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FASHION オトナの”鉄板定番”ベスト

コンフォート化著しい今こそ、注目です

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男を惹きつけてやまない定番の魅力。しかし、定番ゆえに見過ごし、定番ゆえに買い逃してはいませんか? 知ればあなたの人生を必ず豊かにしてくれるFORZA厳選の「鉄板定番」を、あらためて紐解きご紹介します。

日本の気候、日本人の足型に沿った靴

第222回目は、三陽山長のストレートチップです。

6万9000円(税抜)/三陽山長(三陽山長 日本橋高島屋S.C.店)

ここ20年ほどで、日本における紳士靴に対する認識は大きく変化しました。世界に冠たる名門ブランドの旗艦店が軒を連ねているのが、何よりの証でしょう。しかし、時代はコンフォート至上主義。ビジネスであっても、もはやスニーカーで構わないのではという意見が散見されるようになりました。しかし、本格的な紳士靴が悪いわけではありません。悪いのは、足に合わない紳士靴なんです。

2000年に誕生した山長印靴本舗を出自とし、翌年に三陽山長という名でスタートした同ブランド。その魅力は、言うまでもなく日本にフィットした靴を作っていること。日本人ではなく日本に、と表現したのは、日本人の足型に沿うだけでなく、高温多湿の日本の気候に沿った革の仕上げなども考慮されているから。もちろん、生産は日本国内。各モデルに、和名が付けられていることからも、日本による日本のための靴であることが伺えます。

写真はストレートチップの友二郎。低く抑えたニの甲が、抜群のフィット感を堪能させてくれる木型R2010を採用しています。そして注目は、防水タイプやラバーソールタイプ、幅広のFウィズタイプとバリエーションを豊富に展開していること。本格紳士靴の威厳を保ちながら、昨今のビジネススタイルの現実にちゃんと対応しています。

ストレートチップと同じ、小ぶりなヒールカップ、絞り込んだ土踏まず、低く抑えた二の甲により、見栄えと高いフィット感を約束するラストR2010を採用した源四郎。ダブルモンクに加え、ハンドフィニッシュによるアンティーク調の仕上げが、より重厚感を楽しませます。6万9000円(税抜)/三陽山長(三陽山長 日本橋高島屋S.C.店)
Uチップを採用した勘三郎。見どころは、スキンステッチを駆使している点。厚さ1.数ミリの薄い革の断面に針を通す、言わずもがな高度な職人技を必要とする同技法。ハンドフィニッシュによるアンティーク調の仕上げと共に、本格靴であることを主張します。9万6000円(税抜)/山陽山長(三陽山長 日本橋高島屋S.C.店)

Photo:Naoto Otsubo
Styling:Takahiro Takashio
Text:Masafumi Yasuoka

【問い合わせ】
三陽山長 日本橋高島屋S.C.店
03-6281-9857



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