洗練さとこだわりを一挙両得
第234回は、ラグ & ボーンのジーンズです。
1990年代後半頃に流行したローライズジーンズ。その頃から、土臭いヴィンテージジーンズに対して、ラグジュアリーな高級ジーンズが台頭してきました。そんな最中である2002年に誕生したのがラグ&ボーン。同ブランドは、いわばヴィンテージ好きもラグジュアリー好きも、ともに納得させるブランドといえます。
現在では、メンズ・レディスともにトータルブランドへと成長したラグ&ボーン。とはいえ、その出自であるジーンズはやはりブランドの看板です。注目はフィッティングへのこだわり。エクストラスリムのFIT 1、スリムのFIT 2、クラシックのFIT 3を揃えています。写真は、最も細いエクストラスリム。ローライズと相まって、実にスタイリッシュでモダンな穿き姿を楽しませてくれます。さらに、デニム生地に日本製のストレッチデニムを採用することで快適な穿き心地も提供。色落ち具合を、ちゃんとリアルかつナチュラルに仕上げてある点も見どころです。
こちらは、よりベーシックな雰囲気が漂うスリムフィットのNo.2。裾に向かって微妙にテーパードさせ、さらにミッドライズを採用したシルエットは、トレンドを問わず活躍してくれます。デニム生地には、ストレッチデニムを採用。内側のグリーンステッチがアクセントに。
ジーンズに次いで、パンツの主力として据えているのがチノパン。こちらは最もゆったりとしたクラシックフィットのNo.3。ドーナツボタンやダブルウェルトバックポケットなどベーシックに沿いながらも、センターバックのベルトループを1本だけブラックにするなど、さりげない遊び心を備えています。
Photo:Yoshihiro Kamiya
Styling:Takahiro Takashio
Text:Masafumi Yasuoka
【問い合わせ】
ラグ & ボーン 表参道店
03-6805-1630