男らしくもラグジュアリーが、大人レザーの選び基準
ようやく寒くなってきました。が、冬本番にはまだまだ。そんな時こそ、レザーアウターの着頃だったりします。読者の皆様においては、タフなライダースを若い頃散々着倒してきた方も多いでしょうが、妙齢になると流石に単に武骨なだけでは様になりづらくなってきます。
それでも男らしいレザーアウターを楽しみたい場合は、メゾンブランドの1着が狙い目です。同じダブルライダースでも、コンパクトなシルエットやムードのあるカラーリング、王道モノにはないデザイン性によって、男らしくもラグジュアリーな雰囲気を楽しむことができます。そんな1着なら、休日カジュアルだけでなくパーティーシーンにだって着ていけますよ。
若い頃に一生モノとして買ったレザーアウターもそれはそれで楽しみつつ、大人になった今は一張羅としてのレザーアウターを楽しんでみてはいかがでしょう。
SAINT LAURENT サンローラン
大人が着て様になるダブルライダースのお手本です
武骨な男の象徴であるダブルライダースを、ラグジュアリーでセクシーな印象に一変させたといえばここ。シガレットポケットといったダブルライダースにおける王道的ディテールを踏襲しながらも、そのシルエットは実にコンパクトでスタイリッシュ。乱暴者な雰囲気など感じさせません。
BOTTEGA VENETA ボッテガ・ヴェネタ
一見して只者じゃないとわかるデザイン性の高さで差別化を
今季のここが作るレザーは、まさしく他に類を見ない独特な世界観を披露。こちらのポリッシュドカーフを採用したバイカージャケットは、それを象徴する1着です。大胆にカーブさせたジップラインとアイコニックなパディング使いが、武骨なバイカージャケットとは一線を画します。
Berluti ベルルッティ
アンティークな色合いが色気たっぷりな空気感を演出
フライトジャケットのA-2を想起させるこちら。大型のポケットやチンストラップに男らしさを覗かせながらも、ここんちお得意のパティーヌ加工がラグジュアリーにしてセクシーな印象を楽しませます。襟に施したハンドステッチも、タフさよりも上質さを訴える1着であることを示します。
CELINE セリーヌ
脱・普通を狙うなら、こんな70sなデザインが狙い目
タフ&ラフではなく、デザイン性の高いライダースを求めるなら、セリーヌが今季提案する70年代スタイルは打ってつけ。こちらはパディッドレーサージャケット。柔らかなラムスキンを採用する中、シンメトリーなチンストラップやジップラインが70年代ライダースを想起させます。
Photo:Naoto Otsubo
Styling:Takahiro Takashio
Model : Isao Takahashi(FORZAR)
Text:Masafumi Yasuoka
【問い合わせ】
サンローラン クライアントサービス 0120-95-2746
https://www.ysl.com/jp
セリーヌ ジャパン 03-5414-1401
www.celine.com
ベルルッティ・インフォメーション・デスク 0120-203-718
https://www.berluti.com/ja-jp/homepage/
ボッテガ・ヴェネタ ジャパン 0120-60-1966
www.bottegaveneta.com