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CAR Dr.ノリシゲの妄想ドライブ

【どの車種が人気?】憧れドイツ車を中古車ランキングから読み解く!

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説明しよう! 妄想ドライブとはヴェテラン モータージャーナリスト・ノリシゲセイイチが「このクルマにのったら、こんなことをしたい。こんなところに行きたい。この街道でぶっ飛ばしてチャンネーとこんなことがしたい!」と妄想の世界に遊ぶ気絶コラムである!

中古車人気検索ランキングで紐解く2020年春のお買い得モデル

今回は、ドイツ主要5銘柄を、中古車人気検索ランキングから検証してみました。このデータは2019年12月と、直近1週間のランキングです。中古車を探している人が多い車種は人気があるという証拠です。モデルごとに多少モテ指数は変動しますが、多くの人がよいイメージをもっていることに変わりはありません。

サクサク進めましょう。まず超絶人気のポルシェから。トップ3は、1位911(トップ画像) 、2位カイエン、3位ボクスターという順番。至極まっとうな結果となりました。ちなみにボクスターは現行型718系を含んでいません。

Porsche Cayenne Coupé
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911の売れ筋は今も昔ももっとも買いやすい素の911です。現行型の992型はトレッドが拡大され上級グレードのSとサイズ感も変わりません。よって、特別こだわらなければエントリーモデルがオトクという結論に。

2位はSUVでもマカンではなくカイエンというのが面白い傾向です。中古車市場では物件数が多く年式も幅広い(車歴が長い)カイエンなので、その影響から人気は兄貴分のカイエンとデータが出たのでしょう。いま新車でポルシェSUVを考えるなら、カイエン・クーペがよろしいかと思います(もしくは一番安いマカン)。

Porsche 718 Boxster
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ボクスターが3位なのは、やはり価格的に911より安いからでしょうか。それに加え、カジュアルにオープンカーを楽しむという要素も否定できません。クローズドボディのケイマンは後発のため絶対的に物件数が少なく、新しい分価格もボクスターと比較して高めです。現行型718系はどちらを買ってもいいかなと思います。

ポルシェ ジャパン
0120-846-911(ポルシェ カスタマーケアセンター)

お次はドイツのプレミアム御三家の筆頭、メルセデス・ベンツです。コチラのランキングは、1位Sクラス、2位Gクラス、3位Cクラスという3銘柄でした。

Mercedes-Benz S class
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さすが王者メルセデスというべきか、最上級セダンのSクラスは需要が高く、憧れか、相場か、それとも節税対策かわかりませんが、人気は一番という結論です。よって、新車なら決算期特有の大幅値引き、あるいは、登録済みデモカーを狙うのが得策ではないでしょうか。

Mercedes-Benz G class
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2位のGクラスは本格派のタフなSUVとして知られるところですが、やや大きくなったボディサイズを気にする方もいらっしゃるかと思います。中古車市場を牽引する先代モデルは、四角くメカニカルで無骨な印象が強いデザインが根強い人気要因です。いまならまだ高年式の極上車が買えるので、コレが欲しい方は狙い目です。

Mercedes-Benz C class
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無論、現行型の新車もいいですね。やはり趣味車は高値安定の傾向があります。ただし、指名買いモデルのGクラスといえども、手放すタイミングを誤ると売却時の価格差で損益が出ます。ご注意ください。Cクラスについては完成度と価格のバランス、メルセデス濃度が絶妙かと思いますのであえて触れません。

メルセデス・ベンツ日本
0120-190-610(メルセデス・コール)

BMW 3 series
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日本市場で輸入車販売数2番手に巻き返したBMW。ですが、中古車市場はどうでしょうか。データ上のトップ3は、1位3シリーズ、2位5シリーズ、3位1シリーズと出ました。BMWの3シリーズはやはり最大公約数というか、もっともバリューなモデルかもしれません。Cクラスとともに、このセグメントのベンチマークとなる大変完成度の高いクルマです。

BMW 5 series
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2位には5シリーズがランクイン。意外なデータと思われるかもしれませんが、先代5シリーズなら現行3シリーズと大きさ的に大差ありません。また、中古車だからこそ格上の5シリーズを狙う方も多いのでしょう。新車を買うのなら相応の値引き価格を引き出したいところ。

BMW 1 series
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3位の1シリーズの中古車市場は、後輪駆動の先代以前のモデルが主力となります。現行型は前輪駆動ですから、クルマ好きが低予算でFRモデルを狙っている可能性があります。新車の1シリーズが現状の人気を維持できるか予想できませんが、車両価格を考慮すれば販売数は相応に上るものと思われます。よって、試乗して気に入ればという結論です。

BMW
0120-269-437(BMWカスタマー・インタラクション・センター)

新型車の投入で巻き返し傾向のアウディ。ランキングは、1位TT、2位A4アバント、3位A4がトップ3に輝きました。趣味車のTTが一番とは驚愕ですが、しかし、ブランドに対するカスタマーの期待感、イメージは、このTTがもっとも象徴しているのかもしれませんね。

結論からいえばTTは、アウディブランドの買いのモデルの最右翼です。時期型は開発しないというウワサもあり、大幅な値引きは期待できませんが、欲しい方は早々にご決断を! と申し上げておきます。

2位のA4アバントは、やはりステーションワゴンの印象の強さを物語ります。でも、3位がセダンボディのA4なのですから、予算があればA4から上のモデルを狙いたいという人情を物語っている証しかもしれません。ブランド濃度はアウディならA4以上、BMWなら3シリーズ、メルセデスならCクラスからという評価は一般の方でも理解するところだと思います。やはり市場心理というかマーケットは正直です。

アウディ ジャパン
0120-598-106(アウディ コミュニケーションセンター)

最後はフォルクスワーゲンです。ランキングは、1位ゴルフ、2位ポロ、3位ビートル(空冷)という検索順でした。ザ・ビートルやニュー・ビートルはトップ5圏外に。なかなか興味深いデータです。

VW Golf GTI
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現行型ゴルフは完成度バツグンですがモデル末期のクルマです。昨年末は一声30万円以上……なんて商談ケースもしばしば。在庫数次第で大幅値引き更新中なら大変お得なクルマです。デザインはコッチの方がカッコいい! なんて声もあります。在庫車があればスポーティなGTIがあとあとオトクかもしれません。

2位のポロはサイズ感がいいですね。いまのゴルフじゃ大き過ぎるという方に最適でしょう。気になるのはMCのタイミングです。2018年デビューなので来年あたりにその時期を迎えそう。このポロもGTIだと付加価値が付きます。

フォルクスワーゲン グループ ジャパン
0120-993-199(フォルクスワーゲン カスタマーセンター)

年度末商戦も2月に入れば本格化します。購入資金サポートや特別低金利、オプション割引など、この時期ならではのお得なキャンペーン情報が飛び交います。当コラムで毎度申し上げますが、メルマガなどニュースレターの登録、地元ディーラーのSNSフォローもお忘れなく。クルマは大きなお買い物。中古車市場の人気も参考にオトクなクルマ選びを心掛けましょう。

Text:Seiichi Norishige



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