URBAN SUN(アーバンサン)の日本限定モデル
空前のストリートブーム、そしてスポーツブームに乗っかり、スニーカーは今まさに戦国時代。値段やブランド関係なく直感的に欲しい! と思うデザインが巷に溢れかえっているので、私も気がつくと服よりもはるかに多く買い足しています。
とは言え、好みは決まっていて、基本は上質でシンプルなモノトーン。そして、他の人とかぶらないオリジナリティ溢れるデザインがベストなんです。しかし、それだと大体持っている物とかぶるので、ワードローブに新たに加えたくなるような運命的な出会いって、実は少ないんです。
そんな中、久々に「これ良い!」と思えたブランドが、今回ご紹介するイタリア生まれの「URBAN SUN(アーバンサン)」です。
このブランドは、スニーカーだけに特化したイタリアブランドという潔さが何よりも刺さった要因。“ダイナミック”、“力強さ”、“性能”をキーワードとし、90年代のストリートファッションをイメージした大胆なデザインが痺れるんですよね。製造は、世界的に有名なブランドの靴を請け負う、イタリアの靴ファクトリー「Domina Sr(ドミナ・シニア)」。
この工場は、性能の改良を常に行いソールのカスタマイズや、素材の化学研究等も行なっているために、品質の高いプロダクトが完成するんです。ブランディングには、「Sweet Years(スウィート イヤーズ)や「Freedom Day(フリーダム デイ)など有名ブランドを手掛けるイタリアファッション界でも有名なマウロ・ルッソ氏。2017年秋に初めてのコレクションを発表して以来、太陽をモチーフにしたインパクトのあるデザインと上質な履き心地で世界中に広まっています。では、今回私が自腹買いした2足をご紹介しましょう。
まず一足目は、定番モデル「VINCENT(ヴィンチェント)」。カラフルなデザインが多い中で、ホワイトナイロンとグレースエードの渋いモノトーンコンビが気に入りました。全体がシックになる秋冬のカジュアルコーデに、軽快さとラグジュアリーの要素を足元にプラスできるのがポイント。
白Tをインナーに使ったスポーティなスタイルとも相性バツグンです。軽い上に、1日履いても疲れにくい上質なフィット感だから長時間のフライト出張や海外の旅先にも便利。この色とデザインなら流行に左右されることなく、1年中履きまわせるので最初の1足目におススメです。
後もう一足は、新作である「PAUL(ポール)」。「VINCENT(ヴィンチェント)」に比べて、かなり厚底になっており、横から見たソールの形状がインパクト大! モード好きにも刺さる斬新なデザインです。
こちらは、日本限定モデルの希少な逸品。ライニングにリアルファーを使用した贅沢な造りも見逃せないポイントです。暖かさだけじゃなく、足を入れるとフワッフワで気絶するような履き心地。靴擦れなどまるで皆無です。
アッパーには、ツヤ感のある上質なカーフを使用し、カジュアルでも大人の色気を引き立たせてくれます。グレースエットのリブパンに、黒のハイゲージクルーネックニット、そして黒ライダースを合わせるのが、秋冬の鉄板コーデ。スニーカーでインパクトをつけることで、周りとかぶらずに差別化できます。 大人に似合うスニーカーを求め、今後も「URBAN SUN(アーバンサン)」に注目したいと思います。
Photo:Shimpei Suzuki
Text:Satoshi Nakamoto
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株式会社ぜん
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