今だからこそ見直したい石油ストーブの魅力とは?
第214回目は、アラジンのブルーフレームです。
当連載では以前におすすめの暖房としてデロンギのオイルヒーターを紹介しましたが、もうひとつおすすめしたいのが石油ストーブです。
石油ヒーターではなく、石油ストーブというところがキモ。オイルヒーターと同じく温風を出さずに暖めるので乾燥知らず。それでいて、オイルヒーターにはない速暖性も備えています。
おまけに灯油を燃焼させると同時に水が発生するため加湿もできるし、お正月ですから天板でお餅も焼けますしね。唯一の懸念点は燃料である灯油の調達。その点は、どの地域でも配達してくれるお店があるはずなのでぜひともお調べいただければと。
いいことずくめの石油ストーブですが、田舎臭い、インテリアと合わないというネガティブなイメージを持つ人も多いかと。ですが今おしゃれな人達の間で話題となっている石油ストーブがあるんです。それがアラジン ブルーフレームです。その人気ぶりは、ビームス別注が即完売になったことからも伺えます。
人気の理由は、ご覧の通りのレトロなデザイン。1930年頃に英国で誕生し、その後マイナーチェンジを繰り返しながらも円筒形に丸窓というベースデザインは変わっていません。日本に上陸したのは1957年で、それ以来、石油ストーブの定番として君臨し続けています。
ブルーフレームという名前のとおり、青い炎が特徴。点火は昔ながらのマッチ式で、青い炎にするために手動で芯の調整が必要ですが、そのひと手間が儀式のようで楽しいんです。
石油ストーブというと気になるのがニオイと一酸化炭素。こちらは点火・消化時ともにニオイの原因となる未燃焼ガスが発生しにくい設計。さらに排ガス浄化触媒を装備し、一酸化炭素やニオイの元となる炭化水素を低減してくれるのでご安心を。写真の左と中央がスタンダードなBF3911。右は、透明な二重耐熱ガラスで覆い、360度どこからでも炎が見えるようにデザインされたBF3912。3つとも馴染みやすいカラーなので、どんなタイプの部屋でもマッチしますよ。
最近はキャンプブーム。キャンプの醍醐味といえば揺れる炎を眺める時間。揺らめく炎をみていると癒やされますよね。でもブルーフレームだったらそんなキャンプの楽しみを自宅にいながら体験できちゃいます。冬キャンプは上級者向けなので、初心者キャンパーは自宅で、このストーブを囲んで鍋をつつく疑似キャンプをお楽しみくださいまし。
Text:Tomomi Nishihara
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