最近、『1984年のUWF』というノンフィクションを読みました。
ひとことで言うと「佐山聡礼賛本」であり、プロレス関係者の間では出版当時から物議を醸した危険作なのですが、エンタメとしてはとても面白い「プロレス的」な本です。
プロレス的とは、「もののあはれ」と同じぐらい情緒的で曖昧な言葉ですが……。
今年40歳になる私はUWFをリアルタイムで経験した世代ではありません。
15歳のときにパンクラスが旗揚げ&UFC初開催と、今にして思えば総合格闘技と一緒にオトナになった世代です。
この本の主題であるUWF全盛時の私は、鼻を垂らした幼稚園児で(いまもたまに垂らしていますが)、UWFに熱狂していたオジさんにプロレスラーの凄さをとくとくと説かれ、「予習」と称してビデオを観せられ、「オトナもケンカが好きなんだな」と妙に嬉しかったことを思い出します。
現在世界中で多くのファンを魅了している総合格闘技は、実はタイガーマスクが創った。
この本が一冊を通して訴えているのは、この一語に尽きるのではないか。
さあ、みなさんはどう思いますか?
え、そもそも読んでないって?
読めばわかるさ、アリガトーッ!
結局猪木かな?
今日は中年と中古車だッ!
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