【オールデンの革靴を解説】タッセルローファーの元祖、オールデンの魅力。

2020.1.10 0

男を惹きつけてやまない定番の魅力。しかし、定番ゆえに見過ごし、定番ゆえに買い逃してはいませんか？　知ればあなたの人生を必ず豊かにしてくれるFORZA厳選の「鉄板定番」を、あらためて紐解きご紹介します。

カジュアルにしてエレガント、つまり粋なシューズ

第216回は、オールデンのタッセルローファーです。

12万4000円（税抜）／オールデン（ラコタ）

紳士靴には様々な種類がありますが、その中でも特異な存在と言えるのがタッセルローファーです。文字通り、ローファーにタッセル＝房飾りを施したもので、紳士靴においては珍しく装飾性を強く意識したスタイルとなっています。そして、そのスタイルを紳士靴として確立させたのがオールデンです。

その誕生は、アカデミー主演男優賞にも輝いたことのある俳優ポール・ルーカスに由来します。彼のオーダーによって、1948年にオールデンが生み出されたのです。揺れ動くタッセルから漂うエレガントかつ色気のある遊び感。映画俳優のオーダーと聞けば、納得ですよね。

写真は現行モデルとなる664。艶やかな光沢を備えるホーウィン社製のシェルコードヴァンを採用することで、タッセルが放つ色気がより印象深くなっています。カジュアルな印象が強いローファーですが、タッセルの装飾性により比較的幅広いシーンにマッチするのがタッセルローファーの魅力。大人のオトコなら、是非とも履きこなしたい一足です。

端然としていながら、どこかオトコ心をくすぐる武骨さが滲む。Vチップの54321を評するなら、そんなところでしょうか。土踏まずを絞り込み足裏に立体的に沿わせることで、疲れにくさを実現したモディファイドラストを採用。ダークバーガンディカラーのコードヴァンが、色気も滲ませます。12万4000円（税抜）／オールデン（ラコタ）