40年以上愛され続ける、大人仕様のサマーショーツ
第260回目は、オーシャン パシフィックのショーツです。
これからの季節に欠かせないアイテムのひとつ、夏の相棒「短パン」。ただ、短パンと聞くとなんだか子供っぽい印象も。そこでおすすめしたいのがコーデュロイ。秋冬シーズンに多く使われる素材ですが、同時に大人っぽい上品さとこなれ感が出せるメリットも。そんな、ヤンチャなショーツと大人に相応しいコーデュロイを見事に融合したアイテムが「オーシャン パシフィック」の定番ショーツであります。
1972年にカリフォルニアのサーフカルチャーから生まれたオーシャン パシフィック。当時の西海岸ムードを感じるデイリーウェアを展開していましたが、そのモノ作りはスケートボードやスノーボードへ派生し、今や横ノリ系トータルウェアブランドとして人気に。まさに時代の波に乗り続けてきたというわけです。
そんな同ブランドのアイコンが、このコーデュロイショーツ。太めにあしらわれた畝が肌の設置面を減らしベタつきにくく、海上がりにそのまま着られるように作られているので、ドライな穿き心地は他のコーデュロイと一線を画します。しかも、穿いた瞬間からコーデに馴染むヴィンテージ感は、ひとつひとつ丁寧な職人の手仕事によるもの。こうしたさり気ないディテールと職人技の数々が、子供っぽさを排除し大人仕様に仕上げているのです。
ショーツとは言えラフすぎないから、海やリゾートのみならず普段使いも可能だし、コーデュロイゆえに暑さが残る秋も活躍します。汎用性の高い大人顔のショーツを選ぶなら、オーシャン パシフィックのコーデュロイはその筆頭と言えるでしょう。
ややボクシーでオーバーサイズなポケットTシャツ。肉厚なコットン素材を採用しハリのある生地感が、ゆるくも男らしい雰囲気を醸し出します。胸元に小さく配されたロゴが、1枚で着てもアウターを羽織ってもさり気なく存在感をアピールし、洒落感演出にうってつけ。
シーズンやコーディネートを選ばずに合わせられるシンプルなカットソーは、何枚あっても重宝間違いなし。着心地のいいしなやかなコットンを採用、その上袖口をやや絞っているのでロンTにありがちなヨレを抑制します。ラフでモダンな着用感を維持できるのも実に魅力的。
Photo:Naoto Otsubo
Styling:Takahiro Takashio
Text:Hayato Hosoya
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