オギー、430馬力でどこへ行くん?
みなさん、お疲れ様です。中年A、荻山です。いつも中年と中古車をご視聴いただき、ありがとうございます。今回は、中古車ではなく、新車をマセラッティ ジャパンよりお借りしたので、小さなビデオカメラを持ち、自作自演でお送りいたします。素人カメラマンゆえ、お見苦しい点があるかと思いますが、お付き合いいただければ幸いです。
さて、マセラティ・クアトロポルテ。現行モデルで6世代目となるのですが、以下にて各モデルを簡単におさらい。
シリーズⅠ(1963–1969年)創業家マセラッティ兄弟から経営権を譲渡されたアドルフォ・オルシ時代に、カロッツェリア「ピエトロ・フルア」の手による登場。
シリーズⅡ(1974–1978年)シトロエンが経営していた時代に、SMのシャシーを使い、ベルト―ネがデザインを行い誕生。
シリーズⅢ(1979–1990年)シトロエンからデ・トマソが経営していた時期に、イタルデザインのジウジアーロの手によりデビュー。
シリーズⅣ(1994–2001年)日本でも馴染のある四代目は、フィアット傘下時代にガンディーニによるスタイリングで登場。
シリーズⅤ(2004年-2012年)ピニンファリーナに在籍していた奥山清行のデザイン、フェラーリのテクノロジーを融合させた五代目。
そして、シリーズⅥは2013年に登場。デザインはマセラティ社でチーフデザイナーを務めるジョバンニ・リボッタによるもの。リボッタはスポーツとエレガンスの融合こそが他メーカーにはないマセラティの魅力だと語ります。
まさしく、その通りで5.2mという巨躯でありながら、軽快かつ足の長い動力性能、そして、とにかく美しいデザインをまとっています。
今回お借りしたグレード「S」にはV6エンジンが載ります。こちらは五代目同様、フェラーリの手によるエンジンとなります。アクセルペダルを踏めば官能的な雄たけびをあげますが、430ps、580Nmという力持ちゆえ、そうしゃかりきにペダルを踏まなければ静かに、かつ街の流れをリードする走行性能を誇ります。
このV6エンジンに組み合わされるのがZF製の8段オートマチックトランスミッション。ノーマル、エコ、スポーツの走行モード切替も、このATのシフト横に配されます。モードの切替によって、どんなシーンでも楽しい走りを叶えてくれるのです。
タンレザーとカーボンを組み合わせた内装のセンスのよさにも、ただただ脱帽。古典的なレザーと、ハイテク素材であるカーボンを見事に調和させているのです。う~ん、これぞイタリアンマジック! 完全うっとり&大気絶。
こんなご時世だからこそ、他者との接触を控え、さらに楽しむのならば、クルマに限ります! もちろん、ニュースを賑わせている爆走なんてのはもってのほか。中年らしく、品よくユーモアを忘れずに、楽しみましょう!
Video/Text:Takashi Ogiyama
Video Edit : Kabuto Ueda
【問い合わせ】
マセラティ コールセンター
TEL 0120-965-120
https://www.maserati.com/maserati/jp/ja