「英国のストーリーあるライフスタイル」をコンセプトに、英国のクラフトマンシップ溢れるストーリーのある英国ブランドの商品を数多く揃える新丸ビル2階の「ブリティッシュメイド 丸の内店」がリニューアルオープン。前編で2人はジョセフ チーニーとチャーチを試し履きして、ロイヤルブルーのジャケットを着てきたマルちゃんはマカラスターのニットTシャツにひと目惚れ。後編では何をショッピングする!?
→前編はこちら
マルちゃんが、グレンロイヤルの「オネスティーホワイト」に釘付け!
マル お店に入ってきたときから気になっていたのが、この真っ白な革の長財布と巾着型バッグなんですけど、高畑店長、これは何の革なんですか。
高畑 これは真っ白なピッグスキンの「オネスティーホワイト」です。グレンロイヤルの「グレンロイヤル ミーツ クラフトピープル」という伝統的な素材や特別な技術を継承するクラフトマンにフォーカスして新たなプロダクトを生みだすプロジェクトの2回目となる今回、英国文化に詳しいシューズデザイナー兼レザーアーティストである勝川永一さんのH.KATSUKAWA(エイチ・カツカワ)とコラボレーションしました。
マコ あのニベ革で有名な勝川さんとのコラボなんですか。エイチ・カツカワの靴、愛用していますよ。
グレンロイヤル「ラウンドジップ長財布」4万1800円(税込)
高畑 オネスティーホワイトは、昨年、勝川さんが発表した、東京でしかつくることのできない純白のピッグスキンで、勝川さんが墨田区のタンナーさんとつくりあげたものです。革本来の表情を残しながら純白というピッグスキンは世界でもとても希少性が高いそうですよ。
マル 色と革の表情が独特でステキですが、持つと驚くほど軽いんですね。
マコ 本当だ。ビックリするぐらい軽いですね。
高畑 どのアイテムもスコットランドにルーツがあるキルトやタッセルが付いたデザインになっているのも特徴です。
グレンロイヤル「ドローストリングバッグ」4万9500円(税込)
財布のカラートレンドは「ネイビー」。財布は何年で替える?
マコ マルちゃんは今、どんな財布を使っているの?
マル 今はスマイソンの長財布と、普段使う用はパスケース一体型の小銭入れを持っていて、カード4枚と2000円ぐらいとICカードを入れています。
マコ ICカードや電子マネーが普及して、キャッシュレス時代になって、財布の売れ筋って変わりましたよね。
高畑 いわゆるミニ財布は種類が増えてきていますね。長財布もライトなミニタイプもどちらも売れています。色は黒が一番で、次は、昔は茶色でしたが、今はネイビーが2番人気です。女性にはグレーも人気ですね。
マコ マルちゃんはなんで長財布も持っているの?
マル 長財布は毎日は使わないけど、やっぱり持っていたいんですよね。「1万円札は長財布に入れておきたい気持ち」なんです。
マコ 分かる。自分も「お札を折りたくない」からロングウォレット愛好家です。でも、財布にはモノを入れなくなっているのも事実。
マル この小銭も入るマネークリップタイプ、薄くて軽くていいですね。
高畑 これはベストセラーですね。長財布だとジップを開ける手間がありますが、これならワンアクションで使えるのも人気のポイントです。
グレンロイヤル「マネークリップ(エンボス)」3万6300円(税込)
マコ なるほど。マネークリップタイプは海外旅行でも使いやすそうですね。
マル このマチ付きのミニ財布も使いやすそう。
高畑 マチが大きく開くので、コインの出し入れがスムーズで、中に仕切りがあって、カード類や二つ折りにしたお札も入ります。このタイプはユニセックスで使えるので、ギフトにも人気です。
グレンロイヤル「ジップミニパース」2万4200円(税込)
マコ マルちゃんはお財布を替える周期ってあるの?
マル 私はだいたい3年ぐらいで替えますね。
マコ 「春に替えるとお財布が張る」とか「秋は実り財布」とか縁起を気にする人も多いよね。
高畑 確かに、新年明けの1月はオンラインショップで「財布」の検索が一番多くなります。
マコ みんな気にしているんだね。でも、財布は、色・形・素材に加えて、自分なりの使い方に合う細かい好みがあるから、実物を見て決めたいアイテムだよね。
アンコンジャケットのようなブライドルレザー製バッグ!
マコ このグレンロイヤルのトートバッグ、驚くほど軽いですね。
高畑 A4書類がゆとりを持って入れられるサイズで、マチも約8cmあるので、たっぷり収納できます。
マコ どうしてこんなに軽いんですか?
