フェラーリと HUBLOT／ウブロのスーパーコラボとは？

ジュネーブ＝S.I.H.H.速報のときにもお話ししましたが、ウブロはここ数年「プレバーゼル」と称してBASELWORLDに先立ちジュネーブでも新作を発表するのが恒例。ジュネーブとバーゼルの両方で新作を発表するのは、いうまでもなく、たいへんなこと。普通のブランドはやりません。というか、できませんね。

ですが、ウブロはそれを実現し、しかもそのどちらでも魅力的なモデルを多数発表するのが常。つまりウブロは今日の時計界で随一の開発力と技術力をもつ実力者ということ。すなわち、今の時計界でいちばん注目のブランドのひとつなのですね。

さて。というウブロがBASELWORLDで発表した新作がこれら。いずれ劣らぬ大きな魅力のモデルばかりで、本当に気絶しちゃいそうでした。
 

フェラーリとのパートナーシップモデルの最新作で、これまでの「ビッグ・バン」ではなく「クラシック・フュージョン」というのが特徴。フェラーリのデザイナーによるまったく新しいデザインも注目点です。また、昨年発表された新型自社製クロノグラフムーブメント「ウニコ」を搭載するのも特徴。LIGA成形歯車の採用など随所が新しくなっているのが素晴らしい。

このチタンケースのほか、ウブロ独自の18Kゴールドである「キングゴールド」のケースと、さらに3次元に制作されたポリマーマトリックスコンポジット＝PMCの3Dカーボンケースの3種のラインナップです。

 

 

 

1929年に創業したスクーデリア・フェラーリの誕生90周年を記念した、フェラーリとのパートナーシップモデルの最新作。プラチナ、3Dカーボン、サファイアクリスタルケースの3モデルが各世界限定90本で、3本すべてを揃えた「コレクターズセット」も世界限定10セットで用意。ベゼルにF1マシンのブレーキディスクに使われているカーボンセラミックを使用するなど、随所にフェラーリの世界観が体現されているのが魅力。3Dカーボンケースモデルのストラップ素材にはレーシングスーツに使用されている難燃性の合成繊維「ノーメックス®」が採用されているのもクルマ好きには堪らないポイントです。

 

 

 

トノウ型ケースが特徴の「スピリット オブ ビッグ・バン」のコレクションに登場した初のトゥールビヨンモデル。カーボンファイバーにブルーのグラスファイバーを混合し加熱圧縮したフォージドカーボン（鍛造カーボン）のケースが大きな特徴。トノウ型に再設計されたトゥールビヨンムーブメントの幾何学的デザインも素敵です。

また、「スピリット オブ ビッグ・バン」では初めてとなるウブロ独自開発の「ワンクリックシステム」を採用。工具なしで簡単にストラップの交換ができるのもチャームポイントです。

 

「ビッグ・バン ウニコ サンブルー」はイギリス・ロンドンの統合型デザインプラットフォーム集団であるサンブルーとのコラボレーションにより生まれたコレクション。雑誌やアート、ファッション、文学、社会学などをタトゥーと融合＝フュージョンさせたスタイルが、まさに「アート・オブ・フュージョン」をブランド哲学とするウブロの世界観にピッタリなのが魅力です。この「サンブルーⅡ」はその第二世代で、これまでの3針仕様からクロノグラフへと進化。ウブロ独自開発の「ワンクリックシステム」の採用も特徴で、ワンタッチでストラップの付け替えが楽しめます。

 

 

フランスの現代アート作家のリチャード・オーリンスキーとのコラボレーションモデルは、オーリンスキーの特徴であるファセットカットをケースやベゼルにアレンジした、まさに現代アートそのものの美しさを楽しめるコレクション。これはその新バージョンで、オーリンスキーからの要望によりこれまでの45mm径から40mm径へと小型化されたのが特徴。ダイヤルもファセットカットにされているのが注目点で、より洒脱に着けこなせます。

 

【問い合わせ】
ウブロ
03-3263-9566
https://www.hublot.com/ja/

Text：Yutaka Fukuda