気になるMAZDAは美味しいライフスタイルカー?!
最近、ジワるクルマの筆頭格がジャパン・ブランドのマツダです。同社は2019年春頃から車名を海外名と統一。その一例を記せば、日本では「アクセラ」として販売されていたモデルが、フルモデルチェンジのタイミングで「マツダ3」に車名変更。この流れは時間の経過とともにすべての乗用車で行われます。
MAZDA 3
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近年のマツダの特徴はデザインに注力していることです。2010年に打ち出したデザイン哲学「魂動(こどう)-SOUL of MOTION」のもと、「生命感あふれるダイナミックなデザインでクルマに命を与える」とし、普遍的な価値を、エレガンスを追求しています。
そんなマツダの最新モデルが9月20日から受注が開始されたクロスオーバーSUVの「マツダCX-30」です。輸入車贔屓の方から見ても、十分に合格点をいただけるのではないでしょうか。昔から欧州で評価されてきたマツダらしい、デザインコンシャスな一台だと思います。
前出の「マツダ3」も大人の審美眼に叶ういいデザインで、セダン、ファストバックともにブツヨクをそそるモデルです。しかし、3車となればスペック紹介で終わってしまいそう。よって、今回はトレンドの一翼であるクロスオーバーSUVの「マツダCX-30」のみスペックをご紹介します。
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【MAZDA CX-30】
ボディサイズ:全長4,395×全幅1,795×全高1,540 mm
ホイールベース:2,655mm
最低地上高:175mm
※グレード、装備内容で数値が異なることがあります。
この手のSUVで気になるのが車幅と車高かと思いますが、このサイズならマンションのパレット式や出先で立体式パーキングしかなくても駐車に困ることはありません。また、背の高いSUVやミニバンがふらつくような横風でも、ビギナーが安心してドライブできるサイズかと思います。
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パワーユニットは最高出力156ps(115kW)の2リッター直列4気筒ガソリンと、最高出力116ps(85kW)の1.8リッター直列4気筒ディーゼルターボの2機種。追って、2020年より次世代型2リッターガソリンエンジン(SPCCI=火花点火制御圧縮着火式/スカイアクティブX 2.0)が投入されます。
組み合わされるトランスミッションは6速ATで、ガソリンエンジン搭載車にはMTも用意されます。駆動方式はFFとAWD。ラインナップは豊富で10グレードもありますので、カタログとにらめっこするのが楽しいモデル構成です。消費税10%施行後の車両価格は239万2500円~371万3600円。
マツダの企業戦略とその躍進ぶりは多くの経済メディアで取り上げられるほどですが、ワタシが注目するのは認定中古車販売のテコ入れです。同社は、状態、年式、走行距離に応じて「マツダ認定U-carプレミアム」と、「マツダ認定U-car」の2つにグレード分け。また、加修歴のある個体は基本的に販売しません。この取り組みは商品力と相まって、結果的に下取り金額の相場を支えます。
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輸入車=高級車という図式はすべてのモデルに当てはまるものではありません。輸入車が高額だったのは、そもそも戦後の固定相場制の影響が大きく、また未成熟だった日本の自動車産業の名残ともいえます。
ブランド力はまだまだ輸入車に軍配が上がります。とはいえ、魅力的なモデルも存在するジャパン・ブランド。審美眼を養って、自分だけの魅力的なライフスタイルカーを見つけてください。
Text:Seiichi Norishige
マツダ
0120-386-919(マツダコールセンター)
■「MAZDA CX-30」国内発表会