高畑 ブライドルレザーの強度を活かして、副資材をほとんど使っていないので、軽く仕上がっています。
マコ アンコンジャケットのようなものですね。
マル 分かりやすい例えですね!
グレンロイヤル「2ハンドルトートバッグ」8万5800円(税込)
マコ トートでも仕事はできるけど、こっちのブリーフケースを持っている方が“仕事ができる男”に見えますよね。
マル ジャケットスタイルにはこっちの方が品が出ますね。
高畑 「レザーバッグは重い」のが当たり前でしたが、このブリーフケースは、ブライドルレザーの堅牢性と耐久性を活かして、レザーの厚みを薄くすることで、重さ約860gという軽さを実現しています。
マル いわゆる「士業」の人には絶対ブリーフケースですね。
グレンロイヤル「2ハンドルジップケース」9万9000円(税込)
メンズドレスのトレンドを知りたいなら、「ドレイクス」を定点観察
マコ 「ドレイクス」、大人気ですよね。ピッティでもブースの集客がすごいし、特にネクタイのトレンドを語るときには絶対に外せないブランドです。
マル 一見正統派に見える色や柄も、ちょっとウィットが効いていて、可愛らしい雰囲気もあって、分かる人が見ると、「おっ、気が利いているね」と伝わりますね。
マコ ネクタイは特に無地か小紋のコンサバになりがちだけど、たまにはVゾーンを開放して粋なネクタイを締めてもいい。
マル これ、ロブスター柄ですよね。可愛い!
ドレイクス「ロブスター スカーフ」2万7500円(税込)
マコ これぐらい大判のほうがアレンジが効いて女性にはいいよね。ステキな配色ですよ。
マル そのハンティングモチーフのネクタイも可愛いですね。男性はスーツやジャケットのときにVゾーンでしか遊べないので、プリントタイはいいですよね。
ドレイクス「ハンタープリントシルクタイ」2万4200円
マコ ドレイクスのウェアも充実しているんですね。
マル デニムシャツに、ちょっとくすんだトーンのヴィンテージっぽいネクタイが似合いますね。
マコ 既製のデニムシャツってありそうでなくて、こんなラギットなテイストのデザインはオンオフで使えますよ。
高畑 自社工場で仕立てられた、イギリス・サマセット製の2ポケットデニムワークシャツです。
ドレイクス「デニム2ポケットワークシャツ」3万4100円
アップデートされた英国モノは、コーディネートの味方になる!
マコ マルちゃんはいわゆるトラッドは好き?
マル 出身が横浜なので、小さいときからそういう空気感は好きでした。
マコ なるほど。英国製品の魅力ってどんなところにあると思いますか。
マル やっぱり、背景がしっかりしていることと、デザインが流行に左右されないところですね。あと、自分のスタイルの中で長く付き合えるのも魅力です。
マコ 前編で履いたジョセフ チーニーのタッセルローファーなんてまさにそんな感じです。
マル 「ブリティッシュメイド 丸の内店」の商品を見ると、アップデートされた英国製品がたくさん見つかって、自分に似合うモノが見つけられますね。
マコ マルちゃんもそういうのがフィットしてくる年齢になってきたということかな。
マル 上質でカチッとしたモノをコーディネートに1つ入れると、「あ、この人は上質で丁寧な暮らし」を送っているんだなというのが感じられて、男性にも女性にもコーディネートの味方になってくれます。
マコ さすがメンズファッションライター、120点のまとめです。
ブリティッシュメイド 丸の内店
東京都千代田区丸の内1-5-1
新丸の内ビルディング2F
TEL:03-5876-6520
11:00~19:00(新型コロナウイルス感染拡大防止のため当面の間、営業時間を変更)
1月1日、1月第3日曜日休
丸山尚弓(まるやま なおみ)
「美人すぎるメンズファッションライター」として活動中。メンズファッションを題材とした自身のFacebookは、コメントが女性目線で分かりやすいと好評で、紹介した商品には問い合わせが殺到する。ファッション初心者を「素敵な男性」へと優しく導くことが信条。またファッションだけでなく「人生を豊かにするライフスタイル」をテーマに、男性としてトータルの魅力アップが目指せる記事を発信している。ライター以外の活動として、メンズブランドの企画やブランディングも行う。特技はコミュニケーション力を活かして外国人ともすぐに友人になれること。趣味はタウンウォッチと英語での映画鑑賞。
Instagram:@maruchan.703
Photo:Shimpei Suzuki
Text:Makoto Kajii