ミリタリー一辺倒からの脱却が、今どきポイントです
MA-1に端を発するボンバージャケット人気は、いまやすっかり定番化しました。確かに、ウエストレングスのすっきりと軽快なシルエットは、スポーツトレンドが続く昨今のファション事情にマッチしますからね。
また、車移動が多いという大人にとっては、実用的にも利があります。さらに言えば、脚長効果が期待できるのも魅力です。定番はナイロン。フライトジャケットが出自となるアイテムだけに、ミリタリーな雰囲気をストレートに楽しむにはナイロンが打ってつけです。
しかし、素材が変われば一転して品良くも着られます。例えばウール素材なら、ボンバージャケットのスポーティな雰囲気を生かしながらも、スラックスと合わせてシックな大人顔にまとめられます。合わせるパンツも、細身ですっきりと、またはプリーツ入りのワイドテーパードでゆったりといった具合に、幅広いシルエットのパンツとバランス良くまとまります。つまり、迷ったらボンバージャケットってことです。
MAISON KITSUNÉ メゾン キツネ
今春のMA-1は、断然タイトが気分です
ボンバージャケットといえば、やっぱりMA-1。光沢感の強いテクニカルサテンがMA-1らしさを楽しませつつ、中綿はなくシルエットはすっきりと。着丈が短めなのも、春らしい軽快感を楽しませます。白のワイドパンツにボーダーを合わせて、フレンチにまとめるのが今季的。
BROOKS BROTHERS ブルックス ブラザーズ
スポーティにしてクラス感ある名門生地製ボンバー
春のライトアウターとして、持っておくとお役立ちなライトグレー。裏地付きですが実に軽やかな着心地は、イタリアの名門ヴィタル バルベリス カノニコ製の生地ゆえ。こんな生地感なら、スポーティなブルゾンも品良く大人顔にまとまります。
REMI RELIEF レミ レリーフ
見た目は武骨で味深いですが、着心地は軽快
ここが作る以上、普通で終わるわけがありません。MA-1でお馴染みの光沢ナイロンは、強度や耐熱性に優れたナイロン66を採用。そこに加工を施し、リアルヴィンテージさながらの生地のヤレ感や色抜けを演出しています。一見武骨ですが、1枚仕立てで着心地は軽快。
Theory セオリー
スラックスともマッチするスタイリッシュな都会顔
その名もシティ・ボンバー。ボンバージャケットのディテールを踏襲しながらも、リブ裾をフロントから無くし、さらにすっきりとした細身なシルエットにすることで、確かに都会的な洗練さを楽しませてくれます。軽量なポリエステル生地は、ストレッチ性も備えています。
Photo:Naoto Otsubo
Styling:Takahiro Takashio
Model : Isao Takahashi(FORZAR)
Text:Masafumi Yasuoka
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