会えない時間が、恋の旨味を増すものです
大変な世の中ですが、ダンナのご家族・ご友人・会社の方々、皆様ご無事でしたら嬉しいです。今宵も恋多きJAZZシンガー「ぺぺ」より、ちょっと元気の出るコラムをお届けします。
さて、今回のイケナイ読者様からのご相談は、「コロナで彼女と会えません」という26歳の男性。ダンナ!さっそくお便り拝見いたしましょう。
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コロナ騒動から彼女との今後がどうなるか不安です。
Zoomで会話をしたりしますが、
会わないうちにお互いの気持ちが離れてしまうのでは無いかと不安です。
次いつ会えるか分からないこんな状況で、彼女とどう付き合えば良いのでしょうか。
マスクde過呼吸 会社員(26)
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生憎のコロナ騒動で、恋路を阻む障害が多いほど燃えるという説もありますが、どうぞマスクで過呼吸にはならないように、くれぐれもお気をつけください。
一方で、自粛期間中に、多くの人が「本当に大事なモノ」を再確認したという報告がありました。恋愛にしても、会えない時間が恋の旨味を増してくれるという訳です。今は、今後の交際のご心配よりも、お互いの身体と心の状態を気遣いながら、励ましあうのはどうでしょうか。
男は、大きさで愛を測り。
女は、数で愛を測る。
一つ、男女の愛の感じ方の違いについてご紹介すると、女性は100本の薔薇の花束を1回贈ってもらうより、100日間 毎日感謝を伝えられる方が幸福度が増すというのです。月に2〜3回 映えそうな料理をふるまってくれるよりも、毎日食器洗いをしてくれる方が嬉しかったりするのです(笑)。
今後も彼女と愛を育みたいのであれば、こんな時だからこそ、何でも無い日にお花を贈るのも素敵ですね。
【お答え】
会えない時間が、恋の旨味を増すものです。
何でも無い日に花でも贈って。ご機嫌を伺ってください。
さて、今回ご紹介するナンバーは、『As Time Goes By』です。
「月の光も愛の歌も、決して時代遅れにはならない。近代の進歩や発明には正直ウンザリしてます。」という歌詞がユニークで、変わらぬ物語を再確認できるナンバー。人生に疲れた時こそ、ジャズに身を寄せて頂けますと幸いです。皆様のお休み処になれます様に。
では、次のナンバーでお会いしましょう。艶ュー。
■おすすめのJAZZソング
シナトラに「My Way」を楽曲提供された彼の美声に気絶。
【一部 超訳】
人類の進歩やら新発明やら
アインシュタイン理論やらで、正直ウンザリ
でも大事なのはこのリアルな世界
それは平凡である事
これだけは覚えていて
キスはキス、ため息はため息
大切なことは変わりはしないんだ
時が移り流れていくとしても
もし恋人たちが愛し合うなら
やはり「愛している」と囁くし
このことは信じていて
これから何が起こるとしても
月の光も愛の歌も
決して時代遅れにはならない
情熱もあれば、憎しみもある
女は男を求め、男も女を求める
このことは誰にも否定できない
それが昔からの変わらぬ物語
愛に生き闘うか、ただ死ぬか
愛に生きる者こそ祝福される
時が移り流れていくとしても
Photo:Yoshihiro Kamiya,Getty Images
Text:RIKAPEPE
Illustration:Eri Sakai