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CAR Dr.ノリシゲの妄想ドライブ

ジワジワくる魅力がたまらない!トヨタの隠れ名車「カムリ」に注目!

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説明しよう! 妄想ドライブとはヴェテラン モータージャーナリスト・ノリシゲセイイチが「このクルマにのったら、こんなことをしたい。こんなところに行きたい。この街道でぶっ飛ばしてチャンネーとこんなことがしたい!」と妄想の世界に遊ぶ気絶コラムである!

ジワるトヨタ・カムリは隠れ名車か!?

世の中にはパッと見てわかるモノと、ちょっと説明を聞いたり調べたりしないとその良さがわからないモノがあります。コレを少し強引にクルマ選びに置き換えると、前者は「一目惚れ=アバタもエクボ」、後者は「所有後に魅力が高まる=ジワジワ型」という感じ。

さらに強引に恋愛変換すれば、寝ても覚めてもあの娘が気になる!のか、何かをキッカケにスイッチが入り恋愛対象へ格上げとなるか。結果的にどちらも同じ答えが出るとしても、クルマ選びで分かりにくいのがこの「ジワジワ型=隠れ名車」。

どのジャンルで隠れ名車を探すか? 今の時代、もっとも目立たずわかりにくいのがミドルセダンでしょうか。価格レンジも中間レベルが一番悩ましいところ。デカい=高級、小さい=安いという生活習慣にも似た刷り込みも、クルマ選びを難しくさせます。

トヨタ・カムリ(日本仕様)
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ちょっと難解なテーマですが、ミドルセダンでジワる隠れ名車を探すと、皆さんの審美眼に叶う車種は何でしょうか? ワタシの結論はトヨタの『カムリ』です。このモデルの歴史を振り返れば、スペシャリティ&スポーツカーだった同社『セリカ』の4ドアモデル、『セリカ・カムリ』として1980年に誕生したのが原点です。

歴史を少し補足すると、『カムリ』は日本専売モデルとして誕生したのですが、のちに対北米用の輸出モデルとして進化します。1982年のモデルチェンジではFR車からFF車にパッケージ変更。構造上、室内も広くなり、また、レクサスESというミドルセダン誕生の布石となっていきます。

トヨタ・カムリ(北米TRD仕様)
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さて、現在の『カムリ』です。現行型の第8世代は2017年7月デビュー。パワーユニットは実績ある2.5リッター直列4気筒ガソリンエンジン+モーターのハイブリッド車です。2019年9月にはスマートフォンアプリの操作ができるディスプレイオーディを標準化。また、全グレードで後輪をモーターで駆動するハイブリッド四駆の『E-Four搭載車』を設定。バリエーションを拡大しています。

トヨタ・カムリ(日本仕様)
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ボディサイズは全長4,910×全幅1,840×全高1,445mm。ちなみにサイズ感を全長で比較すると、カローラ・セダン4,495mm、クラウン4,910mm、アルファード4,950mm、レクサスLSが5,235mmとなります。車両本体価格(税込)は345万6,000円から464万8,000円まで。無論、装備内容で価格は上下しますので公式HPでご確認ください。

最後に現行型『カムリ』がジワる理由を。

トヨタ・カムリ(日本仕様)
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どのモデルにもいえることですが、クルマのデザインを日本の景色のなかだけで見ていると本質的な魅力が伝わってこないケースがあります。正直いってアメリカで見る『カムリ』は相当カッコいいのです。サイズ感を生かした優雅な部分が見え隠れするデザインも◎。

デザインを優先すると、乗降のしやすさなど、実用性の部分で他車の方が優れている点があるかも知れません。しかし、クルマとは不思議なもので、見た目と実用性のバランス評価には個人差があります。許せるか、気になって仕方ないか? 最終結論は皆さんにお任せしたいと思います。

Text:Seiichi Norishige

トヨタ自動車

■2020 Camry Specs Overview: Technology, Safety and More | Toyota

 


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