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FORZA STYLE - 粋なダンナのLuxuaryWebMagazine
昭和なアニキのアニ散歩

京都で昼から、アニスタンド!

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第71回 京極スタンドの女将さんに乾杯

冬の京都の相棒はライナーをつけたソルウェイジッパーと黒羽だ。観光客が多い通りを避け、ひとり鴨川の土手を歩きたどり着いたのは新京極通り。まずは京都酒場の基本と言える「京極スタンド」へ。12:00の開店まであと数分なので待っていると、何人かアニ散歩ファンに声をかけられた。リアルにひとり飲み予定だったのだが、アニ立ち写真を撮ってもらうことに。アニ散歩の連載当初は、このスタイルで、カメラマン無しの1人でロケ取材をしていたのだ。初心を思い出したぞ。せっかくなので写真のお礼に京都のアニサンパー2人と一緒に一献をさせていただいた。これも一期一会の思い出だ。

ミラノから赤羽、そして京都でもレッド・ウィングのフラットボックス。さらにエイジングして育ってきた相棒だ。

いい感じの食品サンプルだ。こっちの方では鶏肉のことを「かしわ」と呼ぶことが多い。ちなみに語源は江戸時代の隠語からきているらしい。

東京出身の俺にとっては浅草の神谷バー的と言うか、ハイカラ的な昭和モダンを感じる。

かなり歩いたので、ルービーを流し込む。昼ビーが最&高! はじめての酒場は、なんとも新鮮でいい。

手書きのメニューを見るだけでニヤけてくる。絵画の舞子さんと目があった。これが京都グルーヴか?

幅が狭くて長いカウンターは、新子安の諸星酒場と同じスタイルだ。大理石ってのが、昭和でイイネ。対面式で座るので人との距離がめちゃくちゃ近く、常連が多い。オーダーはこの用紙に記入するのがスタンドスタイル。逆にドンタス気絶!

まずはハムカツ気絶! シンプルの極みだ。妙にウマい。

さらに、ぶた天! いい感じだ。

ウマすぎる。いつもの酒場とは違う京都グルーヴが俺の中で炸裂する。この空間そのものが心まで酔わせてくれるぜ。

ホルモン焼きは、定食レストラン的なルックス。これも優しい感じでウマい。料理はもちろんだが、モダンな内装に加え、スタッフが全員女性ってのが、アニ気絶ポイント。なんか癒されるこの京女グルーヴというか、注文する度に楽しい。と言うことで女将さんにちょこっとだけお話を伺った。

なんて上品で素敵な女将さんなんだ。よそ者の俺に貴重な写真を見せながら、優しく話してくれた。

俺は、この空間に「モダンな浅草を感じる」と女将さんに話したところ、なんと初代創業者は関東大震災で浅草から京都に移ってきて店を始めたとのこと。衝撃の事実にアニ気絶! 

最初は十銭食堂として、全てが十銭均一のメニューでスタートし、人気となった。

そんな歴史の染み込んだレジは強烈なオーラを発している。

月桂冠とキリンビールが創業からずっと応援してくれたと話してくれた。地元の常連もいれば観光客もいる。食事だけの人もいれば、飲兵衛もいる。新しいお店が増える新京極通りで、ゆっくりと時が流れ、癒される酒場だ。京都ではしご酒するつもりが、あまりに居心地が良く油断して長居してしまった。さてと、ほろ酔いで京都のビンテージショップでもノーカメラでリアルアニ散歩してみるかな。

バブアーのソルウェイジッパー は2クラウンのビンテージ。数あるバブアーの中でも生地がヘビーでインナーを付ければ冬でも快適だ。独特のオリーブカラーと長めの丈、胸の片ポケが気に入っている。ベルトは外して着るのがアニスタイル。

 


Producer/Photo/Text : Eiji Katano


今回のアニキおすすめの店

京極スタンド
京都府京都市中京区新京極四条上ル中之町546
Tel  075-221-4156
https://tabelog.com/kyoto/A2601/A260201/26000665/
営業時間 12:00~21:15  
定休日 火曜
        

 

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https://www.instagram.com/eijikatano/

 







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