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CAR Dr.ノリシゲの妄想ドライブ

この秋を爽快に駆け抜けろ!500万円以内でGETできるFORZA厳選オープンカー!

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説明しよう! 妄想ドライブとはヴェテラン モータージャーナリスト・ノリシゲセイイチが「このクルマにのったら、こんなことをしたい。こんなところに行きたい。この街道でぶっ飛ばしてチャンネーとこんなことがしたい!」と妄想の世界に遊ぶ気絶コラムである!

コミコミ500万円以内!絶滅危惧種の個性派オープンカーに乗ろう!

所有しなくても一度は乗ってみたいクルマ、それがオープンカーです。ところが昨今のSUVブームも手伝って、もはやスポーツカー自体が絶滅危惧種。トヨタがBMWと協業しスープラを、また、スバルと86を開発したように、昔からあるボディタイプのクルマは軒並み低迷しています。

熟成した欧州のマーケットもいまやSUVだけでそのシェアは4割に迫る勢い。また、ハイブリッドからBEVまで、電気仕掛けのクルマも増え続けています。既存の大衆路線のハッチバックさえ減少傾向なのですから、オープンカーのベースとなる2ドアのクルマはレッドリスト最上位でしょうか。

オープンカーの魅力はやはり開放感です。屋根を開け空気に身をさらせば、オートバイにも似た快感、そこに自由を感じます。一方、対するクローズドボディのクルマは自宅や職場など、日常の空気をそのまま背負ってドライブしがちです(特別な意識に変えてくれるクルマは別ですが……)。

というワケで、秋も深まりいまが絶好のオープンカーシーズン。夏は日差しがキツく、冬は寒く、春は花粉が飛ぶのですから、屋根を開けて存分にドライブするなら秋しかありません。中古車市場でもオープンカーの相場は秋と春に上昇(売り手が強気)しますし、消費税アップのいま、思い切って新車を狙ってみましょう。

で、いま新車で買えるオープンカーを探すと、昔と違って選択肢が限られます。消費税もアップしましたので、とりあえず乗り出し価格の上限を500万円と設定し探してみました。

価格的にもっとも安くオープンカーを狙えるのは日本が誇る独自ジャンルの軽自動車です。大枠でいうと車両価格200万円+α。普通車と比較して保険料が安く、買い増しにも最適です。中年になってオートバイに戻るより財布に優しいかもしれませし、家族も説得しやすい……なんて考え方もありますね。

ホンダS660」は小さいながらもミドシップの本格派スポーツカーです。価格は6速MTが 201万7,400円、AT免許で乗れるCVT も201万7,400円とどちらを選んでも同じで悩む方も多いかもしれません。

ホンダ S660
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ボディサイズは全長3,395×全幅1,475×全高1,180mm。ホイールベースは2,285mm。エンジンは660ccの直列3気筒ターボで最高出力47kW(64ps)と規制値上限となります。後方からダイレクトに聞こえるエキゾーストノート。迫力は違いますが気分はフェラーリ……という方もいらっしゃいます。カスタマイズパーツも多く、買ったあとも様々に楽しめる1台です。

もう1台も軽自動車ですが、「ダイハツ・コペン・セロ」がモダンクラシックでいい感じです。セロは現行型コペンの追加モデルで、丸いヘッドライトが先代の面影を残す人気のデザインが特徴です。

ダイハツ・コペン・セロ S
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コチラも趣味性を反映しマニュアルトランスミッションを設定。価格は5速MTが 196万3,500円、7速CVTが 194万1,500円となります。ボディサイズは全長3,395×全幅1,475×全高1,280mm、ホイールベースが2,230mm。搭載する660ccの直列3気筒ターボは最高出力47kW(64ps)。駆動方式はFFですが、そのドライブフィールは楽しいの一言です。

オープンカーといえば、真っ先に思い浮かぶのが初代誕生から30周年を迎えた「マツダ・ロードスター」です。フロントエンジン・リアドライブのFR車。前後重量バランスもよく、スポーツカーのお手本となる巧みなパッケージで「Mazda MX-5」として世界的にも人気のモデルです。

