一周回って、普遍的なアメカジ
第231回目は、カルバン・クライン ジーンズのロゴパーカです。
90年代ストリートの人気を受けて、ロゴ物が注目される昨今。スポーツブランドのそれとともに、外せないのがここでしょう。
カルバン・クラインは、1968年のニューヨークで創業。レディースコートブランドとしてスタートし、現在ではメンズもあわせたトータルライフスタイルブランドとなっています。1990年代といえばロゴ入りのボクサーブリーフも印象深いところですが、今回ご紹介するのは1978年にスタートしたジーンズコレクション。
同コレクションの特徴は、アメリカらしいジーンズスタイルをベースにしながらも、いわゆるバタ臭さを感じさせない都会的なスタイルを提案している点。このスウェットパーカーも、すっきりとしたジャストシルエットになっています。まさにニューヨークブランドらしいといえますよね。2017年には、ラフ・シモンズを迎えた経歴もあり、昨今のストリート人気とともにフォルツァ世代から若者世代まで幅広く人気を獲得しています。
スウェットパーカと同じく、こちらのTシャツもジャストシルエットに。筋骨隆々とした裸の男性が下着を穿いたお馴染みの広告ビジュアルからも分かる通り、やっぱりカルバン・クラインは鍛えたカラダにジャストなサイジングで着るのが似合います。
ナチュラルな色落ちを披露するジーンズ。左はダメージ加工も施されています。トップスと同様に、シルエットは実にスリム。ウエストは、もちろんローライズです。5ポケットのベーシックなスタイルを踏襲しつつ、バックポケットにはトーナルステッチが。
Photo:Naoto Otsubo
Styling:Takahiro Takashio
Text:Masafumi Yasuoka
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カルバン・クライン カスタマーサービス
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