている男らしいアイテムをラインナップしています。

男らしさを突き詰めた服といえば、ミリタリーウェアの右に出るものはありません(キッパリ)。ずばり、死が対価。死と直面しているからこそ、機能や素材を極めたデザインになるわけで、それが揺るぎない美しさにつながっていると思うのです。

そもそも僕のミリタリー好きは、高校時代の渋カジから。なので、すでに約四半世紀。昔は、ガチな本物の軍服やヴィンテージのミリタリーウェアを買って、身幅を詰めたり、アームホールを細くしたり、お直ししながら着ていたこともありました。

でも、当然ガチの本物だから、ある意味、素材が堅過ぎたり、重すぎたり、着難かったり、ちょっと匂いがしたり……、それはそれでいろいろな問題があるわけです(苦笑)。そうなると、大人には正直ちょっとキツい部分がありますよね。

そんなわけで、この「BLACK MILITARY BY YOSHIMASA HOSHIBA」では、そんな筋金入りの僕が、ミリタリーウェアの名品を忠実に再現するのではなく、あえて大人にふさわしいラグジュアリーなアイテムに変容させることに挑戦したのです。

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第一弾はピーコート。

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そして第二弾が「N-3B」。

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第三弾は「B-3」。それぞれ、この秋に発売予定です。

いろんなスタイルを経験した結果、巡り巡って、今は自分にとって原点のひとつでもあるアメカジが気分なんですよね。ただ、当時と違うのは、年齢を重ねたことで、素材や着心地にこだわるようになりました。やはりガチものは重いし、長時間着ていると肩が凝ってしまいます。

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ミリタリーウェアってデザイン的には完成されているから、僕がイジったのは素材的な部分。この「N-3B」では“究極の素材使い”をテーマに、フード周りにリアルファーを配し、身頃には高級感のあるリモンタ社のストレッチナイロンを採用しています。ピーコートはウール混カシミアを使用したり、B-3は極上のムートン素材にしました。

あとは、色や柄にもこだわったんです。色は東京に似合う黒。そして 無地。「無地に勝る柄はない」という赤峰さんの言葉を思い出し、もちろん無地にしました。色や柄を排除することで、素材や表面感に目を向けて欲しいと思ったのです。

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で、ベージュのブーツに話を戻すと、ここ数年のモノトーンブームからオールブラックのスタイルに移行するうちに、本当に全身黒だと重苦しいというか、ストイック過ぎで息が詰まってしまうんですよね。

例えば、ここに同じ「アイアンレンジブーツ」の黒を合わせるのはトゥーマッチのように思えてしまって……。ベージュのブーツを買うのは久しぶり。ブルーデニムに合わせると少し土臭いイメージになりますが、色落ちしたブラックデニムにはちょうどいい馴染み具合です。

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今回も、エロサバの“エロ”はどこへやら……。唯一いえるとしたら、若いころって同じようなものを着ていてもガツガツしていたと思うんですよ。強がっていたというか。それがなくなって、オヤジとしての少し余裕が出たのが エロといえばエロ。それもやはり、素材が持つエロスの力なんでしょうね。


今回のスタイルのキモは……。

●タフでハードなアメカジが気分。
●でも、それだけじゃ大人のスタイルとしては少し寂しい。
●そんなわけでラグジュアリーなミリタリーウェアをつくりました。
●オールブラックのスタイルの足元に明るい色で。
●自粛生活は、無理せず、油断せず、続けることが大切。


 

Photo: Ikuo Kubota (OWL)

Styling&Model:Yoshimasa Hoshiba


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干場義雅が語る

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3冊目の書籍は、難しいとされる大人のカジュアルスタイルについて書いています。読んでいない方はぜひ!

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1冊目は、スーツの着こなし術から世界の一流品選びまで、基本的なことやお洒落の本質について書いています。読んでいない方はぜひ!

世界のエリートなら誰でも知っている

「お洒落の本質」
(PHP出版)

【エロサバ】-Hoshipedia

「エロサバ」とは、エロいコンサバの略で、干場の哲学により生まれた造語。シンプルでベーシック、コンサバティブな洋服を着ているのに、なぜかエロく見えるスタイルのこと。例えば喪服の女性。成熟した大人の女性が喪服を着ていて、メイクもナチュラルで抑制しているのに、不思議と色っぽく見えるスタイル。例えば、普通の白いシャツを着ているのにも関わらず、胸元のボタンの開け方や袖口のまくり方でSEXYに見えるスタイル。粗悪な素材でデザインが変わっているシャツでは駄目。上質な素材でベーシックなシャツだからこそ、崩して着こなしても上品さが保てるのです。男性で例えるなら、仕立てられたグレーの無地のスーツを着て、上質な白シャツに黒の無地のネクタイのような極めてコンサバティブなスタイルをしているのに、内側から大人の色気が香るスタイルのこと。



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