マツダ・ロードスター
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エントリーモデルは200万円台からありますが、レザーインテリアの「Sレザーパッケージ」を選んでも6速MTが315万1,500円、6速ATが326万7,000円というズバ抜けた価格設定も魅力です。クロス地のインテリアで良ければ、さらにお安くなりますよ。

ボディサイズは全長3,915×全幅1,735×全高1,235mm。切り詰めたホイールベースは2,310mmとなりますが、身長の高い方はキャビンサイズ、前後方向に狭く感じてしまうかもしれません。エンジンは全グレード共通で自然吸気の1.5リッター直列4気筒を搭載。最高出力97kW(132ps)です。

輸入車で最安のオープンカーが「smart cabrio BRABUS sports 」です。もともとシティコミューターとして誕生したスマートは、軽自動車より小さなボディサイズが特徴であり美点です。

smartカブリオ BRABUSスポーツ
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初めてスマートを見る方は驚かれるかもしれませんが、実サイズは全長2,785×全幅1,665×全高1,540mmでホイールベースが1,875mm。リアに搭載するエンジンは897ccの直列3気筒ターボ。最高出力は66kW(90ps)ですが、2名乗車ですし十分なポテンシェルを発揮します。

価格は290万円。メルセデスチューナーとして名を馳せたブラバスのスタイリングも特徴です。ちなみに最高出力は80kW(109ps)の高出力エンジンを搭載した「smart BRABUS cabrio Exclusive 」もありコチラは332万円。こだわるなら予算内に収まります。

皆さんご存知世界の名車「MINI 」にもオープンカーがあります。トップグレードのジョン・クーパー・ワークスは予算オーバーの537万円ですが、最高出力100kW(136ps)の1.5リッター直列3気筒ターボ搭載車「Cooper Convertible」が 381万円、最高出力141kW(192ps)の2リッター直列4気筒ターボ搭載車「Cooper S Convertible」が433万円とブツヨク圏内にあります。

Cooper Convertible
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トランスミッションはどちらも7速DCTを組み合わせ、キビキビと「MINI」らしいドライブフィールが味わえます。ボディサイズは全長3,835×全幅1,725×全高1,415mmでホイールベースが2,495mmです。リアにもシートがありますので、前出の4台(2シーター)と比較すれば実用性は高くなります。

アバルト124スパイダー」はシャーシを共有する「マツダ・ロードスター」とよく比較されますが、コチラは最高出力125kW(170ps)の1.4リッター直列4気筒ターボエンジンを搭載。またデザイン上、オーバーハングが大きく見えますが、スポーツ濃度はアバルトに軍配が上がるという意見も。。

アバルト124スパイダー
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価格は6MTが 406万円、6AT が416万円。ボディサイズは全長4,060×全幅1,740×全高1,240mm、ホイールベース2,310mmですが、数値以上に似て非なるクルマといえるでしょう。

最後にお届けするオープンカーは「JEEPラングラー・スポーツ」です。画像にある黒い部分は脱着式。窓枠は残りますがコレを外せば立派なオープンカーです。そのスタイルは戦時下のシープそのもの。

JEEPラングラー・スポーツ
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コチラはカタログモデルですが、2ドアモデルは受注生産車。よって指名買いのコアなモデルだけに値引きは期待できません。でも、街を走ればかなり目立つ存在で特別感があります。価格はコミコミだと今回の予算をわずかに上回りますが、478万5,000円はかなりお値打ちです。

ボディサイズは全長4,320×全幅1,895×全高1,825mm、ホイールベース2,460mm。エンジンは自然吸気の3.6リッターV型6気筒を搭載。最高出力は209kW(284ps)ですが、V6なので上質感も味わえます。トランスミッションは8速ATです。

今回取り上げたモデルのいくつかは生産終了のウワサも飛び交います。絶滅危惧種の化石燃料エンジン搭載オープンカー。いまのうちに思い切って乗っときましょう。人生を変える愛車となるかもしれませんよ。

Text:Seiichi Norishige

■Mazda MX-5 - Arctic Drive

 


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