先の2月、グラスヒュッテ・オリジナルが“ゴールデンバランス”ウォッチアワード2020で受賞。「パノマティックルナ」が2万5000ユーロまでのウォッチカテゴリーで最優秀賞に輝きました。
この“ゴールデンバランス”ウォッチアワードというのは日本ではあまり馴染みがありませんが、ドイツの時計専門誌『UHREN-MAGAZIN』の主催で1998年から続いている、なかなかに由緒正しいアワード。
同誌のほかにも『Watchtime.net』『Focus』の読者が、昨年の新作200モデル以上のなかから好きな時計を5つの価格帯別カテゴリーでそれぞれ選出し、それを集計するというものです。
「パノマティックルナ」は、アシンメトリーなレイアウトが特徴の、グラスヒュッテ・オリジナルを象徴するモデルのひとつ。受賞モデルとなった新作はレッドゴールドのケースとダークブルーのダイヤルの組み合わせが、チャームポイントの「ルナ」=ムーンフェイズを、よりいっそうロマンチックに魅せているのが高評価となったのでしょう。
グラスヒュッテ・オリジナルは、この“ゴールデンバランス”ウォッチアワードを2006年に初めて受賞して以来、昨年も受賞するなど、今年で11度目。ドイツのアワードのためドイツ時計が人気を集めるのも事実ですが、しかしほかの受賞モデルを見るとスイスの老舗など錚々たる時計ブランドの名前が並ぶ。
そのため同アワードを11度も受賞しているのは、そのままグラスヒュッテ・オリジナルの実力の高さを表しているといっても、決して過言ではありません。
ということで、この受賞モデル「パノマティックルナ」は、かなりのおすすめ。2万5000ユーロまでの時計の購入を考えている方は、ぜひ候補に入れるべきだと思いますよ。
自動巻き、18KRGケース、ケース径40mm、アリゲーターストラップ、5気圧防水。214万円(税抜)
「パノマティックルナ」は、アシンメトリーなデザインが特徴の、グラスヒュッテ・オリジナルを代表する人気の定番モデル。ダイヤル左側に時分表示とスモールセコンドを配置、2時位置にムーンフェイズ、4時位置に大型日付表示の「パノラマデイト」を備える。
これは2019年に発表された新作で、レッドゴールドケースにブルーダイヤルを組み合わせたのが新しいところ。レッドゴールドとダークブルーのコントラストが美しく、針やインデックスや、ムーンフェイズの月や星もレッドゴールドにされているのがエレガントです。
【問い合わせ】
グラスヒュッテ・オリジナル ブティック銀座
03-6254-7266
https://www.glashuette-original.com
Text:Yutaka Fukuda