“人間主義的資本主義” をコンセプトに掲げる、イタリアのラグジュアリーブランド「ブルネロ クチネリ」は、僕も大好きで本当によく着ているブランドのひとつです。ファッションだけでなく、利益は出すが危害を与えないで生み出す仕組み、という素晴らしい企業理念を掲げ、ファッションシーンを牽引しています。
ネイビー、グレー、ブラウン、ベージュ、白、サックスブルーといったベーシックで柔らかいニュートラルな色遣いが特徴で、ラグジュアリーな素材を使い、職人たちが一点一点丁寧に作っていて、どの製品もシック。それでいてスポーティというクチネリが創り出した独自のスタイルは「クチネリスト」という言葉が産まれるほど世界的に人気を呼んでいます。
一昨年、ソロメオ村に取材しに行ったんですが、そこは、まるで天国でもあるかのように、働いている人たちが皆、幸せそうでした。かつて「美は救済である」とドストエフスキーが語ったように、クチネリさんはこんなことを言っていました。「簡単に捨てられないものを作りたかった。美しいものは美しい場所からしか生まれない。そして人間が喜ぶことをする……」。
今回、発表された新作も見応えのあるとても素晴らしいコレクションでした。素材や色使いの良さはもちろんですが、細部まで丁寧に作られていて、その背景には職人さんたちの手仕事や連綿と続くイタリア文化を感じられる逸品たちばかり。素晴らしい製品を産み出すだけでなく、作る職人さんや、その製品を作る職人さん達が暮らす村まで再生させ、人々を幸せにし続けるブランドだなんて本当に素晴らしい考え方ですよね。
そんなブルネロ・クチネリ会長 兼 最高経営責任者（CEO）に、今回もお会い出来ました。いつも本当に素敵なんですよね。この日は、ダブルブレステッドのジャケットを、トーンを変えたグレーのパンツで素敵に着ていらっしゃいました。クチネリさん、そして関係者の皆様、いつも本当によくしていただきありがとうございます。スペシャルディナーにもお誘い頂きありがとうございました。
FORZAの視聴者の皆様、最新リポート動画もご期待下さいませ。
そして、そんなブルネロ クチネリの故郷、ソロメオ村に訪れた動画をアップしていますので良かったら見て下さい。コチラです。
あれ？ 何の話をしてたんでしたっけ？ （笑）
hoshiba
